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2005 Round1
FAN FORUM | インサイドレポート・ネットワークエディション
2005 SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット
2005-03-26 予選日
2005-03-27 決勝日
Qualifying Day Report
■トピックス
◎2004 JGTC規則から2005 SUPER GT規則への主な改定点
※《》内は2004の規則
○車両規則
・最低地上高50mm 《45mm》
・ヘッドライト:GT500/白、GT300/黄。パッシングでの交互点滅の禁止
・エンジン搭載位置補正:Fミドシップおよびミドシップ:0kg、R:-15kg 両クラスとも同じ
《ミド:+50kg/Fミド:+25kg/R :0kg=GT500》
・リストリクター:GT300/2001cc以上のNAが1段階絞られる=ターボと同じに
・前面投影面積補正:最大 GT500:+30kg/GT300:+15kg《+40kg/+20kg》で4段階《6段階》
○競技規則
・参加登録GT-Aへ《登録はJAF》
・車両:ルマンGT、SCCA GTが追加
《ル・マンGTは98年以前のル・マンGT2、99年以降のル・マンGTS、GTのみ》
・ペナルティ、ドライブマナーなどはSUPER GTレースディレクターが競技長と協力して判定を行う
《競技長が判断。GT-A競技アドバイザーが必要なら助言=内規》
・ウェイトハンデ:GT300の最大累積重量100kg 《80kg》
・ウェイトハンデ:シーズン中に一度引き下げ措置(ウェイトハンデ)を受けた者は、
性能引き上げ措置を受けられない。 《ウェイトハンデを受けながらリストリクタの軽減を受けられた》
・GTAモラルハザード(ドライビングマナー)の規則、罰則の規定化 《従来は内規》
・チャンピオンゼッケンの明文化。GT500:No.1/GT300:No.0 《従来は総合のNo.1のみ》
・エンジンチューナー・タイトルの廃止
○スーパーラップ方式の予選
・昨年の規定から予選の方式は(規定の範囲内で)各ラウンドごとに特別規則で設定できた。
今季も同様であり、各ラウンドの特別規定で選択できる。
・GT-Aは、今季の第1戦でスーパーラップを採用し、ファンの反応とエントラント、
各主催者の意見を聞き、今後のラウンドでも継続することを検討している。
■予選1回目
◎No.22 モチュールピットワークZ、予選1回目でトップタイム
ミハエル・クルム
「予選2回目のスーパーラップは午後3時を過ぎてからになるし、ボクたちがアタックにいくときにはすでに気温が下がってしまって、タイヤもよりスライドするようになるから、どのチームだってポジション的に(スーパーラップ出場車のなかの)上位ではなく中盤以降にいるほうがいいと思っているんじゃないかな。タイムを出さないように走る作戦なのかどうか、よそのチームのことは知らないけれど、今回の予選方式がこのようになっているんだから、しかたないよね」
◎No.30 RECKLESS MR-S(予選1回目GT300クラストップタイム)
佐々木孝太
「クルマがいいか悪いかと言われたら、まだそんなによくないですね。コーナーの飛び込みでオーバー、出口でアンダーという感じです。トップだったのは、誰もいい条件で走っていないなかで、ボクだけがちょっとがんばったとか、コースに出たタイミングがちょっとよかったとかでしょう。赤旗のタイミングもウチにとってはよかったです。ブレーキの焼入れに思ったよりも時間がかかって、アタックする予定が遅れていたんですよ。赤旗のあとアタックに入ったときも、ブレーキの効きはあまりよくなかったので、そういう問題も午後までには改善したいですね」
◎No.1 ザナヴィニスモZ、予選1回目はクラス2番手
本山 哲
「(タイムは)ぼちぼちですね。昨日天気が悪かったので、セットアップを今日の天候に合わせきれてないですね。でも、シーズンオフのあいだにセットアップしてきて、ベースとしては悪くないんで、午後はもう少しコンディションに合わせたセットが出せればと思います。チームメイトではありますが、(午後には)なんとかクルムの前に出たいですね」
◎No.8 ARTA NSX、予選1回目3番手
伊藤大輔
「路面は悪かったですね。全体にサラッとしていて、滑りやすい。クルマもその影響でオーバーステアが出る状況でした。アタックは、最初(1分)25秒1が出て、その次のラップが一番よかったんですけど、バックストレッチ手前で1台コースアウトしているマシンがあったので、そこで(アクセルを)緩めてしまいましたね。とりあえずスーパーラップ進出の10番手以内を目標にしていたので、3番手だったのはいいんですが、22号車とのタイム差が大きいのは気になりますね。スーパーラップは、みんな条件は同じですけど、タイヤが冷えている状態からの計測2周目はキツいと思います。スーパーラップのころには気温が下がってくると思うので、後半出走だと損する可能性もありますが、そのなかでベストをつくすしかないので、とにかくがんばります」
◎No.36 DYNACITY TOM'S SUPRA、予選1回目4番手
土屋武士
「アタック時には、ちょうど(タイヤが)おいしいところで引っかかっているので、タイムはもう少し上げられたと思います。でも22号車の1分24秒ゼロはちょっと見えないですね。路面がすごく滑りやすかった。クルマも路面に左右されて、アンダーもオーバーも出ていますけど、それはみんな同じような感じだと思います。スーパーラップに向けてタイヤの温まり方を見たけど、計測2周目ではとても踏んでいけないっていう感じでした。だから、スーパーラップも新品でいくのはムリだと思います。2回目の(最初の)15分でスクラブする(表面を削る)しかないでしょうね。2月のテストでロングランもしているし、タイヤ選びも終わっているので、その点では心配ないんですけどね。ポジション的には悪くなかったと思いますし、とにかく1回目はスーパーラップへの準備が大事だった。初めてのことなのでわかりませんが、100%までグリップが出ていないタイヤで、どうタイムを出すか。がんばります」
◎No.0 EBBRO M-TEC NSX、予選1回目クラス2番手
黒澤治樹
「昨日雨が降ったので黄砂やホコリの影響があるんだと思いますけど、路面が滑りやすかったですね。クルマにも多少アンダー/オーバーがありましたけど、たぶん路面の影響だと思いますし、そのなかではアタックもうまくまとめられたと思います。赤旗は、1回ストレートを通って、これからアタックに入ろうかなというところで出ました。だから、赤旗後もニュータイヤのおいしいところは残っていましたし、うまく1周まとめられた。最善の走りをできたと思います。スーパーラップでも6番手以内に入って、(決勝)スタート時のゴチャゴチャに巻き込まれないようにしたいですね。クルマが重いぶんカツカツですけど、がんばります」
◎No.19 ウェッズスポーツセリカ、予選1回目クラス3番手
加藤寛規
「ドライでは今日はじめて走りました。路面はあんまりよくなかったみたいですね。オレはドライで走ってないので、こんなもんかな、セッティングをもっとしなきゃなと思ったんですけど…。走っているあいだはすごくホコリっぽくて、花粉症でクシャミが出るぐらい。走行中にクシャミするなんて集中力が足りないって怒られましたけどね(笑)。セッティングはレース用のままだったからアンダーっぽかったんですけど、かえってそれがよかったのかもしれません。赤旗は、ピットアウトしてストレートを1回通ったあとに出たので、影響はなかったです。それもちょっとオイシかった。5〜6番手かと思っていたんですが、周りも思ったほど上がってきませんでしたね。でも、あまり周りは気にしていません。それよりももっとテストしたいと思いますし、ボクももっとクルマに慣れないとダメですね。ベストタイムが出ているのは計測4周目。スーパーラップでは2周目だから、がんばるしかないという状況です。ウェイトを積むのならポールを獲るしかない。クルマはちゃんとしているし、去年のデータも生きているので、レースには自信があります」
◎No.31 APEXERA MR-S、予選1回目クラス4番手
田中 実
「バリバリじょうずにタイヤを温めて、さぁアタックにいこうと思ったら、赤旗が出てしまいました。赤旗後は1回熱を入れてタイヤが温まりやすかったのですぐにアタックにいこうと思ったら、目の前にコルベット(No.913)がいて、2コーナーでインから抜いていくかたちになってしまった。それでも1分32秒1のタイムが出ていたので、続けてもう1周いこうと思ったら、今度は2コーナーで自分が横を向いてしまったので(アタックを)止めました。でも残り時間がまだ少しあったので、そこでクールダウンして最後の周に賭けました。それで(1分)32秒フラットまでいったんですけど、タイヤ的にはもうキツかったですね。ポジションは4番手でしたけど、でもフェアレディZ(No.13、No.46、No.47)とか、わざとアタックしてませんからねェ。だってZは、これでタイムを出したら、(レギュレーション変更のために)せっかく使った政治力がムダになるじゃないですか(笑)。そういう(変更の)影響でフェラーリ(No.10、No.11)とかガライヤ(No.43)、M-TEC(No.16)は(タイムを出すのは)キツかったと思いますよ。ウチがそんなにいいわけじゃないと思うんですよね」
◎No.43 ARTA Garaiya、予選1回目クラス5番手
新田守男
「重いっす。バランスもよくない。っていうか、テストの状況を再現できません。昨日はあんなコンディションだったからセッティングも見られませんでしたし…。(テスト後に車重が重くなることになって)今までやったテストの意味がまったくなくなって、ゼロからスタートしないといけない状態だったので、アタックよりもロングランのセッティングをするほうが重要でした。今年の予選(スーパーラップ)形式も、お客さんにとってはいいんだと思いますけど、ボクたちにとっては数少ないテストのチャンスがより少なくなるような気がします。プライベーターはテストを何回もできないので、予選もテストという位置づけですからね。だから、いろいろな条件でしんどくなるなと思っています。真一が乗っているときに(車両の後部が)燃えた原因は、ドライバーにはわかりません。でも、配線が燃えてしまっているので、スーパーラップには出られないでしょうね。今、(スーパーラップを)どこで観戦しようかなぁって考えているんですよ」
高木真一
「燃えているのはぜんぜんわかりませんでした。匂いもしないし、ミラーでもぜんぜん見えないんですよね。後ろにいた山野さん(No.30)が燃えているのを発見してくれて、チームに無線で伝えてくれたので助かりました。すぐにピットインしろって言われたんですけど、いろいろ考えましたねェ。こういうときもピットレーンのスピード制限は守らないとダメなのかなぁ、とか。罰金はドライバー持ちなので、制限速度は守りましたよ(笑)。止まってからも、すぐに降りると煙がいっぱい来てしまうかなって思ったので、しばらく乗ったままでいました(笑)。すぐにまた走るつもりもあったし…。でも(無線で)燃えてるって聞いたときに、ヤバイと思ってバイザーはすぐ下ろしましたけどね(笑)」
◎No.6 エッソウルトラフロー スープラ、予選1回目は11番手にとどまる
脇阪寿一
「クルマのバランスも悪かったんですけれど、さっきは黄旗がいっぱい出てたでしょう? 減速して1周走って、あらためてアタックにいったらまた黄旗が出ていて…。アタックできるコンディションが確保できなかったということですね。タイヤも温まりにくかったから、ゆっくり走って温めて、最後にドンッといこうと思ったら、そのタイミングも合わなかった。今年は、クルマのポテンシャルを考えると、最初からいきなりいってしまうんじゃなくて、徐々に徐々に調子を上げていく予定なんです。レースもシーズンもね。だからそんなに気にしてません」
◎No.62 WILLCOM ADVAN 350R、右後輪のトラブルでストップ
柴原眞介
「アタック前の計測2周目だったと思うんですけれど、右リアタイヤにトラブルが出てしまいました。スローパンクチャーかもしれないし、プッシュロッドかもしれない。まだクルマが戻ってきていないのでなんとも言えないんですけれど…。木曜日に植松くんがちょっと大きなクラッシュをして、リア周りを全部交換したので、その影響かもしれません」
◎No.77 クスコスバルADVANインプレッサ、アタックラップにコースアウト
谷川達也
「アタックラップ1周目にコースアウトしてしまいました。タイヤがまだ十分に温まっておらず、マシンバランスもまだ取れていなかったんですが、ガンバってアタックしていたんです。そうしたらバランスを崩してしまって、コースをまちがえてしまったということで(苦笑)。勢いで頭を打ってしまいました。マシンはフロントバンパーから足にかけてちょっとようすを見ないと…。予選2回目に間に合えばいいと思いますが、まだわからないですね」
◎ニューマシン No.913 K-stadium ADVAN CORVETTE C6
福山英朗
「木曜日はパーツが間に合わず走れなかったんです。(シェイクダウンの)鈴鹿のテストで5〜6周しただけですから、(今回も)全力走行はできませんでした。クルマは最新のレーシングカーではなく、懐かしい動き。ポルシェとも違うし、9500回転まで回っていたストックカー(NASCAR)とも違う。4500回転ぐらいがピークトルクの、中低速域型のエンジン特性ですね。すぐ勝てるとは感じていませんが、GT300にも自動車メーカーのエキスがたっぷり入ってきた流れのなかで、こういったアプローチも通用する、十分戦えるっていうことも今のGTには重要なんじゃないかな。鈴鹿では、それができるんじゃないかという感触を持ちました。FIA-GTのレギュレ−ションに合わせておもしろい選択をして、ここまで間に合わせてくれたチームの人のためにも、ちゃんとしたかたちでフィニッシュしたいですね。まずはクルマの特性に合っている岡山で完走。シーズン半ばにはシングルフィニッシュをして、ポイントを取る常連になれれば、すごくいいんじゃないかなと思っています」
■予選2回目
◎No.1 ザナヴィニスモZ、予選2番手に甘んじる
本山 哲
「順調ですよ。もちろんクルムのタイムを更新するつもりではあったんですが、コンディションと(タイムを出すための)いろんな要素が、ボクよりもクルムのほうに合ってたということじゃないでしょうか。スーパーラップは、ドライバーとしてはおもしろいものですね。お客さんにもわかりやすいし。ただ、今回に関してはこの気候にこの路面、この気温でしょう? これがGTのタイヤにとってはホントのパフォーマンスを出せない状態でしたね。ドライバーとしては、タイヤがベストな状態でお客さんやスポンサーにいい走りを見せたいんで、その部分では今回は物足りなかったかもしれませんね」 出川洋監督「午前中の予選でワンツーを取って、チームメイト同士が2台一緒に(スーパーラップを)走れてたというのが一番大きかったと思います。明日、フロントローから2台がスタートを切ることになりますが、まだ開幕戦の予選が終わったばかり。ひとつのステップは上がることができたのと、チームで3ポイント取れたということだけです」
◎No.25 ECLIPSE ADVANスープラ、3番手グリッドを得る
ドミニク・シュワガー
「3番手になれたのはうれしいね。予選1回目から考えたらものすごくポジションをアップさせることができたから。でも満足はしていない。2台のフェアレディZのタイムを見たらね…。1回目には、タイヤが一番温まったときに黄旗が出ていたので、ベストのタイムを出せていない。それがなければ、スーパーラップももう少し後に出走できたし、そのほうがもっと上にいけた可能性もある。計測2周目ではやっぱりタイヤが温まりきらなかった。ボクたちのタイヤは他のメーカーと比べて温まりが早いと言われてきたし、実際去年はそうだった。でも今年は、温まりのよさを多少犠牲にしてもレースでコンスタントにタイムを刻めるタイヤを目指して開発してきたんだ。だから今年は、温まりという意味では去年ほどじゃない。それでも、他メーカーと比べれば少しはアドバンテージがあるのかもしれないけど。まあ、それでもポジションは3番手だし、明日はここからいいレースができるようにがんばるよ」
◎No.32 EPSON NSX、スーパーラップで4番手にジャンップアップ
アンドレ・ロッテラー
「すごくラッキーだね。うれしいよ。予選1回目は、ダンロップのタイヤに合わせてセッティングをいろいろトライした。温め方なんかも考えながら走ったよ。ボクたちはダンロップのタイヤについて学んでいる途中だからね。でも、アタックにいったときには車高がちょっと低過ぎたのか、底を擦ったりしていたんだよね。だからトップ10に入れなかったんだ。でも予選2回目は、まず15分間で走った感触でクルマはよかったし、スーパーラップに残れてよかった。スーパーラップでは最初に走ることになったから、きっと後から走るクルマにタイムを更新されちゃうだろうと思っていたよ。だけど、なかなかボクのタイムを上回るクルマがいなくて、最後まで4番手で終われた。ホントにうれしい」
◎No.38 ZENTセルモスープラ、スーパーラップで5番手にポジションアップ
立川祐路
「(ポジションアップに成功したが)してやったり! ということはないよね。アタック自体、ボク自身満足いくものじゃないんで…。クルマ的にもまだ決まっている状態とはほど遠い。昨日ウェットでしか走れていないのが今日の結果に響いてる。クルマのバランスももう少し考えなきゃいけないでしょう。ま、総合的に考えると決して悪いポジションにいるわけじゃないんで、明日はやることをきっちりとこなしていきたいですね。勝ちにいけるようならもちろん勝ちにいきますけど、今回は大事にレース運びをしたい。チームは去年と一緒ですが、スポンサーも新しいし、パートナーも変わったし、エンジニアも新しくなって“新装開店”してるんで、明日は楽しみにしています」
◎No.31 APEXERA MR-S、予選クラス2番手(No.30タイム抹消前のコメント)
田中 実
「おもしろかった! (スーパーラップに)出ていく前からチームのみんなに“一発モンはおっさんの得意ワザや”って豪語して出ていったんですよ。ホラ、ボクらが若いときはクオリファイ・タイヤがあったから。計測ラップのコントロールラインを切ったところでトップだったので、無線で“見たか! おっさんパワー炸裂じゃ!”って言ったら、その5秒後ぐらいにメカニックの黒ちゃん(黒川大樹メカニック)から、ものすごい醒めた声で“坂東(No.19)にやられました”って言われて、意気消沈しました。夢は5秒で破れました。黒ちゃんには、ピットに戻ってから“オレにもちょっとぐらい(夢に)浸る時間をくれや”と頼んでしまいました(笑)。走ってみての感触では、ミシュランのタイヤはやっぱり温まりがいいですね。計測1周目に(1分)32秒00〜31秒9ぐらい出ているから、1周目のタイムとしては一番でしょ。この温まりのよさは、レースでも序盤武器になると思います。クルマのほうは大きな飛躍はないですけど、レギュレーションがうまく働いて上位にいけていると思います。去年はエンジンパワーがキツかったからね。一貴も、レースラップでは(自分と)ほとんどタイムが変わらないので、トータルで見ていい仕事ができると思います」
◎No.13 エンドレス アドバンZ、クラス4番手へ浮上(No.30タイム抹消前のコメント)
木下みつひろ
「今回の予選は、ドライバーにしてみると非常に緊張するアタックでした。3周目でタイムを出すというのは、タイヤをちゃんと温められるように考えてクルマを運んでこないといけない。このコースは左コーナーが少ないので、とくに右タイヤがなかなか温まらないんですよ。そのうえここの左コーナーっていうのは、タイムに影響を与えるところが多いんです。だからタイヤの温めかたとかが重要になってくるんですよ。GTドライバーはみんな、そのあたりをちゃんと考えてタイヤを温めてくるとは思いますけれどね。今回は、こんなふうに細かいところに気を使わなきゃいけないようなアタックだったし、しかも(アタックが)1周しかない。だから緊張感があって、ボクとしてはとても楽しかったですね」
◎No.43 ARTA Garaiya、予選クラス4番手
新田守男
「(出走できないと思っていたスーパーラップに)いきなり、走るからって言われて、心の準備がまったくないまま走りました。ホントに、どこに観にいこうかと思っていたのに(笑)。実際走ってみた感想としては、段取りがわからなくてとまどった部分もありましたが、引っかかる心配がないぶんやりやすかったですね。アタック自体は全車一緒に走っているときと変わらないですけど。タイヤの温まりは思ったほどよくなかったんですけど、悪くもなかったです。午前中に燃えたクルマがちゃんと走るかどうかがまず先決で、バランスなんかは煮詰められる状態ではなかったですね。あの短時間では全部は直せないですし、クルマのメーターが動かなかったので、とにかくミスしないように気をつけて走っていました。希望としてはポールを獲りたかったですけど、重くてクルマが走らない。でも、出走できないっていう最悪の状況は避けられたのでよかった。(チームの)みんなが一生懸命がんばってくれてポジションを確保できましたから。ドライバーも含めて、明日のレースでがんばろうっていう気持ちが、さらに高まっていると思います」
◎No.8 ARTA NSX、6番手グリッド
伊藤大輔
「やっぱりタイヤが温まりきっていなかったというのがあるんですけど、それはみんな同じ条件ですからね。ただ、(予選2回目最初の)15分のときからの出走順を考えると、後のほうになればなるほどタイヤは冷えていくんで…。まぁ予想はしてたんですけど、そのなかで、あのニスモ(No.22、No.1)のタイムはやっぱりすごいと思う。なんでかなぁ…? みたいな。ただ、決勝用のセットはラルフに確認してもらって、だいぶフィーリングいいみたいなんで、そのへんは明日自信を持って臨めると思います。チャンスがないグリッドじゃないし、がんばります」
◎No.18 TAKATA童夢NSX、7番手グリッドを確保
道上 龍
「スーパーラップでひとつポジションが上がったといっても、7位も8位もあんまり変わらんかなと思います。まず、タイヤの温まりが悪いっていうのがあったんですよ。本来のマシンポテンシャルを引き出せないような状況ですよね。ホントだったら、スーパーラップのときにはタイヤウォーマーでも使ってバシッと(タイムを出しに)いったほうがお客さんにとってもおもしろいでしょうし、コースレコードも出ると思うんですよ。まぁ、タイヤの温め方に関しては、クルマの特性によって温まりやすい、温まりづらいっていうのがあるんで、そういう意味でNSXは、そういう状況には向いていないのかなという気もします。でも、その条件でクルマをコントロールするのがボクの仕事ですし、自分自身もうちょっとイケてるとは思ってたんですけどね。でも、タイヤが温まり切らないのと、クルマのバランスが、今までテストでやってきたものとガラッと変わってしまって…。別にセッティングは大きく変えていないんですけど、今日の路面コンディションに対応しきれてないかなっていう感じですね。ボクのクルマも大輔のほう(No.8)と同じでオーバーなんですけど、そのオーバーの出方もいろいろあるじゃないですか。ボクのクルマはコーナーの入り口から全体的にオーバー傾向。平気なコーナーもあるんですけど、どうかすると予測もつかないようなオーバーステアで…。ゆっくりフワーッて出ていくオーバーもあればビクッて出るヤツもあるんですけど、ビクッと出てしまうようなオーバーなんで、正直ちょっとキツかったかなっていうのがありました。それがひとつ、今日の反省点かな。まぁレースではタイヤも持ちそうですし、小暮にもがんばってもらいたいと思っています。今回はひさびさにボクがスタートをやると思うんですけど、いいかたちでバトンタッチしたい。小暮はタイヤが冷えているアウトラップが難しいって言ってたんですけど、がんばってもらって、とりあえず1戦目をいい結果で乗り越えて、2戦目につなげたいと思います」
◎No.7 雨宮アスパラドリンクRX7、スーパーラップでクラス5番手を得る
山路慎一
「(“スーパーラップ”方式は)作戦が複雑になるのでチームにとっては大変かもしれないけれど、オレは大歓迎ですね。ボクもGTファンなので、観ているほうにとってはおもしろいし、やっている側にもやりがいがあるシステムだと思いますよ。予選ってほんらいは1ラップアタックだと思いますから。チームによっては予選上位をねらうか決勝ねらうかっていう戦略もあると思いますけどね。今回は走り出しから調子がよかったんですが、決勝での満タンセットができてなくて、予選の時間をそのセットアップに使ったんです。そういうなかでの5番手っていうのはいい位置ですね。ただ、周りも速いんで、勝ちよりも表彰台をねらえるようなレースがしたいです。(ライバルとなる)それぞれのクルマ、タイヤメーカーの特性はわかってるんですが、むしろ自分たちのペースのほうがみえてなかったりします。ポルシェやVemacなんか、もっと速いタイムが出てもおかしくない。そのあたりははかりしれない。(決勝は)激戦になると思います」
◎No.12 カルソニック インパルZの井出有治、予選1回目にアタックできず
井出有治
「ブノワから交代して、ピットを出ていって1周しないうちに、ダブルヘアピンのところでいきなりエンジンがストンと止まっちゃって…。原因がわからなったのでその場でクラッチを切って、惰性でピットまで戻ってきました。ムリかなぁと思ったんですがトロトロトロって走れて、ちょうどウチのピットの前で止まりました(苦笑)。帰ってきてエンジンかけなおして、計測1周だけでもして基準タイムをクリアしたかったんですけど、エンジンがウンともスンとも言わなくて…。燃料ポンプのトラブルのようでした。アタックしたかったですね。予選2回目には基準タイムをクリアしたかったんで、最初の15分に走りました。この予選方式でなかったら…、という気持ちはありますね。でも、クルマのバランスは出ているし(決勝に向けては)あまり心配はしていません」
◎No.38 ZENTセルモスープラでGTシリーズ初参戦する高木虎之介
高木虎之介
「GTは二人でやるレースなんで、協力し合ってやっていくレースとしてとらえています。ここに来ても(テスト時に比べて)新しい部品が投入されているんで、いろいろとセッティングを変えていかなきゃいけないでしょう? クルマの状態は前回のテストとも異なっているし。でも、正直、GTはヒマだよね(笑)。今日乗ったのも、タイム出すためのアタック1周だし、昨日も5周とか、ほとんど乗れてないし…。正直もっと乗りたいけど、しょうがないよね。明日(決勝)は自分に課せられた仕事をするだけですよ」
◎予選“スーパーラップ”方式に関する意見
長谷見昌弘監督
(No.3 G'ZOX・HASEMI・Z)「ボクは、予選でも本番でも(全チームの)条件が一緒ならなんでもいいっていう考えですよ。ただし、今までの長い経験から見ても、土曜に何をやってもお客は来ないですよ(笑)。お客さんをたくさん入れたいのなら、日曜の朝にこういうことをやるとかね。チームが大変? いやぁ、だから条件が一緒だから大変なことはないのよ。みんなが一緒なんだから。ただ、正直、この予選をやるからって、お客さんが増えるとは思えないよね。土曜日にやるくらいだったら、日曜日になにかやればって思いますよ。フォーミュラ・ニッポンだってそうでしょう? こういう予選やって、お客さん増えた? 今までも、昔もやってたんですよ、こういうのって。新しい試みとしてやるのはいいんだけど、日曜日にやったほうがいいんじゃないかな? たしかにお客さんにとっては朝が早いし、サーキットとの兼ね合いで他のレースとかあるから難しいだろうけど、でも土曜日より日曜日のことを考えて何かやれば、お客さんはもっとよろこぶと思いますよ。同じ道具でも、どこでどう使うかを考えたほうがいいよね」
■ポールポジションインタビュー
GT500
◎No.22 モチュールピットワークZ
ミハエル・クルム
「スーパーラップの予選になると聞いたのは金曜なんです(苦笑)。それまではポールを獲る気でいたんですけど、これで困ってしまった。予選1回目でトップタイムを出すと、(予選2回目に)走り出す時間が遅くなる。このサーキットは涼しくなるとタイムが出なくなるんです。それにこういう予選方法は偶然(が左右すること)も多いから、ボクは好きじゃないんです。でも、今日はラッキーでした。あまり涼しくならなかったからね。今日はコンディションもよかったし、それもあってのポールポジションでしたね。去年もポールだったけど、意味なかったね。結果につながらなかったから。それはもう考えてない。明日のことに集中したい。二人で楽しく、最後まで走る。それで表彰台に上がれれば、勝てばもっといいね。まあ、優勝って意識するより、まず完走したいです。
柳田選手は、ボクより10歳も若いね。ボクもおじさんになったよ(笑)。速いし、この年齢でこのクルマを走らせられるんだから。このクルマは(運転が)簡単じゃない。ブレーキングも辛いし、経験が必要なんですよ。プレッシャーもあるから、もっとスピンするじゃないかと思っていたけど、しっかりしているね。まあ、明日のレースではわからないけどね(笑)。きっと大丈夫でしょう。
え!? 明日雨降るの? 聞いてないよ(苦笑)。それはうれしくないね。去年は(雨で)タイヤチョイスを失敗して、ポールがビリになっちゃったから。今年は本山(No.1)と一緒のタイヤにしよう(笑)。でも、天気はいいほうがいいね。お客さんにもボクらにも」
柳田真孝
「クルムさんのタイムアタックはすごかったと思います。クルムさんのおかげでここ(記者会見)にいられるわけですけど、うれしいですね。そんなクルムさんの技術を吸収して、速く走れるようになりたいです。GT500のZは、GT300に較べてクルマのすべてでレベルが高いです。ある意味では走りやすいんですけど、それを維持するのは難しいし、もっと速く走れるようになりたいです。高いレベルで速く走らせられないと。そこを勉強します。昨日も天気は悪かったから、明日も天気には不安はありません。クルムさんも言いましたが、楽しむくらい(のつもり)でいきたいと思います。GT500のレースは初めてでわかりませんけど、クルマ(のポテンシャル)の100%を出して、自分もミスなく、最後まで走る。これがボクらの今年の目標です」
GT300
◎No.19 ウェッズスポーツセリカ
加藤寛規
「まず、(セリカに乗る)チャンスをくれた坂東さんとスポンサーの皆さんに感謝します。実は、このコースをドライで走るのは今日が初めてなんです。だから、自分たちのポジションが(クラス全体のなかで)どこにあるのかもわからなかったんです。もう周りをみないで、自分たちのフィーリングでクルマを作っていくしかなかった。しかもボクはクルマにも慣れなければいけなかったですし。それが今週の目標だったんで、それがフタを開けてみればポールだったのには、正直ビックリしてますね。だから、素直にうれしいです。ただ、レースに向けては、まだまだ確認しなければいけないことがあるので、楽観はできるものではないんです。でも、いいかたちで予選が終わりましたし、昨年のデータもありますし、その勢いでいきたいですね。セリカは『なるほどぉ〜』ってクルマでしたね(笑)。思っていたのと違っていたんで、ボクが(考えを)直さなければいけないこともあります。スーパーラップは、GT500ならいいんですが、GT300はオーナードライバーもいますから、走る機会が偏ってしまうのは、ちょっと考えものですね。ただ、走っている側としては、ドライバーの見せ場ですから、モチベーションは上がります。明日の天気は、昨日も一昨日も悪かったですから、ボクにとってはそっち(雨)のほうがいいかもしれません(笑)。目標はもちろん優勝です」
谷口信輝
「タナボタというのはこのことですね。ボクも『がんばりました』と言いたいところですが、モニターの前で加藤さんを応援していただけですから(笑)。もちろん加藤さんの2番手というタイムもすごいと思いましたが、孝太(No.30)のタイムがもっと速くて、これはかなわない、と。だから、もう明日のことを考えようとしてたら、ウチらがポールだという知らせを聞いて、驚いたんです。だから、ポールとはいえきびしい状況だと思います。明日、どっちがスタートだとは言いませんが、ボクはポールのローリングスタートでトップのまま行ったことがないので、かなり緊張してますね。え、わかっちゃいました!?(笑)。まあ、そんな感じです。とにかく前に抜くクルマがいなくて、抜かれるばかりっていうイヤな役なんですが、どうなることやら。言っていて緊張してきました(苦笑)。クルマですか? どこか変わりましたか(笑)。セットも(サーキットへの)持ち込みからほとんど変わってませんよ。加藤選手は心強い存在ですね。鈴鹿のテストの乗り出しからいきなり速くて、分析能力もあって頼りになります。予選もポール獲ってくるし(笑)」
予選日 |
決勝日