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2005 SUPER GT 第5戦 ツインリンクもてぎ

Qualifying Day Report

インサイドレポート特集
◎加治次郎GTアソシエイション事務局長に訊く
 去る7月23日~24日に行われたSUPER GT 第4戦 SUGO GT 300km RACEの際、スーパーラップ中の給油について、No.32 EPSON NSXと中村靖比古競技長の双方にペナルティが科されるというできごとがあった。この件も含めた競技運用に関して、GTアソシエイション(GT-A)理事会は、8月31日付で同大会の組織委員会に対し抗議文を提出。現在、回答を待っている。同大会ではそれ以外にもさまざまな問題点が表面化しているが、これらについてGT-Aの加治次郎事務局長に見解を訊いた。またGT-Aからは、8月22日に来季の暫定スケジュールおよびシリーズ概要が発表されている。これについても、あわせて話を訊いた。

「(抗議の内容は)第4戦SUGOのオーガナイザーの運営のありかた、およびその後の対応について、GT-A理事会として首肯しがたい点があったということです。競技長には、雑誌などの場で発言するより前に、やるべきことがあるはずです。現在は抗議に対する回答を待っている状態ですが、その内容によってはさらなる対応も考えなければならないでしょう。
 SUGOでは、2005 SUPER GT Sporting Regulations第37条『ケースB』(編集部註:レースの中断および再スタートに関する規定)の運用をめぐっても疑義が生まれました。先頭車両にラップ遅れにされるタイミングによって下位車両に著しい不公平が生じ、結果的にGT300クラスの順位が左右されてしまったというものです。審査委員会にお願いし、ここでいう『先頭車両』とは『各クラスの先頭車両』であるとの解釈で運用できる可能性もあったと思います。しかし、オーガナイザーからこの件の相談が上がってこなかったので、そのままになってしまいました。これを受けてGT-Aでは、大会直後の7月28日にブルテンを出し、前記の解釈を示しました。GT-Aは、当然のことながらGT300クラスもGT500クラス同様に尊重しているという姿勢を明確にしたわけです。過去には、なにか問題が生じてもそれを正すブルテンを出すまでにはかなり時間がかかっていたのですが、今回はGT-Aとして非常に迅速にできたと思います。
 これまで、競技運営についてはGT-Aは一歩後ろに下がり、基本的に各オーガナイザーに任せてきました。今回のもてぎ以降はもう一歩踏み込んで、オーガナイザーと一体になって競技運営を進めようと考えています。具体的には、GT-A事務局長がオーガナイザーと同じコントロールルームに常駐して、競技運営を助けていくということです。これまでもレースダイレクターは存在していたのですが、それがもっと機能するようにするということですね。

 次に来季のスケジュールについてです。来季は9戦〜10戦のシリーズ戦が予定されていますが、チームによっては大会数が増えることに反対しているところもあります。GT-Aとしても『大会数が増えてもスポンサーマネーは増えず、チーム運営が苦しくなるばかりだ』という意見があるということは承知しています。ですが、だからといって大会数を減らしていく方向では、シリーズとして衰退していってしまいます。SUPER GTは国際シリーズとして“ハコ”の世界一を目指しているのですから、そのためには海外を含めた大会数を増やし、シリーズとしての評価を高めていかなければならない。いかに大会数を増やしつつコストの増大を抑えるか。海外開催ではオーガナイザー側が移動費やスターティングマネーなどの費用を負担することや、新方式の有効ポイント制導入なども、そのための一つの方法です。現在、シリーズの1戦としての中国開催については時期を含めて調整中であり、オールスター戦は12月開催ということは決まっていますが、場所は韓国、シンガポール、オーストラリア、米国の各オーガナイザーと交渉している最中です。オールスター戦というからには、移動費用のみならず、その名にふさわしい賞金総額が前提条件になります。
 コスト削減の方法としては、エンジン基数やテスト回数の制限も考えています。ただ、エンジンに関してはロータリーや2Lターボなど、例外的扱いが必要なものもあると思います。
 また、鈴鹿1000kmをシリーズに加えることについてですが、このレースへの参加がコストの増大につながることは事実でしょう。ですが、テストを何度も行えば同じようにコストはかかるんです。しかし、テストでいくら走ってもスポンサーからの評価にはつながらない。いっぽう鈴鹿1000kmはイベントとしての価値が高い。
 SUPER GTをシリーズとして大きくしていくためには、一つ一つのイベントも大きくしていかなければならない。そういう意味で、このレースをシリーズに加えることには大きな意味があります。また1000kmレースを組み入れることで、1000kmに耐える車両作りが必要だということになります。これが先ほど申し上げたエンジン基数制限ともリンクしてくるわけです。また、鈴鹿1000kmは、ヨーロッパのチームやメーカーからも広く認知されている。海外メーカーや海外チームに来てもらえるレースなんです。SUPER GTの『国際シリーズ化』には『海外から来てもらえる』ということも含みます。国内における『国際化』、これも方向性として合致しています。さらに、このレースには冠スポンサーがついています。これが離れてしまうことは、この大会のオーガナイザーだけでなくモータースポーツ界全体にとって大きな損失となりますが、SUPER GTシリーズに取り込むことでそれが防げるのであれば、関係者全員にとってメリットがあるといえます。他のオーガナイザーにとってもチームにとっても、いい刺激になると思います。まさにこれがSUPER GTが唱える『世界への挑戦』『世界からの挑戦』『エンターテイメントへの挑戦』という三大理念の実践であると思います。

 つづいて来季のチャンピオンシップについて。まずチームタイトルですが、1台=1チームという制度を導入しようと考えています。現行制度では2台体制のチームが有利になっていますが、だからといって2台体制を取れるチームは一部に限られます。結果的にチームタイトル争いがあまり競争のないものになってしまっています。これをもっとコンペティティブで、観る側にとって興味の持てるものにしようというのがねらいです。現行ではドライバータイトルがこれに近いかたちになっていますが、来季はこのタイトルを、よりドライバー個人としての評価につながるものにできないかと検討中です。予選順位や決勝中のファステストラップに対するポイントをドライバー個人に与えるなど、その方法はいろいろ考えられると思います。もう一つ、新設を予定しているマシンタイトル(仮称)については、要するに車種別のチャンピオンシップを考えているということです。これを設けることでいっそう世の中の耳目を集め、シリーズとしての評価を高めていくことができるのではないかと思います。これによってメーカー間の開発競争が過熱し、過去に消滅していったシリーズのような末路を迎えるのではないかという心配があることは承知していますが、SUPER GTは過去のシリーズとは異なり、GT-A自身が性能調整をできる立場にあります。速すぎるクルマは抑え、遅いクルマは引き上げる。これによって、無意味な開発競争を抑えながらコンペティティブなシリーズを存続させていくことができるはずです。SUPER GTは、新しいレースの価値を創造していくシリーズです。今までどおりのレースを続けていては、モータースポーツの人気は下がっていく。観客やテレビ視聴者の視点に立ったイベント運営が急務なのです。
 有効ポイント制の導入は、大会数を増やしてシリーズの価値を高めるという方向と、『大会数を少なく抑えてほしい』というチームの要望とを両立させるための方策の一つでもあります。チームによっては、不得意なコースや遠征費用がかさむ遠方のサーキットは参加したくないという声もある。有効ポイント制であれば、年間1〜2戦は欠場してもタイトル争いに加われる可能性が残ります。全戦でのポイント獲得を前提とするチームにとっては(有効ポイント制は)ありがたくない制度かもしれませんが、そのバランスをどう取っていくかということで、『シーズン終盤の3戦は全ポイントが有効』というシステムを考えたわけです。
 いずれにしても、来季のチャンピオンシップの詳細については現在まだ検討中です。メディア関係者のみなさんからも、広く意見をお聞きしたいと考えています」


■練習走行日
◎No.8 ARTA NSX(GT500クラストップタイム)
伊藤大輔「ここはやっぱりホンダのコースなんで、ボクらみんな、NSX全体で結果を残さないとって思っています。鈴鹿1000kmで反省点がわかったんで、そのへんを踏まえてクルマを持ってきて、セッションの途中でもパーツを入れたりと、いろいろやっています。最後のアタックはいい方向にいきました。でもタイムは僅差ですからね。あとはグリッドによってレースのやりかたを考えないと。一つ心配しているのは日曜の天気ですね。他がどうタイヤをチョイスしてくるか。まあ、自分たちのデータは鈴鹿1000kmで取れましたけれど、そんなには甘くないですよ。今日も軽い接触があったし、レースは何があるかわからないので、とにかく前(のグリッド)からスタートしたいですね。基本的にはポールを獲りにいきたいです。ウエイトが重くなっても、バランスは悪い方向にはいってないですから。SUGOではトヨタ勢が1−2−3−4でしたが、今度はホンダ勢でいきたい。1000kmとかSUGOみたいに変なミスでは落としたくないです」
◎No.7雨宮アスパラドリンクRX7(GT300クラストップタイム)
山路慎一「今回はドライバーがよくガンバったんじゃないですか(笑)。ここは直線の加速が長いところなので、トルクのないボクらのエンジンにはかなり苦手なコースだと思ってたんです。だから、リスクを怖がらずにクルマ(のセッティング)を攻め込んで、それをドライバーがガンバってコントロールしている状態です。もちろん速いという結果は非常にいいことなんで、これをレースの結果につなげたい。今日は、午前から午後にかけて、予選をみすえたセットとか、あらゆる気象用のセットとか、トライできるものは調整したので、あまり不安はないです。まだ全部が全部安心できるわけじゃないですけどね。それに、Vemac(No.62)とかフェラーリ(No.10、No.11)とかが、ほんとうの力を発揮しているとは思えない。だからタイムがよかったからといって楽観はしてません。周りが思ったようにかみ合っていないだけでは? 今日は気温が高かったようですが、タイヤにまだマージンがあったので、レースも暑くなったらなっただけ有利になると思います。よそのチームがきびしい状態になるほうが、ボクらのマージンを活かせますから。エンジン特性としてトルクがないというのはデメリットもありますが、立ち上がりでタイヤに対する攻撃性が少ないので、非常にタイヤにやさしいんです。それに、ライフでもつねに最高の水準を持続させることができます。決勝日は雨の心配もあるようですが、雨は雨でトルクがないというエンジン特性がいい方向に出たりするので、それを逆にアドバンテージにしていきたいと思います」
◎No.100 RAYBRIG NSX(練習走行1回目GT500クラストップタイム)
セバスチャン・フィリップ「今のところそんなに悪いところはないですね。クルマのドライブも比較的ラクでした。クルマはSUGOに比べて進歩したというよりも、いろいろな点で違うことをトライして、いい結果が得られているという感じ。エンジンが変わったので、クルマのいろんな面をもっと知るために、いろいろなトライをしています。(レースに向けては)今の時点ではおそらく大丈夫だと思います。たしかにもっともっと知らないといけない点も多いですが、今日の走行を見るかぎり問題ないでしょう。天候しだいというところもありますが、クルマはいいものに仕上がったと思うので、ドライならいい成績も残せるはず。このままいければ上位は十分ねらえますね。チャンスはあると思います」
◎No.11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP、エンジンを換装
伊予木仁監督「(今回からエンジンをスイッチしたのは)冬のテストから取り組むのも一つの方法ですが、来年のことを考えると、今から実戦でテストをしていくというのもひとつの手かな、と。それと、GT-Aのコンストラクターズ会議でこういう内容(※下記 加治次郎GT-A事務局長コメント参照)の話し合いがなされていたんです。それを意識してやったというわけではないんですが、われわれがどうだろうと思っていたことと、GT-Aさんが将来を見越して考えていたこととがわりと近い線にあったので、一つのモデルケースとして取り組んだというわけです。さいわいTeam Gainerの田中慶治オーナーが新しいチャレンジに積極的ですし、また実戦のなかでやっていくほうが、実戦データも取れるし、プライベートテストでやってああだこうだ言われるより、みなさんにも公明正大にわかるじゃないですか。そういう点も大事だと思ったわけです。(クルマの開発は)シーズン中なのでやはりけっこう大変で、設計のほうでも妥協しなきゃいけない部分もあるようです。でも、妥協している部分がわかっていればシーズンオフでそれをやり直すことができるので、考えようによっては(オフから始めて)ダメなままシーズンに入ってしまうよりはいいのかなと思います。
 エンジンをスイッチするという案は4月から出ていて、5月に最終決定しました。クルマとして完成し、最終的にエンジンがかかったのは、8月22日でした。富士でシェイクダウンしましたが、当然のことながらトラブルが出て、アウトインの繰り返しばかりでした。
 練習走行1回目のタイムはクラストップでしたが、ドライバーはぜんぜんよく言わないですよ(苦笑)。エンジンとシャシーのバランスがぜんぜん違うので、正直四苦八苦しているところです。タイム的にもクルマの状況的にも納得していません。ただクルマにエンジンが乗っているだけで、まだ仲よくできてません。エンジンとシャシーのバランスを、どのくらい取ればどこまでタイムが上がるかというのもまだ読めないですね。今回は、タイムは別としてまずはパッケージを少しでも早く作ることが大切だと思っています」
田中哲也「とりあえず今(練習走行1回目)のセッションで1位だっただけ。マシンとエンジンのバランスがまだ取れていないというのが現状です。おそらく周りがあまりタイムを出していないだけですよ。結果は鵜呑みできないと思います。ここで手応えがあれば結果にもつながるでしょうが、感覚としてはまだその手応えがないんです」
◎No.11のエンジン換装に関して
加治次郎GT-A事務局長「GT-Aでは、何年か前JAFに『JGTC(当時)ではエンジンは銘柄を問わない』というルールを提案したことがあります。この提案はJAFでは通らなかったんですが、SUPER GTではGT-Aが車両の特認を出していますので、今回のチームからの申請はGT-Aとして認めたということです。このルールの根底にあるのは、クルマとしてのアイデンティティを車体において、エンジンには目をつぶろうという考えかたです。これは、参加車種を増やすための一つの方策です。エンジンの銘柄を車体と同一に限定していると、車体だけあっても、メーカーがエンジンを出さなければそのクルマは走れない。しかし銘柄を問わなければ走ることができ、結果的に車種の増大につながる。また、その車体の再販性も確保できるんです。たとえばNASCARでは、上位のクルマは下位チームに転売できる。しかしメーカーがエンジンを出さないと、それが妨げられてしまう。クルマが転売できれば、チームにとって財政的に大きなメリットになるはずです。ただし、これらはそのエンジンが市販あるいはレンタルされているなど、容易に手に入るものであることが前提となります」

■予選1回目
◎No.8 ARTA NSX、GT500クラス暫定トップ
伊藤大輔「GT500のゴムが(路面に)乗ってくる後半勝負かなと思って、ラスト10分ぐらいで3周ぐらい連続でアタックしました。路面との相性だと思うんですが、(通常ならタイヤが)1周しか持たないところが3周ぐらい持ったんで、スーパーラップの2周も期待できるかなと思っています。スーパーラップに進めたし、条件的にはSL後半は気温が下がると思うし、いいポジションを獲りたいです。昨日からクルマは変えていませんが、ちょっと曲がりにくい部分があるので、そのへんをアジャストしてスーパーラップに臨もうと思っています。タイムは相当に接近していて誰が勝ってもおかしくない状況ですが、できればポールを獲りたいです。自信? 精一杯頑張るだけですよ。明日は今日より気温も低く天気も悪くなるという予想なので、タイヤはソフト方向で選んでます」
◎No.100 RAYBRIG NSX、GT500クラス暫定2番手
セバスチャン・フィリップ「トップとはほんの少しのタイム差でした。クルマの状態は走りはじめからよかったので、昨日からさほど変更はしていません。今の走行では1位であっても2位であっても、あまり気になりません。すべては午後からのスーパーラップにかかっていますから。トップ10台を見ても、その差はほんとうにわずかなものだったので、順位もあまり気にしてません。SLはたった1周のアタックなので、どんな小さなミスも許されない。いいラップをどうやってねらっていくか、その感覚もつかめているので、アタックには自信を持って臨みたいと思います」
◎No.3 G'ZOX・HASEMI・Z、GT500クラス暫定4番手
金石年弘「昨日の走り始めから調子はけっこういいですね。今の予選はちょっと失敗したのもあって4番手でしたけど。路面の状況が昨日とはちょっと違って、クルマが若干アンダーだったので、その分でかなりロスしてると思います。今日の路面はちょっと滑るというか、砂っぽい感じでしたね。ミスしてしまったのはS字です。クルマがアンダーだったんですけど、昨日と同じように入って行ったら、はらんでしまいました。1つ目ではらんだので、2つ目がしんどくなってっていう感じですね。それでロスしたのは、コンマ1〜2秒ぐらい。ちゃんと決めればポールもいけそうな手応えはあるので、スーパーラップではセッティングとかも煮詰めて、うまくまとめてポールを獲りたいです。今までポールを獲ったことがないんですが、今回はいいチャンスだと思います」
◎No.46 Dream Cube's ADVAN Z、GT300クラス暫定ポール
星野一樹「テストのときからクルマの調子はよかったんですよね。ただ、昨日はトラブルっていうんじゃないですけど、リヤブレーキがロックしがちでバランス取りだけでは直らなかったんで、最後の予選シミュレーションのときに2番手になってしまいました。予選でもまだ少しそういう症状が残っていましたが、現状のクルマとしては100%のアタックができたと思います。でも、もっとタイムアップできると思っています。もう少し調整してスーパーラップに臨みたいですね。ここはクルマとの相性もいいし、絶対勝てるってチームで話し合って来たので、全セッションでトップを取って、ブッちぎって勝つっていう気持ちで家を出てきました。そういう意味では、とりあえず暫定ポールを獲れてホッとしています。スーパーラップでは周りのチームから“あそこには勝てないな”って思われるぐらいブッちぎってポールを獲りたいですね。スーパーラップは最後に走るので、ドキドキしちゃうと思うんですけど、余計なことは考えず、とにかく自分のラップを完璧に決めればいい結果がついてくると思っています。1台ずつだから、自分のアタックを多くの人に見てもらえると思うと楽しいし、曲を流すっていうのもすごくいいなァと思います。ボクのテーマ曲ですか? 格闘家のバンダレイ・シウバの入場曲です。これを聞くとすごく燃えるんです」
◎No.43 ARTA Garaiya、GT300クラス暫定2番手
新田守男「かなり(ウエイトを)積んできているからクルマのバランスが崩れて、今までにやったことのない領域でセットしています。タイヤが現実についてきてくれてない状況で、決勝でいかにいい状況をつくっていくかという試行錯誤をやっています。決していい方向ではないんです。(予選は)真一にアタックいってもらって、ボクは本番用のセットをしてました。真一は、あの重さでよくタイムを出してきてましたね。(問題は)決勝ですよ。いかに落ち込みが出ないようにするか。タイヤの負担が体にまで感じられるレベルなんで…」 高木真一「F1じゃないけれど、1周は持つんだよね。あとはロングディスタンスですね。予選も頑張るけれど、たいせつなのは決勝結果ですからね。(タイヤの負担を減らすために)荷重をいかにかけないでコーナリングするか、マシンのセット自体も今までにないことをやっていかないといけないんです。スーパーラップで2~3列目以内にいられればいいかな。昨日の状況から考えると、予選ではみんなミスしてるとしか思えないんですよね。ボクとNo.46 Dream Cube's ADVAN Zぐらいですよ、1秒タイムが上がってるのは」
◎No.2 Privee ZurichアップルRD320R、GT300クラス3番手
渡辺 明「金曜日から、メカニックにアイデアを出してもらってサスペンションのいい方向を見つけたことで、クルマはかなりよくなっています。コースを1周グルッと回ってくると、ここは何をやってもダメだっていうコーナーもあるんですけど、そういう場所は捨てて、いいところをどんどん伸ばしていくことで1周の平均ラップタイムを上げていくように仕上げられたので、自分としては満足しています。アタックに入った周は路面にけっこう砂利が出ていてトラクションが掛からなかったんですよ。だけど、ドライビングに関してはミスもなく、完璧なアタックができました。われわれのチームは今年初めてこのヴィーマックを投入したんですけど、5戦目にしてやっとサスペンションの方向性やドライバーがこのマシンをどうコントロールしたらいいのかっていうことがわかり始めてきたかなという感じですね。スーパーラップは今回4回目ですけど、いくしかないでしょう。今回はホントに1台でいけるので、集中して頑張ります。1回目の予選は3位でしたけど、スーパーラップではもう少し上を目指したいなと思っています」
◎No.27 direxiv ADVAN 320R、混走でタイムアップしGT300クラス4番手に
密山祥吾「ヴィーマックって、どうやら路面の変化で挙動が大きく変わっちゃうクルマみたいなんですよね。今さら気づくなっていう感じなんですけど(笑)。で、GT300の専有時間帯は、いろんなところでオーバーとアンダーが交互に出ちゃって、目一杯いっても1分55秒9とかぐらいのタイムだったんで、ちょっとあきらめちゃっていたんです。でも、エンジニアの佐久間さんと話をして、リヤの動きを大きくしたら、クルマが(コーナーに)進入するときの角度がすごく作りやすくなって安定感が出たのでイケるかなと思っていたら、想像以上にタイムが出たんです。しかも遅いマシンを2台抜いてきてのタイムだったので、(そこで引っかからなければ)1分54秒台は出ただろうな。タイヤは2セット使いました。あそこでいかなければ13番手ぐらいが決定だったんで、だったらもう1セットいって10番で確定でもいいやと思って。もうタイヤのおいしいところが終っちゃってズルズル来ているんで、スーパーラップはホントに10位確定だと思っているんですけど、精一杯やれるだけ頑張ります。(SL走行時の)テーマ曲ですか? ボクはチームの人に決めてもらったんですが、『恋のマイアヒ』にするって言ってましたよ(笑)。ま、ボクには聞こえるわけじゃないからなんでもいいんですけど、今、チームのなかで一番強い女子マネージャーの根本さんに、それにしろって言われました(笑)。今日、鈴木利男さんが遊びに来るんですけど、チャラチャラすんなって怒られそうな気がします」
◎No.7 雨宮アスパラドリンクRX7、GT300クラス5番手でSLに進出
山路慎一「もう少しタイムアップできると思うんですよね。アタックラップ中、目の前でスピンされたりしたので、思うようなタイムが出ませんでした。タイミングが悪かったですね。午後からのスーパーラップですが、気温が下がるのはエンジンにはいい方向なんで、コースインのタイミングなどはあまり気にしていません。でも思った以上にZ(No.46 Dream Cube's ADVAN Z)が速かったので、それはビックリしてます。昨日とは違う顔ぶれが上位にきたんですが、午後のアタックではなんとかZの次くらいにはいきたいと思ってます。ここはオーバーテイクも難しいんで、できるだけいいポジションからスタートしたいなと思います」
◎No.35 イエローハットYMSスープラ、ダンブレックを起用
ピーター・ダンブレック「(全日本F3選手権でチャンピオンをとった)1998年から毎年日本に来ていました。レースをみたり、友達と会ったりしていました。一昨年まではDTMでメルセデスに乗っていたんですが、昨年はオペルに乗っていました。今年はシートがなくて残念だったんですが、SUPER GTに来ることができて、うれしいです。DTMのマシンと比べてスープラは開発が進んでいますね。ドライブは簡単じゃないけれど、コーナリングスピードもすごく速いしね。DTMのマシンはタイヤの幅が細いのでスピンしやすいんですが、SUPER GTでは問題ないです。1998年に乗っていたGT300クラスのMR-2と比べると、GT500クラスのクルマはパワーがすごいし、すごく速いですね。F3と比べて4〜5秒は速いので驚いています。(事前に)オートポリスでテストをしたんですが、そのときは涼しかったので、今週とは気温が10度以上違います。予選は服部さんがアタックしたけれど、タイヤのパフォーマンスが発揮できなかったのは残念です。明日、雨が降って気温が下がればもっと上位にいける自信はあります。まずは完走して、ポイントゲットができればいいと思っています」

■予選2回目
◎No.18 TAKATA童夢NSX、予選2番手
道上 龍「(No.8 ARTA NSXの)大輔の気合いと、背の高さに負けました(笑)。8号車には練習走行から少し負けていたんですが、スーパーラップでセットを変えたらタイム差を詰められて、0.1秒の差もないし、結果としては2位でしたが、自分としてはポールに値するタイムだと思っています。決勝もセットアップが出ていますからトップ争いができるし、優勝をねらいたいです。決勝までに、データをキッチリみて何をしたらいいのか考えます。(タイムアップしたのは)気温が下がってアタックが有利になったこともあると思います」
◎No.100 RAYBRIG NSX、予選3番手に留まる
セバスチャン・フィリップ「結果としてはとても残念です。でも、それは3位という結果にがっかりしたのではなく、ほんとうに残念だったのは上位2台(No.8、No.18)とボクたちのクルマのタイム差のこと。この差にがっかりしました。なぜ彼らと違ってタイムが伸びなかったのか、まずはデータをチェックする必要がありますよね。彼らはボクが思っていたよりも速かった。ボクたちも金曜日は速かったのに、予選では突然大きな差が開いてしまったんですから…。スーパーラップではなに一つミスすることなくアタックしたのに、彼らがほんとうに速くて驚きました。ボクらだけで考えると、明日のレースで心配する点はないんです。いい結果を残せる自信もある。タイヤとのマッチングもいいし、ジェレミーも速い。中古タイヤでの速さも悪くなかったし。そういう意味からすると、明日の決勝ではふたり揃っていいペースで走れると思うので、少しアドバンテージはあるのかな。期待しています」
◎No.38 ZENTセルモスープラ、予選4番手でスープラ勢最上位
立川祐路「スーパーラップはまずまずの位置で終えることができましたね。昨日の走り出しからセットアップに苦しんでたというか、外してました。しんどい戦いになるかなと思っていたら、チームのみんなががんばってSLまでに帳尻を合わせてくれて、ウエイトを積まないいい位置を取れました。まずは予選の段階ではOKかなと思っています。決勝の天気は微妙だし、タイムも接戦だし、前回のSUGOもものすごく荒れたし、ああいうレースになるかもしれない。ウチらとしてはキッチリポイントを取って、できるだけ上位でフィニッシュしたい。自分たちの仕事を完璧にこなすのが最大の使命です。ハッキリ言えば今年は富士(第2戦)しかまともな結果を残せていないんです。今回のもてぎと次の富士でいかにポイントを取るかでチャンピオンも近づくと思うし、今回落としたら後がない正念場だと思っています。確実になおかつ2ケタのポイントをとりたいです。NSXは今年クルマが速くなって、今日も速かったです。決勝も前3台(No.8、No.18、No.100)が速いだろうけど、逃がさないようにがんばります」
◎No.3 G'ZOX・HASEMI・Z、フェアレディZ勢最上位の予選5番手
金石年弘「クルマはまあけっこうよかったんですけど、ホンダ(No.8、No.18、No.100)のあのタイムには追いつかなかったですね。1分55秒7、8かなァって思っていたんですけど、予想以上に出ていました。ボクはあれがいっぱいいっぱいでした。朝の予選でのアンダーステアは解消してフロントはすごく入っていくようになって、自分の思うようなクルマになってたので、ちょっとくやしいですね。スーパーラップのアタックも、それなりにうまくまとめて来れていたので…。明日は、天候はわかりませんが、けっこう荒れるレースになるんじゃないかと思うので、SUGOみたいなレースができたらなと思いますね。優勝が一番いいんですけど、表彰台には乗りたい。いろいろ波乱があるかと思いますが、うまくそれをすり抜けて、表彰台を目指してがんばります」
◎No.12 カルソニック インパルZ、予選6番手を確保
ブノワ・トレルイエ「朝の予選1回目はあまりよくなかった。ボクたちのマシンはエンジンにちょっとした問題があって、パワーが足りなかったんだ。午後は(エンジンを積み替えて)よくなったけど、クルマのセットアップをする時間がなかったんだ。だから完璧とは言えなかった。そのわりには悪くなかったと思うけどね。スーパーラップでもボクは本気でプッシュはせず、ミスをしたくないって思って走っていた。それでもボクのタイムは2台のZ(No.3とNo.22)のあいだに入っているから、まずまずなんじゃないかな。ただ、S字ではちょっとミスしちゃったんだよね。今日は、昨日とギヤレシオを変えて、昨日は3速で入っていっていたS字の一つ目を4速で走るようにしたんだ。なのに、スーパーラップは3速で入ってしまって、そこでコンマ1秒ぐらいロスしちゃった。レースでのクルマはいいと思うし、大丈夫。いずれにしても、いい結果を残せると思うよ」
◎No.22 モチュールピットワークZ、タイムを上げるも予選7番手に留まる
ミハエル・クルム「もうちょっと前にいけるかと思ったけど、まぁトップ10に入れてよかった。クルマのバランスもそんなに悪くなかったです。朝よりコンマ1秒タイムを上げることができたし、ウチがウェイトを積んでいることを考えれば、そんなに悪くないですよ。明日はなんとかポイントを取りたい。今回はホンダが速過ぎで上位にいくのはむずかしいかもしれないし、何ポイント取れるかはわからないけど、がんばってフィニッシュまでいきたいと思います」
◎No.19 ウェッズスポーツセリカ、GT300クラス予選2番手までポジションアップ
加藤寛規「自分たちなりにベストタイムを出せました。1回目のデータを見直してクルマをいじったら、当たった。それでもここから1秒のタイムアップは見えてこない。No.46はもうクラス違いと思ってます(笑)。SLは1台ずつのアタックだから、それに助けられて攻めることができたかな。レースのラップを考えるとぜんぜんラクじゃないし、抜かれるかもしれないけれど、自分たちのベストはつくしたい。今日の(予選)2位はチームのみんながよろんでくれて雰囲気もよくなりました。『10kg余計に積みやがって!』と怒ってる人もいますけど(笑)。このまま明日も表彰台で終わりたい。SLのときの音楽ですか? 谷口のセレクトでやっておいてって言ったら、あれしかなかったんですよ(笑)」
◎No.7 雨宮アスパラドリンクRX7、GT300クラス3番手にポジションアップ
山路慎一「(スーパーラップで『完全無欠のロックンローラー』を選曲したのは)移動のクルマのなかで流れてきた曲だったんです。これでイイやって思って選びました。アタックは、セリカ(No.19)だけが予想外でしたね。あとはだいたい予想どおりでしたよ。どっちにしてもがんばって2番手だったと思うので、3番手というのはそんなに悪くないです。ただ、ガライヤ(No.43)は気になりますよね。でも決勝ラップに関しては自信を持っています。明日はけっこうタフな闘いになると思います。一樹(No.43)も最初からギンギンにいくだろうし、いいペースでトップが引っぱっていってくれれば、その後方からもいいペースで走っていけるので、走りやすいレースになればいいかなと思います。もともとここは捨てるつもりはなかったのですが、正直これほど上位に顔を出せるとも思っていなかったので、確実に6位以内、ポイント圏内をねらっていって、富士も同じような流れをキープして終盤に向かいたいですね。そのためにもトップとの間にある差をここでちょっとでも詰めることができれば、最後までチャンピオンの可能性を持っていける。自分たちの思っている以上の結果を出すことが求められるでしょうが、とりあえず今日の結果には満足しています」
◎No.2 Privee ZurichアップルRD320R、GT300クラス予選4位をゲット
渡辺 明「スーパーラップでは、ドライビングミスもなくいいイメージでいっていたんですけどね、チームがチョイスした音楽がユーミンだったんですよ。それが湿りっ気がある曲で、それでタイムもコンマ1秒ぐらい湿っちゃったかなって感じですね(高橋一穂「渡辺さんは『仁義なき戦い』って言ってたんだけどね」)。この曲を聴くと、オーナーが泣くんですわ(笑)。それで選んだんです。オーナー、昔、なんかいろいろあったみたいですよ。クルマはぜんぜん問題ないです。まぁ4番手に落ちてしまいましたけど、われわれのチームとしては最高のポジションなので、明日どういう路面状況になるかわかりませんが、一生懸命いきます。雨なら雨で、雨用のサスペンションのセッティングを前回の鈴鹿1000kmでいろいろ試して、いいところが出ていますし。だから、雨でちょっと荒れ気味のほうがわれわれにとってはいいかもしれないんですけどね。がんばります」
◎No.43 ARTA Garaiya、GT300クラス予選5番手
高木真一「(ウエイトハンデが)重いと運転も難しいし、(アタックでは)最後に(ビクトリーコーナーで)ちょっとミスったら、あれだけ(タイムが)落ちちゃったてことです。なかなかきびしいね。まあ、ポールのタイムはとうてい見えないし、ヘタに(3位以内に入って)10kg積むより5番手から少しずつ上がったほうがいいでしょう。もてぎはタイヤにきびしいから、それを考えたらあんまりムリもできないんですよ。でも、重いながらセッティングはうまく詰めていってるし、決勝もドライならいいポジションまでいけるんじゃないかな? 歌手の吉田美奈子さんも応援に来てるんで、応援よろしくお願いします」

■ポールポジションインタビュー
GT500
◎No.8 ARTA NSX
伊藤大輔「単純にうれしいですね。この前(鈴鹿)1000kmでポール獲ったんですが、シリーズで自分が(アタックして)獲ったのは初めてですから。今回は40kgのハンデを背負ってどこまでいけるかと思っていたんです。もてぎとの相性は悪くないだろうし、ウエイトも置き場所をどうしようかとチームが考えてくれて、金曜日の走り始めからバランスはよかったので、もしかしたらポールが獲れるかなぁと思っていました。ただ、朝(予選1回目)の結果をみてもどこがポールを獲ってもおかしくない状況で、そういう意味ではプレッシャーもけっこうありました。まあ、あんまり気負いすぎず、ミスせず普通に走ればいいかなと走ったら(ポールが)獲れたんで、よかったです。
 アタックラップは無難にまとめたという感じです。1回目の予選でアンダーステアの傾向があったので、もっとフロントを曲げるようにクルマをセットしました。これがそこそこいいほうにいってくれて、自分の走りにも反省点があったので、それをそつなくまとめたという感じですね。ちょうどボクが(コースに)出るタイミングで18号車がチェッカーだったんで、無線でタイムを教えてくれると思っていたんですが入ってこなくて、聞こうかなとも思ったんですけど、タイムを聞いてしまうとよけいにプレッシャーもかかるし、チームもそういうことを踏まえて伝えなかったと思うんで、それじゃあ黙って走ろうと思いました。タイム的には(1分)45秒中盤は想定していました。午前の気温の高いなかで(1分)46秒1でトップだったから、(SLは)気温の低くなる一番最後ということで(1分)45秒5あたりとは思っていました。18号車も午後に大きくセットを変えてきて、ボクらと同じくらいはいくと思ってましたから、想定どおりでしたね。
 NSX勢のなかで自分たちが一番でありたいし、気分的には微妙なんですが、(他の)NSXが前(のポジション)に来れないと自分たちのライバルが大きなポイントを取ってしまうので、そういう意味では今回はどこが優勝するというかより、NSX4台が前にいてくれることがボクらのタイトル争いにも有効になると思うんで、今回に限ってはいつもよりは(他のNSXに対し)ライバル心はないというか、みんなでいい結果を残したい。(そう思っているのは)ボクだけかもしれないですけど(笑)。
 明日は天候が不安定ということで、そのへんはきちっと対応していこうと思います。ラルフとも話していたんですが、一番からスタートすればアクシデントにも遭いにくいし、タイヤのマネージメントもしやすいので、できればポールを獲りたいねと言っていたんです。そういう意味でもポールからスタートできるのは強みです。あとは流れをうまくつかんで自分たちに呼び込むことですね」
ラルフ・ファーマン「(予選では)かならずトップ3には入れると思ってました。それで(ポールを獲って)2ポイントか(2〜3番手で)1ポイントかという違いだけ。それだけに2ポイントでよかった。伊藤選手がとてもいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。
 (40kgのハンデは)このサーキットでは40kgのハンデがあってもスーパーラップのような1、2ラップのアタックではそれほど変わりません。ただ、レースで20ラップ過ぎるところで差が出てくる。タイヤにも影響があるでしょう。ですからレースでは効いてくるでしょう。
 決勝では、せっかくホンダNSXが3台並んでいるんですから、この3台がそのままゴールして、表彰台もすべてNSXになるといいでしょうね。もちろん、ボクらが一番上に上がりたいですが。気をつけないといけないのは、このあいだのレースのようなNSXの同士討ちみたいなことがないように、安定した走りでいきたいと思います」
GT300
◎No.46 Dream Cube's ADVAN Z
星野一樹「自分のアタックでポールを獲ったのは初めてです。去年はセパンで(チームメイトの)木下(みつひろ)さんがポールを獲って、それはそれでうれしかったんですが、この前の(第2戦)富士でも獲れそうで獲れなかったし…。もてぎはZとの相性がよくて、開幕前からねらっていたんです。それだけにみんなすごい気合い入ってましたし、そのなかできっちりとポールを獲れたことはすごいうれしいです。(2位との差は)事前のテストではGaraiya(No.43)もいいタイム出していましたし、ボクらは僅差になると思っていたんです。アタックも完璧で、一つもミスをしていないんですが、なんで1秒以上も差がついたかはわかりません。まあ、ボクらがやってきたことがまちがっていなかったということですね。
 単独アタックは自分のペースで出てって、そのペースでタイヤを温められるのはいいですね。あと、自分の曲がかかるのもいいと思います。(自分には)聞こえないんですけど、なんというのかなぁ、燃えてくるっていうか、みんなが自分のことを見てるのがわかるから、ここでトップを獲ってやろうって思えるから、ドライバーとしては気持ちいいですよね。
 決勝では、一番の敵は雨かな。ドライ(のセッティング)は完璧に決まっているから、いけると思ってます。でも、突然の雨とかはイヤですね。まあ、天気予報だと雨は(後半の)青木さんのパートみたいですから、青木さんにガンバってもらって(笑)。表彰台の一番高いところに立てるようにがんばります」
青木孝行「予選自体はぜんぜん心配していませんでした。ポールを獲ると思ってましたし、大差もつくと思ってました。予選の1回目を見て、ミスさえしなければポールだと思っていたんで、無線でアタック前に『楽勝!楽勝!』って言ってたくらいです。もてぎがZに向いているのも一つあるんですけど、ここに来るまでのレースでふがいない結果に終わっていましたので、ちゃんとネジ締めて気を引き締めてやろう、と。まあ、毎回(反省は)やっているですけど、みんなが一丸となって勝たなきゃいけないという意識を持ってなかったと思うんですよ。今回、ここで勝たないと次はないってくらい気を引き締めてきました。それがクルマの速さにもつながったと思います。
 決勝は、雨が降らないと思ってます(笑)。調子のいいときは荒れた展開になってもらっては困るんで、スタートからゴールまではドライでいってもらいたいな。予選で2番手を取ったセリカ(No.19)は(決勝でも)気になりますね。加藤くんのあのタイムはすごいと思います。あと燃費がいいクルマですしね。ボクも去年乗っていたんで手の内はわかるので、レース展開もなんとなくイメージできています。それをどう勝ちに結びつけるかはこれからチームで話し合います。セリカのほかに気になるとクルマと言えば、ガライヤ(No.43)、セブン(No.7)…、ああ、いっぱいいますねぇ(笑)」

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