7月25日、2010 AUTOBACS SUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」はスポーツランドSUGO(宮城県)で決勝日を迎えた。決勝日朝のフリー走行が、9時10分から45分間行なわれた。
□フリー走行 天候:晴 | コース:ドライ | 開始時:気温29℃/路面温度36℃>終了時:気温32℃/路面温度42℃
決勝日朝のフリー走行は9時10分から45分間。上空はやや雲が多かったものの、気温は終了時に32度まで上昇。前日同様の暑さの中でのセッションとなった。
セッション開始から9分、最終コーナー立ち上がりでNo.38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路)とNo.27 NAC衛生コムLMP Ferrari(山岸大)が接触。2台ともアウト側のガードレールにクラッシュし、赤旗中断となってしまう。ドライバーは無傷だが、マシンはともに大きなダメージを負っており、決勝までに修復が間に合うかどうかは、まだ不明だ。
このクラッシュの前、No.38 立川は1分18秒872というタイムをマーク。トップに立っていただけに、無念の事態となってしまった。
再開後、No.12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生)、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲)らが次々とトップタイムを更新。最終的にはNo.23 本山がマークした1分18秒112が、このセッションでのGT500クラストップタイムとなった。23号車は、これで今週末全セッションでトップ。昨年に続くSUGO戦2連覇、そして今季初優勝に向けて上々の手ごたえを得ているようだ。
2番手はNo.8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン)、3番手はNo.35 MJ KRAFT SC430(石浦宏明)で、このセッションでのトップ3は3メーカーの車両が分けあった。
GT300クラスでは、No.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430(平中克幸)が1分25秒080でこのセッションのトップ。練習走行、予選を通じてトップを占めてきたNo.2 アップル・K-ONE・紫電(加藤寛規)が1分25秒433で2番手となった。
3番手はNo.46 アップスタートMOLA Z(横溝直輝)。80kgのウェイトハンデを搭載しながら、決勝セッティングはうまくまとまっているようだ。
なお、予選でマシントラブルのために通過基準タイムをクリアできなかったNo.666 BOMEX LIAN BOXSTER(山下潤一郎)は、このセッションでの走行の結果、決勝出走が認められることになった。また、No.27はこのセッションのNo.38との接触(危険なドライブ行為)により、決勝スターティンググリッドが最後尾となった。