2010 AUTOBACS SUPER GT第4戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが、6月20日、セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)で行われた。GT500クラスはNo.12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)が優勝。GT300クラスはNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼組)が優勝を果たした。
□決 勝 天候:晴 | コース:ドライ | 気温34℃ | 路面温度41℃
GT300クラスで優勝したNo.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7は、スタートを谷口信輝が担当。予選2番手から、オープニングラップではNo.33 HANKOOK PORSCHE(影山正美)にかわされ3番手に下がるが、9周目にはタイヤがグリップダウンしたNo.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430(田中哲也)をかわし2番手を回復。さらに15周目にはNo.33影山をも抜き返し、トップに立つ。
27周目にピットに戻ったNo.7は、いつものタイヤ無交換作戦は採らず、4本交換。折目遼に交代して、暫定6位でコースに戻る。その後、全車のピット作業が終了するとトップに復帰。終盤はサスペンションにトラブルを抱え、ペースダウンを余儀なくされたが、そこまでに築いたマージンが大きく、ポジションを守りきった。
No.43 ARTA Garaiya
No.7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼)は開幕戦鈴鹿以来、今季2勝目。セパン戦では特別戦も含め、通算5勝目となった。
2位に入ったのはNo.43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一)。予選5番手から、スタート担当の新田が粘り強く予選上位陣を追走する。ピットイン直前、最後列から追い上げてきたNo.2 I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden(加藤寛規)と接触してしまうが、大きなダメージはなく、そのままピットに戻って高木真一に交代した。
No.66 triple a Vantage GT2
この時点ではNo.11 平中克幸、No.33 木下みつひろ、そしてNo.74 COROLLA Axio apr GT(井口卓人>国本雄資)らが前方にいたが、No.11 平中は、前半担当の田中同様、徐々にペースダウン。さらにNo.33にNo.74が接触し、No.33はリタイア、No.74はドライブスルーペナルティでポジションを落とし、No.43高木が2位を回復した。No.43 ARTA Garaiyaは、第3戦富士につづき連続2位となった。
3位はNo.74 COROLLA Axio apr GT(井口卓人/国本雄資)。ポールポジションだったNo.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430(田中哲也/平中克幸)は、タイヤのグリップダウンに苦しみながらも、なんとか4位に滑り込んだ。