Race Day Report
■Topics
- ◎予選スーパーラップに関する裁定について
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昨日行われた予選スーパーラップ中、No.32 EPSON NSXが給油を行ったことに関して、同チームに「グリッドを一つ下げる」、中村靖比古競技長に「訓戒」という裁定が、審査委員会から下された。この件について、決勝日朝、GTアソシエイション(GT-A)の加治次郎事務局長がメディア関係者に対して説明を行った。
加治事務局長「本来は競技長が説明するのがふさわしいのでしょうが、レギュレーション等を決め、運用をお願いしているのはGT-Aですので、私から説明させていただきます。
昨日のスーパーラップ(SL)で、32号車と22号車の組がウォームアップ中、前の組のクルマがコースアウトして赤旗が出ました。このため、32号車と22号車はもう一度ピットに戻ることになりました。この際、ピットで32号車が給油を行いました。これに対し22号車の監督から『SL中は給油できない規定がある。これによって32号車が有利になり、いいタイムが出たのではないか』と抗議書が提出されました。大会審査委員会は事実関係を調べ、32号車に関しては予選タイムはそのまま、ポジションを1つダウンするというペナルティを下し、結果として予選2番手の12号車がポールポジションとなりました。同時に、規則ではできない給油を認めたことで、競技長に訓戒の処分が下されました。
規則上では給油はできないのですが、チームが何度か確認したところ、競技団が結果として誤った指示をしたということです。これは、進行が遅れているタイトな時間のなか無線でやりとりをしたため、ミスコミュニケーションがあったり、規定の解釈の誤解などがあったりと、いろいろなことが発生した結果でした。
32号車は違反ですのでペナルティ、ミスリードした競技長も訓戒と、両者にペナルティが出されることになりました。32号車のペナルティとしてはベストタイム抹消などが一般的ですが、計測が1周しかないスーパーラップ中のことですし、競技団のミスもあったということで、情状酌量の余地もあると審査委員会に考えていただき、今回限りの裁定としてグリッドの降格になりました。
SL中の給油禁止に関しては、開幕戦では規定していませんでしたが、第2戦以降に明記して、チームや競技関係者が出席したブリーフィング等で説明をしました。今回、競技団が以前のイメージをもって判断してしまったのかもしれません。本来はみなが同じ解釈に基づいて競技にあたっていくわけですが、この点が不十分だったことは残念であり、今後全体で意識を高めていかないといけないと考えています。
我々としては、SUPER GTをスポーツとして一般化することを目指していますので、審判の絶対化が大事だと考えています。基本として、黄旗やラフプレイなどのジャッジは競技団に毅然と決断してもらうべきです。SUPER GTを、ジャッジを信じ、(レースが)終わった時点での結果を最終結果にできるスポーツにしていきたい。裁定が遅れた点も反省すべき点です。改善すべき点は多々あるので、これからも努力していきたいと思います」
- ◎グリッド降格処分を受けたNo.32 EPSON NSX
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中嶋悟監督「給油をしてもいいのかということを、オフィシャルに二度、念をおして確認しました。22号車にも32号車にも同じ案内が出ていたんです。(裁定については)結果として競技長から出た判断に従っただけですので、ボクのほうからなんら言うことはありません。今回の結果に対し、納得せざるをえないということです」
- ◎抗議書を提出したNo.22 モチュールピットワークZ、出川洋監督
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−今回のジャッジについてどう思われますか?
「事実関係を整理すると、32号車にはレギュレーション違反があった。そして、オフィシャルにはそれを勧告する行為があったということで、両方に処分があるべきだと思っていました。しかも目に見える形でないと意味がないと思っていました。そういう意味では、目に見える最低限の処分にはなっているかなと思います。ペナルティの重さに関してはいろいろな考え方があるので、適切かどうかはノーコメントにさせてください。最低限必要だと思ったのは目に見える処分ということで、それは出されているかなと認識しています」
−競技長のミスと32号車の違反は、別のこととして捉えなければいけないのでは?
「本来はそうだと思います。でも、目に見える処分が重要だと思って控訴しませんでした。ただ、他チームにはもっと不満もあると思うんですけど、抗議を出してませんから」
−ジャッジが長引いたことについては?
「不手際だと思います。予選が終わってから約5時間半もモメる問題だとは思いません」
−給油禁止に関しては、今回の競技長も同席のうえで説明があったと聞いていますが
「あの『SLセッション中の給油は許されない』というレギュレーションは、赤旗の時以外使いようがないルールなんですね。なんのためのレギュレーションかということを含めて、(競技団に)認識が足りないと思います。必要のないジャッジを早くし過ぎたり、必要なジャッジに時間がかかりすぎるということに関しては、責められてしかるべきでしょう。クルマは待機中なんですから、調べてから返事をしたって別に問題ないでしょう」
−22号車も「給油していい」と言われながら断ったと聞いていますが
「オフィシャルが最初に来たとき、『燃料は大丈夫ですか? 入れていいですよ』って言ってきたんです。そのときのエンジニアとオフィシャルとのやり取りに、私は怪しげな雰囲気を感じて、(チームスタッフに)『ガソリンは入れるな』と言いました。オフィシャルにも『レギュレーションでガソリンは入れてはいけないことになっているから、ウチは入れません。32号車も、入れる前に止めたほうがいいんじゃないですか』と言いましたが、間に合わなかったみたいですね。そのあと、もう一度オフィシャルが来て『32号車も入れたから、入れていいですよ』と言われたんです。でも、『レギュレーションだからウチは入れません』と、そういうやり取りがありました。そこで抗議を決意しました。レギュレーションに書いてあることなんだから、公正、適正な処分をしてくれということで」
−紙として出ているレギュレーションと競技長判断との優先順位については?
「そりゃあレギュレーション(が優先)でしょう。なかには解釈が難しいとか、解釈が何種類もあるから競技長に確認して許可をもらうというケースもありますが、今回はそれには当たらない。他に解釈のしようがないから。でも、競技長からは最初、抗議を却下されました。『解釈の問題』と言われたんです。ですから、今回の規則の解釈について、少し私なりの考えをご説明させていただいて、いったん別室で待っていました。その間にウチのスタッフが富士で出された紙を持ってきてくれたんですが、そこには細部に渡ってSLの説明が書かれていて、それを競技長に届けたら、ようすが変わったみたいです」
■決勝スタート直前情報(13時50分現在)
□天候:晴れ/路面状況:ドライ/気温:30度/路面温度:37度
□入場者:決勝日(24日)5万0300人/予選日(23日)1万4600人
※ No.52 プロμ太陽石油KUMHOセリカはピットスタート
※ No.913 フィールズ ADVAN CORVETTE C6は決勝出走を認められず
◎リタイア(JGTCインサイドレポート班調べ)
| No. | 原 因 | 周回数 |
| 62 | クラッシュ | 3L |
| 87 | クラッシュ | 9L |
| 46 | クラッチ | 第2パート15L |
| 11 | クラッシュ | 第2パート27L |
| 100 | クラッシュ | 第2パート28L |
| 18 | クラッシュ | 第2パート30L |
| 88 | ギアボックス | 第2パート39L |
■決勝レース
- ◎No.39 デンソーサードスープラGT、2位フィニッシュ
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アンドレ・クート「いいレースだったと思うよ。決勝ではクルマもよかったし、ラップタイムも他のクルマと比べて悪くなかったと思う。ボクは高速コーナーでちょっとアンダーステアを抱えていたんだけど、それをドライビングでなんとかするように心がけた。長いあいだ36号車の後ろに付けていたんだけど、オーバーテイクするのはすごく難しかったね。でも、最後にはオーバーテイクすることができたし、その前のクルマにも追いつくことができた。ボクたちはいい仕事をできたと思うし、今は次のレースのことを見すえているよ。今回、ボクたちは10番手からスタートしたけど、最終的に2位で終われて、すごくいいレースだったよ」
ロニー・クインタレッリ「2位になれてすごくハッピーだよ。アンドレがすごくいい仕事をしてくれたと思うし、彼からバトンタッチしときはすごく自信があった。クルマがすごくコンペティティブだったから、最初から最後までプッシュできたよ。だけどすごくハードなレースだった。GT300クラスのマシンを抜くのは難しい。スペースを開けてくれているのかなと思って入っていったら、突然ドアを閉めてきたりするからね。そういうのは、僕にとっては初体験みたいなものなんだよね。ここまで3レースあったけど、そのうち富士ではボクはドライブしていないから、まだ2レースしかしていないし。とにかく2位になれてうれしい。これはハードワークの賜物だと思う。チームもよくやってくれたと思う。トラブルもなかったし、すごくいいクルマを仕上げてくれた。次のレースに向けて、さらに自信を高めたって感じだね」
- ◎No.36 DYNACITY TOM'S SUPRA、2戦連続3位でポイントトップに
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土屋武士「まぁ“大人のレース”をしたかな(笑)。今回はアクシデントに遭遇する確率が高かったんで、そういうなかで冷静に走ったし、タイヤもキツかったし、30kgのウェイトとはいえ(その重量をカバーするために)クールスーツは着なかったし、とりあえずできることは全部やったということかな。レース中はアウトラップしてきたクルマとちょっと絡んで、ダートを走ることもあったんだけど、最小限のロスで戻ってこれた。求められている仕事がしっかりできたという気持ちがあります。今日は2台(#36、#37)揃っていい成績が残せてよかったです。TOM'Sバンザイ!ってことですね」
ジェームス・コートニー「とてもタフなレースでした。すでにウェイトを積んでいるので、クールスーツを着るのをやめてました。これ以上クルマを重たくしたくなかったからね。それにピットストップ後のリスタートではスタートモーターが作動せず、エンジンがかかりませんでした。これで10秒くらいロスがしたかなと思います。その遅れを取り戻すという意味ではボクたちにはとてもラッキーなレースになりました。他のクルマはクラッシュしたり、いろいろあったみたいですから。ボクたちはこれで連続で表彰台に上がれて、チームにとっていい結果を残すことができました。これまで4戦で3度目の表彰台に上がることができて、シリーズを戦うなかでは、いい状況だと思います」
- ◎No.6エッソウルトラフロー スープラ、4位でフィニッシュ
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脇阪寿一「(No.32との接触は)レーシングアクシデントだと思うけど、実際飛んでいるし、ウチもペナルティを受けてるので、中嶋企画には申し訳ないと思っています。ただ、1コーナーと2コーナーで2回譲っているし、押したように見えたかもしれないけど、後ろからイッてるわけじゃないんです。クルマがよかっただけに、チームには申し訳ないことをしました。シリーズでは、まだポイントが離れているわけではないし、もてぎ、富士とボクの好きなコースが続くんで、もうちょっとテストしていきます。期待してください」
- ◎No.12カルソニック インパルZ、5位入賞
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井出有治「(第2パートの)スタートは、火災処理後の水がタイヤについているのがイヤだったんで、そこを越えてから(乾かすために)ホイールスピンさせていたんですけど、青信号が点灯したときにアクセルを踏み込んだらまたホイールスピンしちゃって、加速できなかった。でも、スタートで(先に)いかれても後半逆転できると思っていたから、落ち着いていっていたのに、あそこ(1コーナー)で(No.6に)追突されたもんだから、どうにもならなかった。章さん、ひどい。その後は追い上げましたが、勝ちたかった。34号車と1号車とバトルのときは、多少ムリしてでも抜かないと前に離されちゃうんでプッシュしたんですけど、そのバトル中にスローパンクチャーしてしまって、ピットインも少し早くなってしまいました。そのぶんブノワに負担がかかってしまったんです。すべては1コーナーで押されなければ問題なかったんですけど…。ブレーキで止まりきれなくて当たっちゃったとかじゃなくて、加速のところで思いきり突っ込んでるんですから…」
ブノワ・トレルイエ「残念ではあるけど、ボクたちはたぶん4位になるんじゃないの? だって36号車はボクの前で2回も黄旗追い越しをしてるからね。だから、ペナルティが出ると思うし、そうなれば次のレースに向けていいポジションで終われる。ウェイトはなしでポイントはもらえるし、次のレースは勝てるんじゃないかな。もちろん今回は勝とうと思っていたから、勝てなかったことについてはガッカリしてるよ。でも、誰かがスタートでユウジを押したからね。相変わらずアンラッキーだけど、それもレースだから。それでもリザルトはそう悪くないと思うよ。ボクに交代してから、序盤はよかったんだけど、最後はタイヤがキツかったね。それでもうプッシュすることができなかった。すごく難しいレースだった。いろいろなことがあったしね。走り出して6周ぐらいしてから、マイケル(No.22)を抜いたときに右フロントにフラットスポットを作ってしまって、そこからは慎重にいった。このサーキットは右側のタイヤはあまり使わないから大丈夫だとは思ったし、36号車の黄旗追い越しを見たから、ペースを少し落とそうと決めたんだ」
- ◎No.0 EBBRO M-TEC NSX、荒れたレースを戦い抜きクラス2位に
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細川慎弥「なんだかよくわからないレースでしたね。1レース目に、コース上のパーツを拾ってスローパンクチャーになって、ピットインしたら飛び出してきたオフィシャルがぶつかってウイングが取れちゃったのに、2位でレースを終えたっていうことだけ考えれば、結果は全然OKなんですが、やっぱりレースを戦っている立場としてはすっきりしない結果でしたね。とにかくリスタートするときには気持ちを切り替えてしっかりレースをしよう、やることをやろう、という気持ちで走りました。タイヤもスローパンクチャーだけだったし、ウィングも単純に交換するだけだったので、マシンの状態は問題ありませんでしたよ。ま、今日の結果でGaraiya(No.43)との差をつけることができたので、それはそれで万々歳なんですが、やっぱりいい結果をすっきり出したかったですね」
岡田秀樹スーパーバイザー「序盤クラッシュがあって、その破片を拾ってパンクして、緊急ピットインしたんです。入ってきたときにたまたま最終コーナーで火災があったんですよ。その火を見たオフィシャルがビックリして飛び出してきて、ウチのウィングを洋服でバキッと引っかけたんです。要するに(ピットロードの安全を)確認しないで出てきたら、そこにクルマがいた、と。オフィシャルにケガはありませんでした」
※このコメントはNo.0 EBBRO M-TEC NSXのポイント取り消し前のものです。ご了承ください。
- ◎No.30 RECKLESS MR-S、3戦連続表彰台を果たす
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山野哲也「ハイポイントコーナーで62号車のVemacとガライヤ(No.43 ARTA Garaiya)が当たって、そこにからんで、生まれてはじめてあんなジャンプした(苦笑)。一瞬、空しか見えなかった。No.43とはコツコツ当たったかもしれないけれど、No.62とはドカン。気がついたら空を飛んでいた。結果はしぶとく生き残れてよかったね」
佐々木孝太「やっぱりまず予選できちんと前に出ることができていたら、ああいう場面(No.62、No.43とのアクシデント)には遭遇しなかったわけですからね。クルマはとりあえず走れる状態ではありましたが、すごく乗りにくかったです。ボクらは今回勝つつもりでSUGOに来たのに、勝てなかったというのがなによりも悔しいです」
- ◎No.7 雨宮アスパラドリンクRX7、クラス4位入賞
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山路慎一「久しぶりに快調なレース展開ができました。ここ2レースの悪い流れを払拭できたし、自分のパートを気持ちよく終えていい仕事ができました。トップも走れたしね。まあGT500に抜かれた周回数の差で2位のはずが4位になっちゃった不運もあったんだけど、ルールだから仕方ないよね。(レースの)後半はミシュラン勢のタイヤがよかったね。ボクが乗っていてもかなわないと思う。タイヤを含めていろいろ課題はありますね」
- ◎No.32 EPSON NSX、接触で上位をふいに
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松田次生「状況からいうと、ウチのタイヤのコンディションもキツかったんですが、正直なところあの(No.6の)当てかたはどうかなと思います。今回、ピット作業の時間を少しでも短くしようとチームが判断して左の2本だけタイヤを換えていったんですが、それがうまくいかずに、交換しなかったほうのタイヤがズルズルきちゃってました。アンドレがミディアム(タイヤ)でいったんですが、結局最後は抜かれてしまったので、コンディション的にきびしいことはきびしかったんです。その分、後半で粘りのレースをしたかったんですが…。抜くなら当てずにちゃんと抜いてくれよって感じですね。押し出されてしまいましたから。(No.6は)優勝争いできるクルマなのに、ペナルティを受けるレースをするなんて…。それでポイントを取っているからよけいにくやしいですよね」
- ◎接触で火災を発生したNo.87 JLOCムルシエRG-1
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WADA-Q「後ろからクルマが来てたのはわかっていたんですけど、とにかく後ろからゴンと来られて、ガードレールに飛んでいったんです。当たった瞬間に火が出ましたけど、脱出は普通にできました。身体の方は大丈夫なんですけど、クルマが全損になっちゃったから、もう最低です…」
明嵐正彦マネージャー「管制で話は聞いてきました。(和田)本人は後ろから追突されたという意識なんだけど、どうもサイドインパクトらしいので、そのへんは裁定を待たないとならないですね」
- ◎No.87と接触したNo.25 ECLIPSE ADVANスープラ
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織戸学「オレは8号車のファーマンの後ろにピターッとついていたんだけど、8号車がランボ(No.87)に最終コーナーで引っかかっていた。たぶんランボは8号車にぴったりついていたオレの存在に気づいてなかったんじゃないかな。それで、8号車を先にいかせてそのスリップに入ろうとしたんだと思うけど、オレの方に寄ってきて、バーンとぶつかった。オレのクルマのほうが若干前ぐらいで並んでいる状態でぶつかったんだよね。向こうは左ハンドルだから(右側が)見えなかったんだと思う。ブラックマークがコースの真ん中あたりからバーッと左に向かっているから、オレのほうに寄ってきてるんだよ」
- ◎No.18 TAKATA童夢NSX、無念のクラッシュ
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道上龍「あのままのポジション(11位スタート)では、あまりポジションを上げることもできないだろうから、タイヤ交換のときには左の前後2本だけを換える作戦に出ました。そのためにタイヤをいたわりながら走っていました。ピットワークもうまくいきました。それだけに(リタイヤになって)残念です」
- ◎接触でダメージを負ったNo.43 ARTA Garaiya
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新田守男「ハイポイントでVemac(No.62)が前にいて、ボクが後ろにいたんですけど、イン側から入ろうとしたときに、山野さん(No.30)がさらにイン側から入っていったんですよ。山野さんはオレに乗っかって、飛んで、ドーンって落ちちゃった。ボクはサンドイッチ状態になりました。赤旗のあいだにマシンを修復して、今は大丈夫です。もらい事故ですが、しょうがない。真一がガンバって挽回してくれるでしょう」(レース中のコメント)
■優勝者インタビュー
- GT500
- ◎No.37 DYNACITY TOM'S SUPRA
- 片岡龍也「スタートしてすぐに、今日のコンディションにクルマが合っていると、手応えを感じました。気温が思ったより上がって大丈夫かなと思ったんですが、ちょうどそのとき赤旗で中断になって、涼しくなったことでよけい自分たちのクルマに合ってきたようです。タイヤが大丈夫だし、自分のパートでどこまでいけるかとプッシュし続けたら、思ったより前のクルマが落ちてきたんで、そこからはどんどん追い上げることができました。
レース中、あんなに気持ちよく追い越していけることは今までなかったんで、走っていてすごく楽しかったです。最後までほんとうにドライブを楽しんで、あと2周でピットって言われたときは、もっと走ってたいなぁ、でも作戦だからしょうがないなぁって(笑)。ピットワークもすばらしくて、左近をトップで返してくれました。左近の走りも安定しているし、タイム的にも問題ないし。GT300とのからみが心配だったんですけど、まあ1回(危ない場面があった)だけで、それ以外はまったく問題なく安心していました。けど、残り5周を切ってから、もうボクのほうがドキドキしちゃって。モニターに向かって『左近、落ち着け!』って言っていたら、メカニックに『お前が落ち着け!』って言われてしまいました(笑)。
優勝って言っても現実味がなくて、勝てるときはこんなにすべて巡り合わせがよくて勝てちゃうもんだなぁ、ほんとに勝っちゃたのって、ビックリしているほうが大きいです。きっと、今夜か明日にじわって来るかもしれないですね。あとはこの勢いを維持していきたいです。GT2年目で勝てたことはうれしいですけど、クルマも、TOM'Sというチームも、タイヤも、勝てる環境なのですから、そういう意味では1年目も2年目も関係なく優勝をねらってきたんです。ただ、この1勝で視野も広がり、余裕も出るので、ボクにとって大きいと思います。
関谷さんですか? 興奮していたんでなにを言ってたかわからないです(笑)。関谷さんが校長のスクールを出て、監督をやっているチームで優勝できたことはよかったと思います。みんなの喜んでいる顔を見て、やっぱりレースは勝つためにやっているんだなぁと思いました」
山本左近「コースインしたときには自分が何番なのか、前後とどれだけギャップがあるかもわからないし、ピットもとくに言ってこなかったんで、プッシュし続けよう、と。片岡さんは追い上げていたし、無線でもタイヤは大丈夫と言っていたんで、あんまり(摩耗の)心配はせず、クルマのポテンシャルを最大限に出して自分の走りをしようと思ってました。あとはGT300とからまないようになるべくムリをしないようにしてました。
GT300とからんだシーンは、2台で競っていてボクのことに気がついてなかったみたいで、ボクがいるイン側に振ってきたんです。実は、岡山(開幕戦)で同じような状況でぶつけちゃったんで、寄ってくるかもしないと思ってたんです。だからあの程度で済んだと思います。ダートには出たけれど、クルマもタイヤもダメージはなくてまったく問題なく最後までいけました。最後の数周はクリアラップに近くて、ファステストラップをねらいにいったくらいにクルマの調子はよくて、ボクも降りたくなかったですね(笑)。
今晩みんなで騒ぎたいですけど、明日は大学のテストがあるんで、帰らないといけないんです(苦笑)」
- GT300
- ◎No.31 吉兆宝山MR-S
- 田中実「今日は非常にうれしいですねぇ(笑)。FTRS(フォーミュラトヨタ・レーシングスクール)という関谷校長(TOM'S関谷正徳監督)のレーシングスクールで、ボクは教頭先生なんですが、そこの初年度に片岡(No.37)が来て、3年目に一貴が来て、ほんと自分の子供と言ってもおかしくない若い子たちで、今の子たちはほんと才能あるなぁと感心したんです。今年、教え子の一貴と一緒にレースをやって勝てたことは、ひじょうにうれしい。予選はタイヤの温まりの問題とかで下位に沈んだんですけど、土曜の午後以外はタイム的にはよったから、今回は勝てるという意気込みできたし、セパンでは非常に残念なレースというか少なくとも3位は取れたのが5位になって、自分自身にも腹が立って、今回は絶対という気持ちで来てたんです。
で、予選が8位、今日の朝も電気系トラブルがあって一貴がちょっと練習した程度しか走れない状況でした。そのなかでも、Zかヴィーマックに詰まったらピットに入ろうという作戦がスパッと当った。ボクらのマシンはコーナリングマシンで、ストレートが速くないんで彼らに詰まってしまうと大きくタイムをロスしますからね。一貴も代わってから速いタイムを刻んでくれて。途中から『プラス20』(のピットサイン)が出るくらいで、楽勝と。楽勝になる前に一貴がセブン(No.7)をオーバーテイクしたときは、ほんとにうれしかったです。一貴には無線でセブンのこういうところが強い、弱いとを話したんです。同じクラスのクルマだと一つのコーナーでパッと抜くのは非常に難しくて、それをコーナー三つを使ってうまく抜いたところは、さすがは大学生、頭いいな、と。休学中だけど(笑)。片岡だったら、そのままズバンといちゃうんだろうなぁ(笑)。
今回からは吉兆宝山さんに応援していただくことになって、急だったんでスーツもクルマのカラーリングもSUGOに来て初めて見たんです。なんか、運というかそういうものも持ってきてくれたのかなぁと思います。今回、勝てなければシリーズは終わるくらいの気持ちできたんで、今度は最終戦までシリーズにからんだレースをして、二人でガンバってタイトルを獲りたいと思います」
中嶋一貴「GT初勝利というか、ボクは(他カテゴリーを含め)今季初勝利なんで、よけいにうれしいです。走っているときはいまひとつでしたが、ようやく(勝った)実感がわいて、にやけてきました(笑)。セブン(No.7)のペースがあまりよくなかったんで、最終コーナーの立ち上がりで詰まっていって、ただ黄旗が出ていて抜けなかったんですけど、セブンに並んでしまえば加速ではこっちが有利と思っていたんで、ブレーキで並んで、向こうもそんなにムリはしなかったんで、抜くことができました。最後のラップは無線で『ほんとに1位ですか?』って聞いてたんです。チェッカー受けてからも信じられなくて、表彰台上がってやっと最高の気持ちになれました。
実さんにはこのチームになってからもいろいろと教えてもらって、今回はタイヤもクルマもいいマシンに、実さんがしてくれて、それに応えることができたと思います。前回のセパンでは結果が今ひとつで、その借りは返せたし、シリーズ(タイトルの戦い)に返ってこれた。あと4戦も全力でプッシュして、後ろを見ずにチャンピオンをねらっていきたいと思います」
予選日 | 決勝日
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