GT500 クラス | 優勝
No.17 KEIHIN HSV-010
予選は、広大君が経験不足もあって、うまくまとめられずに10位で終わってしまいました。でも、クルマのポテンシャル自体は十分にあったんで、決勝では行けると思っていました。
決勝は、スタート直後からクルマの調子が良くて、タイヤの選択もバッチリだったので、着実に順位を上げよう、と。ただ、前を行くクルマが遅かったので、早めに所定のピットインを行いました。
残り10周くらいからは(みんなのいる)ピットでは見ていられなくて、トレーラーの中で勝利を願いながらモニターを見て、ピットと広大君の無線を聞いてました。ゴールシーンは、けっこう鳥肌が立ちましたね。ホントに運が良かったです(笑)。
次の鈴鹿は距離が(700kmと)長いですから、予選も重要ですが、決勝で安定したラップで走れるようセッティングをミーティングを重ねていきたい。それで、今日みたいないいレースができるようがんばりたいです。
決勝レースは、前半、年弘さんが順位を上げてくれ、非常にいいペースだったので、マシンのフィーリングも良いのだろうと思いました。(自分に)代わってからは慌てず最後まで攻めようと思いました。走り出してからは前へ前へと追い上げるだけでした。トップに23号車がいる時は、まず(目前の)小暮さん(18号車)を目標にして、自分もペース的に余裕があったわけではないので、うまくGT300をクリアして、早く追い付こう、と。GT-R(23号車)が止まり、小暮さんがトップとわかってからは、何度か抜こうとチャレンジしたんですが、うまくいきませんでした。(77周目の最終コーナーでの仕掛けは)別にリスクを負って抜こうと思ったわけではないのですが、少し(気持ちが)入り過ぎちゃった。でも、それでぶつかっちゃってもいけないので、そこで仕切り直して抑えていこうと思えました。
最後は(18号車の目前に)GT300のクルマがいなかったら抜けなかった。あれは狙っていたわけではなく、本当に運が良かっただけだと思います。
次の鈴鹿ですが、僕らは(決勝)レースには自信があるのですが、予選で前に行くという課題が残っているので、これをクリアしつつ連勝を目指してがんばります。
GT300 クラス | 優勝
No.2 アップル・K-ONE・紫電
僕が走っていた時も雨がぱらついて、そういう意味でもピットインを延ばしたんですが、濱口さんに代わってからも雨が降ったりして、正直落ち着いて見ていられなかったです。ただ、ラップタイムはコンスタントで、モニターで見る走りもずいぶん落ち着いているみたいだったので、まあハラハラ半分、安心半分で、楽しみながら見てました。
次の鈴鹿は濱口さんに加え、(オーナーで昨年までパートナーだった)高橋(一穂)さんが出る予定なので、シリーズだけなく僕たちにとっても大事なレースになります。長いレースなので何が起こるかわからないですが、ベストを尽くしてがんばります。
ここまでの今シーズンのレースで不運が続いて、経験が少ないのに4戦中2戦もレースで乗れないという状況でした。ですから、このレースで加藤さんがマージンを作ってバトンを渡してくれたのですが、経験もないし、GT500の抜かれ方とか不安はたくさんあって、最後の最終コーナーを抜けるまでは、まったく気が抜けないレースでした。
ここまで悔しいレースが続いたので、ゴールしたときは、本当に久しぶりにうれしさがこみ上げてきましたね。
開幕の鈴鹿は僕も加藤さんも1周もしないで終わったレースだったので、今度の鈴鹿こそきっちりレースをして、結果を出したいです。