GT500 クラス | 優勝

No.1 PETRONAS TOM'S SC430

脇阪寿一
もてぎで行われたタイヤテストで、セッティングの方向性やタイヤも決められてベスト(の状態)で来たのですが、土曜の練習走行でロッテラー選手がコースアウトしてしまい、(セッション)最下位からのスタートでした。でも、チームの士気は高く、走るごとにクルマが良くなってきました。予選もロッテラー選手がちょっと力んであの位置でしたが(クルマ自体には)手応えがありました。僕のスティントでの小暮選手とのバトルは、僕ならチャンピオンになれるなら2位キープでいいと思う。だけど彼は優勝にこだわってすばらしいファイトをした。そんな小暮選手をすばらしいと思うし、僕もそういうチャレンジをしなければと感じました。また今回がGT参戦101戦目で、新たな気持ちで挑みました。また、若い頃のような(アグレッシブな)気持ちで、ファンに喜んでもらえるような走りをしようと思いました。レースはがんばっても結果が伴わないこともあるんですけど、今日のような結果を与えてくれたレースの神様に感謝したいです。
アンドレ・ロッテラー
レースではいいスタートを切れて、楽しく走れました。最初はホンダ勢が速いと思いましたが、途中でペースダウンしてきたから17号車、18号車を抜けました。自分の目標を果たせたと思いました。レース後半の脇阪選手はタフなレースをしましたね。ラスト2周は白髪が増えるかと思いましたよ。シーズンの最後に勝ててうれしく思いました。チームメイトとチームのみんなに感謝したいです。


GT300 クラス | 優勝

No.3 TOMICA Z

星野一樹
昨日(の予選では)柳田選手が神がかりのようなすばらしい走りでポールを獲ってくれました。スタートを担当する僕にとっては最高のプレゼントでした。だから、今日は僕がどれだけマージンを取ってこれるかを考えてました。最初から毎周、毎コーナーでプッシュして、集中して、タイヤ無交換もあり得たので、タイヤもいたわって走りました。なんとかマージンを作って渡せたので良かったと思いました。柳田選手はいつも前を抜いて順位を上げてくれるので、絶対やってくれると思いました。レースの最後は1年の出来事がこみ上げて、ちょっと涙ぐんでしまいましたね。
柳田真孝
大量のマージンがあったので、今年で一番楽なレースをさせてもらいました。星野選手は100%の仕事をしてくれました。父親(星野一義氏)譲りの全開走行でしたね(笑)。僕は今日、走ってるだけでよかった。終盤はGT500のトップ争いを間近で見せてもらったなぁと思えるくらい(余裕があった)でしたよ(笑)。終盤はリードもあったし、(タイトルが獲れるという)状況もわかっていたので、何事もないようにと(意識して)走ってました。集中しなきゃと思ったんですけど、結構いろんなことを考えてしまいましたね。それほど楽だったんです。