GT500 クラス | 第2レース優勝

No.6 ENEOS SC430

伊藤 大輔
 今日は普通にスタートすれば問題ないかなと思っていました。まずはタイヤが一番の心配だったので、あまり後ろを走ることによってダウンフォースを減らした状態でタイヤにダメージを与えたくないなという思いはありました。それが結果としてひとりで逃げれる形になったので、ホッとしました。でも(レースが)ラクな展開になるなんてことは思ってませんでしたよ。
 昨日もそうでしたが、逃げるクルマは必ず途中でタイヤのグリップダウンがどこかでくるもんなんです。(レース1優勝の)リチャード(・ライアン)もそうだったと思うし、僕としては彼のタイム推移を見ることができていたので、確認しながら走っていました。その中で一番怖い存在が(2位になった)35号車の大嶋選手でした。昨日のレースでも、35号車は終盤のタイムアップがすごくよかったんです。だからチームでも(後方の)大嶋選手が来るだろうから、踏ん張れ、と。案の上、みるみるうちに後ろに来ましたからね。一方で18号車(小暮卓史)は、追ってはきましたけど、たとえ横に並ばれても普通に走っていれば大丈夫だと思っていました。向こうもタイヤがキツいように見えましたしね。
 今日は自分の勝利でもありますが、シリーズタイトルが獲れず、悔しい思いが強かっただけに、勝ったときはホッとした気持ちが大きかったです。

GT300 クラス | 第2レース優勝

No.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430

田中 哲也
昨日、平中選手が勝ってプレッシャーもあったんですけど、無難なスタートが切れて(1周目を)無難に帰ってこれたから、それでなんとかなるかなと思いました。昨日の平中選手の1周目(に10番手以下にまで順位を落としたの)を見ていたので、どうなるか緊張したんですけどね。今年1年ずっと苦労していたんですが、ここで2連勝といういい締めができたのでホントにうれしいです。ここ10年、一度も表彰台に上らないシーズンはなかったんですよ。その記録が切れずに済んで、ホントによかったです。