Race Day Report
■フリー走行
- ◎No.6 エッソウルトラフロー スープラ、フリー走行トップタイム
- 脇阪寿一「昨日の予選ではポールを獲りたかったんで、スーパーラップ前に大きくセットを変えたんですが…。そのクルマのわりにはいいアタックができました。(決勝での)順位はスタートすれば入れ替わるから、(朝のフリー走行では)安定して走れるクルマを作りたかったんです。欲を言えばこのバランスがもう1セッション早く(予選で)できてくれればよかったと思います」
- ◎No.18 TAKATA童夢NSX、フリー走行2番手
- 道上 龍「クルマのバランスは非常にとれています。あとは周りを気にせず自分たちのレースをやるだけです。決勝セットは金曜日からすごくよかったし、その流れで来ています。天気は持つみたい。そう願いたいです。流れはボクらのほうに来ているんで、あとはミスなく走りたい。もちろんできれば勝ちたいです」
- ◎No.12 カルソニック インパルZ、フリー走行3番手
- ブノワ・トレルイエ「クルマはすごくいい状態だよ。フルタンクでスタートしたけど、満タンでのバランスはいいし、コンスタントなタイムで走れているし、エンジンもいいし、タイムもすごくよかった。今日はいい結果を出すチャンスだと思う。タイヤも問題ない。セッションの終わりまでに全部で25周ぐらいしても、全然タレなかったからね」
井出有治「クルマはすごくいいので、レースもイケると思います。金曜日よりもずっとよくなってますね。曲がるようになった。小さいコーナーでもクルマの向きがちゃんと変わるようになりました。(トレルイエには)トップで帰ってきてもらうのがいいんですけど、まァガマンしてもらって、後半いいところにいけるといいなと思っています。タイヤも、BS(ブリヂストン)さんからは磨耗は(他車と比べて)一番いいと言われているので、問題ないと思います」
- ◎No.46 Dream Cube's ADVAN Z、予選につづきフリー走行もトップ
- 青木孝行「今朝は、予選1回目にそこそこ使ったタイヤを履いて、燃料を積んで出ていったんですけど、クルマのバランスはよかった。すごくいい方向に進んでいます。決勝では、予選ほどちぎれるかって言ったらそうでもないと思うんですけど、スタート直後は後ろを離せると思うので、一樹ができるだけ逃げて、タイヤがタレてきたら早目にピットに入ります。ボクらはちょっと燃費が悪くてピット作業が長いので、そのぶんのマージンを最初に稼ぎたい。タイヤは路面温度に影響されるところがあるんですけど、涼しければ(レース距離の)半分まで持つと思います。暑くなると、かなり早い時点でグリップダウンが始まる可能性が高い。でも、最悪20周持てばいいですし、抑えのハードタイヤのテストもちゃんとしてあるので、そんなに心配してないです。今回はいきますよ。(サーキットに)来る前、自分のホームページに“今回は勝ちますよ”って書いてきちゃったんで、勝って帰ります。なにもトラブルがないことを祈ります」
- ◎No.2 Privee ZurichアップルRD320R、フリー走行GT300クラス2番手
- 高橋一穂「けっこうガス入れて走ったんですけど、クルマはよかったです。そうとう走ったタイヤを履いていたので、(スティント)後半のシミュレーションになりました。タイヤの持ちに関しては、今朝は昨日より路面温度が低かったのでよかったんですけど、レースのとき暑くなったらどうなるかわからないですね。レースでは、渡辺さんがトップで帰ってきて、ボクがトップをキープする作戦です。最低でも2位では帰ってくるって言ってたから。まぁZ(No.46)はムリとしても、セリカ(No.19)とかあのへんはもういっぱいいっぱいなんで、なんとか(抜いてほしい)。最初の裏ストレートで抜いてくるらしい。…あまり言っちゃうといかんね。表彰台に上がる自信? いつもあるんだけど、結果がついてこない。言うだけで最後タラレバになっちゃう。でも、言うだけ言っといたほうが得かな、と思って。言うだけはタダだし(笑)」
- ◎No.87 JLOCムルシエRG-1、フリー走行GT300クラス3番手
- WADA-Q「昨日の予選1回目では1セット目(のニュータイヤ)で遅いクルマに引っかかってしまったんですが、10番手以内のポジションを確保したかったので、2セット使ってしまったんです。だからスーパーラップ(SL)はあきらめていました。(SLでは)入った周にフロントタイヤがタイヤかすを拾って、1コーナーとか右コーナーでクルマが曲がらなかった。フルタンクでのバランスは悪くないので、決勝ではトラブルがなければそこそこのポジションにいけると思っていますが、とにかく今回の目標は完走です。このクルマのデータがほしいんです。ムリせずにいきたいです。クルマ的には微調整でここまで来てますから、素性はあなどれないと思います。まだまだこれから速くなると思いますよ」
■タイヤメーカーに訊く
- ブリヂストン
- 「各車種、ソフト系とミディアム系のうちソフト系をチョイスしています。ただ、No.1だけはソフト系のなかでもちょっと硬めのものです。摩耗的にもタイム的にも、レース距離の半分までいけるとは思いますが、車種あるいはチームによっては早め交換という可能性もあるかもしれませんね。ウェット用はソフトとハード。ミゾの浅いのと深いのもあります」
- ヨコハマ
- 「GT500用はミディアムとハードを用意していて、一昨日と昨日の路面温度に合わせてハードをチョイスしています。今朝はちょっと(路面温度が)低かったですね。
GT300用はソフトとミディアムを用意していますが、ソフトをチョイスしているチームが多いですね。上位でいうとNo.19はミディアムですが、あとはソフトです。
ウェット用は、両クラスとも硬めと柔らかめのほかに、インターミディエート的な位置づけのものも用意しています。ちょっと濡れている程度ならスリックでいくと思います。他社のスリックが冷えているあいだにアドバンテージを稼げるといいですね」
- ダンロップ
- 「GT500用はソフトとハードがあって、ハードをチョイスしています。予選では上位にいけませんでしたが、決勝では悪くないので、ポジションを上げていけると思います。
GT300用もソフトとハードで、ハードを選んでいます。状況に応じていろんな戦法が採れるように、という選択です。No.0はちょっとおもしろい作戦を採ると思いますんで、ピットに注目して見ていてください」
- ミシュラン
- 「ソフト、ミディアム、ハードの3種類を用意したんですが、それぞれの違いはそれほど大きくありません。選んだのはMR-S(No.30、No.31)がソフト、ガライヤ(No.43)がハードです。No.43はやはり(ウエイトが)重いですね。一発のタイムはともかく、レース距離を走るとボディブローのように効いてきます。コース的にはタレは少ないほうなので、重さをいかにカバーして、うまく(タイヤを)使うかがカギでしょう。ウェットタイヤは、普通の雨用と、乾きかけの状態に合わせたものを用意しています。(雨が)降るならしっかり降ってほしいですね。シリーズランキングでは、ミシュランとしては1-2-3にあるので、今回は勝ち負けはともかく、ポイントをちゃんと取ることが重要だと考えています」
- クムホ
- 「基準にするための前回と同じタイヤのほか、今回はニュースペックを2種類持ってきました。チョイスしたのは新しいタイヤのうちの柔らかいほうです。ウェット用は1種類。昨年のここのレースでは、チームとクルマは違いますが、ちょい濡れの状態で一時トップを走ったので、ああいう展開になるといいですね」
■決勝スタート直前情報(13時50分現在)
□天候:晴れ/路面状況:ドライ/気温:35度/路面温度:42度
□入場者:決勝日(4日)5万2000人/予選日(3日)1万7000人
◎リタイア(JGTCインサイドレポート班調べ)
| No. | 原 因 | 周回数 |
| 21 | コースアウト | 11L |
| 112 | クラッチ | 16L |
| 111 | 失 格 | 23L |
| 110 | アクセルワイヤ | 33L |
■決勝レース
- ◎No.19 ウェッズスポーツセリカ、GT300クラス2位
- 加藤寛規「この展開はレース前からわかっていました。レースラップでは他のクルマより1秒ぐらい遅いから、(スタートで)前に出て、どうしのぎきるかっていうレースを想定してました。クルマのセットもそういうふうにしてました。最後のラッキー(No.43とNo.10の接触)もあって、なんとか逃げきれて助かりました。クルマ的にはもう目いっぱいで、タイヤも終ってました。交代した最初からずっと苦しかった。相手のペースが1秒か2秒速いから(ポジションキープは)ムリだと思っていたんですけど、タイヤを温存することにして。優勝できなかったのはくやしいですけど、今回はみんなで勝ち取った2位ですし、今季溜まっていたものを全部返せたかな。よかったです。谷口もよくがんばってくれました。無線からは泣き言ばっかり聞こえてましたけど。もうダメ〜、タイヤダメ〜とか(笑)」
谷口信輝「もう10周目ぐらいから、"暑くて死ぬ、暑くて死ぬ"って言ってました(笑)。フォーメーションラップでクールスーツのホースがピッて抜けて、胸のあたりに水がジャバジャバこぼれ始めて、クールスーツが1周も使えなくて。クルマのほうは問題なかった。。後半はブレーキとかタイヤとかちょっとキツくなってきたけど、どっちかっていうとオレのほうが持たなくなってきた感じ。あとは加藤さんががんばってくれたからよかった。周りのトラブルというか、展開が荒れた感じになって、オレらはラッキーを拾う感じになった。いろいろなものがうまくいったかなと思います。とにかく今季初表彰台は、すごくうれしいです」
坂東正明監督「タイヤセットはいいのが見つかったけれど、予選からいっぱいいっぱいだった。スーパーラップは加藤がうまく乗ったね。1周でのアタック、タイムの出しかたがうまくいった。われわれとしてはスーパーラップはおおいに歓迎してる。しかし、あれだけZ(No.46)に逃げられちゃうと、こっちも3.5LのNAエンジン手に入れたくなるね。レギュレーションでターボよりNAのほうが有利だから、いまだにハンデ背負ってるよ。セリカしかクルマがないんだよな。特認とれるなら作っちゃうんだけどな。もう3年目で27,000km超えて走ってるクルマだから、セッティングどうのこうのって段階じゃないんだよ。フェラーリ(MF458を搭載したNo.11)? あんなのは絶対許しちゃいけないよ」
- ◎No.43 ARTA Garaiya、3位表彰台でランキングトップに
- 新田守男「全然抜けない。他のクルマはみんな軽いし、ぶつからないように走るしかなかった。ダンゴ状態が続いていたので、予定より3周早くピットインしてバトンタッチしました。V字で真一がスピンしたのは、フェラーリと接触したからです」
高木真一「ボクのクルマはアンダーステアっていうか、前のタイヤ(のグリップ)がだんだんなくなっていく状態でした。セリカ(No.19)はストレートが速くて、でも、なんとか食らいついて(相手が)ミスしてくれればと思っていたんです。残り5周ぐらいで土屋監督からペースアップのサインもあったので、がんばっていたんです。速いフェラーリ(No.10)が後ろから来ていたのもわかっていましたが、このコースはポイントだけ押さえていれば抜かれないという感じでいたんです。でも、残り5周ぐらいのV字コーナーでフェラーリが追いついてきて、途端にリヤのバンパーを押されて、それでスピンしちゃったんです。外側じゃなくてイン側に巻いたし、エンジンもストールしなかったんで、なんとか出られました。結果的にはよかったんですが、でも、GT300のレースっていうのはぶつけてしか抜けない、こういうレベルの低いレースなんだなと思って、プチンと切れました。まぁ、それを踏まえて戦っていくしかないのかなと割りきりましたけど。なんでそれを言いたいかっていうと、今朝のブリーフィングで接触したらいけないという話があったので、いっそうフェアにいこうと思っていたんですよ。だからボクもガマンしてたのに、(ぶつけられるとは)なんで? みたいな…。あとからペナルティーって聞いたから、よかったんですけどね」
- ◎No.10 MACH-GO FERRARI DUNLOP、GT300クラス5位入賞
- 松田秀士「ヴィクトリーコーナーで43号車(ARTA Garaiya)と接触しました。で、ドライブスルー・ペナルティという結果になりました。予選ではタイヤのマッチングなどきびしい状況だったのですが、決勝ではボクらのセットもタイヤの状況もさほど悪くなかったし、タレも少なく、最後の最後まで持ってくれました。だからこそアクシデントがなければ表彰台、いや2位もねらえたかと思います。それを、ちょっとしたミステイクで落としてしまったのは、残念ですね。富士ではもうちょっとガンバって、今日の取りこぼし分を取り返したいと思います」
- ◎No.18 TAKATA童夢NSX、2位表彰台
- 道上 龍「(100号車に抜かれたのは)たまたまS字の入り口にGT300のマシンがいて、S字のインではちょっとムリできないなと思ってボクが控えめにいっていたら、そのインにセバが強引に入ってきたんです。それでちょっと押されるかたちになって、GT300と当たってしまって、右のリヤホイールを傷めてしまったんです。そこからハンドリングが悪くなってペースを落とさざるを得なかったんですけど。その後、ピットインしろっていうサインが出て入ったときに、なぜか(隣のピットに)8号車がいたから、なんのことか全然わからなくて…。8号車は急にクルマがおかしくなって入ってきたということだったんですが、そこにボクが入っていったから、すぐに出られなかった。だから8号車を前にやってもらいたかったんだけど、そこへガライヤ(No.43)も入ってきてしまったから…。アレでだいぶ損しましたね。あれが今回の差かな。優勝を逃がして個人的にはくやしいんですけど、ホンダとしては非常にうれしい結果になったので、それはよかったかなと思います」
小暮卓史「ボクは、もう1周ピットインを遅らせたほうがいいかも…って、心の中でずっと思っていたんですよ。(交代してからは)早く(ピットから)出してくれと思っていたんですけど。アレがなかったら、もしかしたら(100号車の)前に出られたかもしれないですよね。5秒ぐらいロスしてますから。コースに出てからは、ハンドリングバランスが悪かったんです。あとハンドルのセンターがズレている感じで、(感触が)柔らかくておかしかったんですよ。それに慣れるのに1〜2周かかった。クルマが完調だったらもっと速いペースで周回できたと思うんですけど、そういうのもありつつ2位だったので、くやしいですね。でも、そういうなかでボクも道上さんもベストをつくせたので、今回はこれでよしとしたいです。初表彰台はすごくうれしいです。でも、これが優勝だったらもっとうれしかっただろうなと思うとくやしい。だから、うれしさとくやしさが同じぐらいなんですよね。ホンダとしては、すごくよかったと思っています」
- ◎No.12 カルソニック インパルZ、今季初の3位表彰台
- ブノワ・トレルイエ「難しいレースだったね。序盤からブレーキのバランスがすごくフロント寄りになっていたんだけど、ブレーキアジャスターに不具合があってそれを調整することができなかったし、ブレーキを遅らせることもできなかった。それでいいタイムで走ることができなかった。スタート直後はミスもいっぱいした。ブレーキアジャスターでバランスを後ろ寄りに調整してもぜんぜん変わらなかったからね。そのうちに“ああ、これはアジャスターがおかしいんだ”って気づいたんだよね。それに気がついたあとは、とにかく落ち着いてセーフティーに走ったよ。それでも、ときどき難しいときがあった。クルマのバランスは、ちょっとアンダーが強かったかなと思うけど、それほど悪くはなかった。それよりも一番大きい問題はブレーキだったんだ。ボクのスティントの終わりの頃には18号車のすぐ後ろまでいけたのだから、その問題がなければ結果はもっとかったと思う。トップ争いをすることだってできたと思うんだ。でも、有治もいい仕事をしてくれたし、今年初めて表彰台に乗れて、まずはハッピーだよ」
井出有治「クルマはそんなに悪くなかったんですけど、ブレーキをちょっとがんばるとロックしちゃうっていう症状があったんです。タイヤ的にはまったく問題なかったんですけど、そういう部分でプッシュできなかった。前半、燃料が重いうちにロックさせると後半キツくなると思っていたので、ちょっと様子を見ていて、燃料が軽くなってきたぐらいから少しずつブレーキを詰めるようにしました。それでもちょっとがんばって入るとフロントがロックしやすいっていう状態が、あまり変わっていなかったんです。だから22号車にも結構ブレーキで詰められました。でも、追いつかれてもミスしなければ抜かれないだろうと思って、焦りはなかったですけどね。途中、自分の順位はぜんぜん知りませんでした。まぁ無線のやり取りとか、回りの雰囲気で、たぶん3位表彰台がかかっているギリギリなんだろうなって思ってました。無線で32号車が22号車に追いついて…とか言っていたので、ということはたぶん3位だなと思って。でも、表彰台がある場所を忘れていて、原チャリに乗ってコントロールタワーにいったらタワーに表彰台がなくて、“アレ、表彰台どこだろう”って見回して、原チャリであわてて走っていきました。焦っちゃった。レース中は焦らなかったけど、ゴールしてから焦りました」
- ◎No.22 モチュールピットワークZ、4位入賞
- ミハエル・クルム「後半を担当するボクのほうが長めに走るという作戦でした。3位になれるように早めにピットインしたんですけど、ピット作業で井出選手(No.12)を抜くことができませんでした。その後近づいていって、終盤にタイム差が1秒以内になったときに、1回オーバーテイクのチャンスがありました。だから抜けるかなと思ったんですけど、ボクは長く走っていたので、最後にはタイヤが急にダメになっちゃって(抜けなかった)。作戦的にはちょっとリスキーだったかもしれません。最後はいきなりタイヤがスライドしてしまいましたからね。32号車が後ろから来たときも、どうしようもなかった。ファイトはできなかったですね。32号車はピットに入ったのが遅くて、まだタイヤがいい状態だったので、残念ながら競争にならなかった。ゴール直前に32号車が止まっているのを見たときはアレッと思って、どうしたのかなと思いましたけど、うれしかったです。運がよかったということで、感謝しています」
- ◎No.35 イエローハットYMSスープラ、スープラ勢最上位の5位
- 服部尚貴「スープラ勢でのなかで、予選ではウチがドベだったのに決勝でトップってのは、『ほかは何してんねん?』って思うよね。NSXが速くて、その差がすごく出てしまってるから、スープラ全体での情報交換しないとNSXにかなわない。タイヤがウチだけダンロップとか、そういうことは関係なくね。残り3戦あるから、そのあたりをなんとか考えて戦わないとね。ピーターは、最初のレースがガマンのレースになってしまったけれど、与えられた仕事をこなしてくれたので、OKかなと思ってます」
- ◎No.1ザナヴィ ニスモZ、6位入賞
- リチャード・ライアン「クルマのバランスはよかったよ。予選では一番ハードなタイヤを選んでいたから16番手だったけど、トップとのタイム差もそれほど大きくなかったしね。レースでは、サトシが安定したペースで走ってくれて、なんの問題にも巻き込まれなかった。それにすごくピット作業が速かった。ボクはアクシデントに巻き込まれないようにプッシュすればいいだけだったからイージーだったよ。他のドライバーはいっぱいクラッシュしてたけどね。36号車とのポイント差は、わずかだけど詰まったよね。1ポイントだけだけど、ちゃんとポイントを取り続けることが大切だと思う。スタート前には6位になるなんてムリだと思っていたよ。だから、もちろんうれしい。ただ、シリーズ戦略的な面からいうと7位がベストだった。次の富士(でのウエイト)を考えるとね」
- ◎No.36 TOM'S SUPRA、7位入賞でランキングトップを維持
- 土屋武士「今週を通して(50kgのハンデ)ウエイトは別にしても、スピードが出ないという問題があったのですが、決勝はそういう状況のなかでもしっかり走りきって、攻めるところは攻めて守るところは守って、というレースはできました。そこにいい結果がついてきて前向きな状態で終えることができたので、よかったと思います。次の富士はスープラが得意なコースということもあるし、ウエイトが30kgに減るので、勝つことだけを目標に絞り込んでいきたいですね。勝つことイコールシリーズを取ることなんで。富士で勝って(タイトル獲得に)王手をかけたいですね」
- ◎No.37 TOM'S SUPRA、ガマンのレースで8位獲得
- 片岡龍也「予想してたよりもちょっとキツかったかな。結果的には周りの脱落にも助けられ、最低限の目標として掲げていたポイントゲットはできました。ま、チャンピオンシップのことを考えるともう一つくらい(ポジションを)上げたかったですけど、前は(同じチームの)36号車だったので、リスクを負わずにいきました。次の富士はウエイトも減るし、もう一回勝つつもりで前向きにどんどん攻められればいいかな。スープラも得意なコースだし、ボクも左近も調子よくいけると思うので、いい流れでいけるんじゃないでしょうか。今回はガマンガマンのレースでしたが、そのガマンが実を結んでポイントも取れたし、テーマだった“絶対安全運転”も遂行できました。でも、あと一歩いきたいと思ったときに、ペナルティを考えていけなくなる部分はありますよねェ。もし偶然でもチョンってかすっちゃって、相手も偶然に回っちゃったら、半端じゃなくデカい損をすることになりますから、そういう意味ではガマンしなきゃいけなくなりましたね」
- ◎No.32 EPSON NSX、ファイナルラップで突然のストップ
- 松田次生「なんかクルマがお腹空かせちゃったみたいですねぇ…。(燃費的にも)攻めすぎたわけでもなし、余裕だったんですよ。ぜんぜん問題なく走っていたのに、最終ラップのあの場所(ヴィクトリーコーナー手前)で突然きたんです。(結果は)くやしいですけど、今日はレースとしての見せ場は作れたし、追い上げレースだったので楽しませてもらいました。しょうがないですよ。これもレースです。勝てないときは自分たちに努力か何かが足りないんでしょう。次またいっぱい努力して、がんばりたいと思います」
■優勝者インタビュー
- GT500
- ◎No.100 RAYBRIG NSX
- セバスチャン・フィリップ「今日は決して簡単なレースではありませんでした。それだけに幸せな気分です。今日の作戦としては、まずスタートから3ラップ目までは自分たちのポジションを守ることでした。3台のホンダのクルマがちゃんとスタートすることが大事でした。その後、トラフィック(混雑)が起こったところで、道上さん(No.18)がちょっと戸惑ったので、追い越すチャンスができました。あと、注意としては、フロントタイヤをいたわって走ることを心がけました。なぜかというと、私たちはフロントタイヤを替えないで1レースを走る予定だったからです。
8号車のトラブルは複雑な気持ちでした。それで(私たちが)トップに立てたわけですが、ホンダの1台がそういう結果になったのは残念です。どのみち、彼らとは作戦が違っていた、彼らは4本交換でしたからピットが長くなるわけですから(私たちに有利だったはず)。ただ、ニュータイヤを履いた伊藤さんは速かったかもしれないので、追い越される可能性もあったかもしれませんね。本当はNSXで1、2、3だったら良かったんですけれど。
これまで優勝したときは、僕は最後のドライバーだったんですけれど、今回は後半をピットの中で待たなきゃいけないわけでした。ずっと緊張していましたよ。もちろん、ジェレミーはやってくれると思っていましたが、やっぱり自分が運転しているのとは違ったものがありましたね。ペナルティやメカニカルなトラブルも考えられますし、最後までドキドキしてました。だから、ジェレミーは本当にすばらしい仕事をしてくれたと思います。
レースが終わって(高橋)国光さんもチームのスタッフもみんなうれしそうでした。実は、今年の開幕前の前に食事に行ったとき国光さんにはっきり言われたんです。『今年こそ優勝をしよう』と。やっとこの日がやってきました。この後もまだレースがありますから、さらに勝利を目指したいです」
ジェレミー・デュフォア「とてもとてもうれしいです。最高の気分です。僕にとっても特別な優勝でした。(前戦の)SUGOでもトップを走って、優勝するチャンスがあったのですが、問題が生じてああいう結果(リタイア)になってしまいました。それもあって、今回は僕らは勝てる実力があるんだと証明したかったので、うれしいです。
タイヤ2本交換でしたが、特に問題はありませんでした。こういった作戦のテストも十分してきたので。NSXはすばらしいクルマでこういった作戦を採ってもクルマのフィーリングはほとんど変わらないので問題はありませんでした。僕が注意したのは、クルマを安定させてコンスタントなペースで走りきることでした。
18号車とは4秒、5秒の差をとっていれば大丈夫だと思っていました。実は100%プッシュしていたわけではなく、タイヤのこともありましたから、そこを大事にコンスタントに走っていました。ただ、18号車の後ろにどういうクルマが走っていたかは分かりませんでしたから、そこは少し心配でしたね。
タイヤの2本交換は、ここに来る前から考えはありました。そこで金曜日に実際に試してもみました。もちろん、気温やコンディションも考えてなければいけませんから、そういう意味ではギャンブルでもあったかもしれません。でも、ブリヂストンのタイヤはとても良かった。多分、他のタイヤではそんなことはできなかったと思います」
高橋国光「なんかあっという間にレースが終わったような感じですね。うまくいくときって、全部がほんとうにうまく収まるんですね。ドライバー、クルマ、そして作戦というか、すべてを抜かりなくやれました。でなきゃ今のGTレースで勝てませんからね。そういうきびしい状況のなかで難なく勝てたというのは、みんなが揃ってがんばれたということですね。レース中、接触などの不運なこともなかったですしね。ほんとうに勝ててうれしいです。リアタイヤだけを交換するというのは、スタッフが作戦として決めていたようです。大丈夫だという確信があったので、トライしました。長い間、ファンの方からの手紙や応援をいただいているのに、なかなか結果が出せずにいたのですが、今日ようやく勝てたことで、ありがとう、といいたいですね。レース中は何も起こらなければいいなぁと不安な気持ちもあったのですが、後半には安心して見てました。ボクもドライバーでしたからわかるんですが、画面を見ていたらドライバーがすばらしいラインを取っているんで、これは大丈夫だ! という気持ちで安心して見ることができました。ホンダにとってここは地元みたいなもの。それにボク自身もここでラストランをやったところなので、勝ててうれしい。でもちょっと(勝つまでが)長かったですね。今日は帰り道がどんなに渋滞していてもかまわないかなっていう気持ちですよ(笑)」
- GT300
- ◎No.46 Dream Cube's ADVAN Z
- 星野一樹「もてぎは事前のテストから調子が良くてZとの相性も良いですから、開幕前からチームのみんなともてぎでは勝とうという気持ちでやって来ました。でも、そういう中で本当に勝つというのは難しいことです。今日はピットも良かったし、僕もマージンを作れたし、青木さんもすごく安定して速く走ってマージを更に広げてくれたし、ホント、チームみんなの力で勝てたので、うれしいですね。
僕としては、ピットに入る前に少しミスしたんですけど、それ以外はほとんどミスなく、最初の1周目に『今日はいける』とクルマの手応えも感じました。スタートしてから5周くらいはプッシュしてマージンを作って、ピットストップの分のマージンを築いてからは、タイヤと相談しながら(走って)、無線でギャップを聞いたら少しずつ離れていきました。ウチは(燃費の問題で)ピットストップが長いので、10秒くらいのマージンを作って青木さんに渡せればいけると思っていたので、それを一番に考えていました。
ピットで待っているときの気持ちですか? いやぁ、こんなに長いとは思いませんでした。本当に1周が長かったですねぇ。体感では1周5分くらいに感じましたよ(笑)。モニター見てるとアゴがガクガクしちゃって、それで(ピットの)いろんなところをウロウロしちゃって、みんなに落ち付け落ち付けって言われたんですけど、もう落ち着いてられなくてね(苦笑)。
青木さんが出て行ってから、マージンを聞いたら10秒以上あったんでもうこれで今日は大丈夫だと思ったんです。でも、本当にいけると思ったのは、ピットウォールに登って最終コーナーに僕らのクルマが見えたときですね。勝ったと。それまでは、もしかしたら何かあるんじゃないかと心配でした。親父(#12 星野一義監督)や他の人の(終盤トラブルに遭った)昔話を聞かされた時は、なにもそんなに心配しなくてもと思っていたけど、いざ自分がその立場になってみると、もうドキドキでしたね。
表彰台はホントすがすがしい気分でしたね。応援してくれたみんなも下で見ているし、うれしかったです。勝ってからチームのみんなと喜んでいたら、親父が来たのが見えたんですけど、(涙で)前が見えなくなっちゃって(苦笑)。親父と握手したとき、(親父から)言葉はなかったんですけど、良くやったという感じで肩をたたかれて、僕も言葉でなくて…。
今後のシリーズですが、僕らは最初何戦かを落としているんで、あとは作戦とかじゃなくて、一戦一戦を100%の力を出しきって諦めずに食らいついていこうともいます」
青木孝行「まず、これだけ高いパフォーマンスのクルマに仕上げてくれた、ミスもなかったチームのみんなに、そしてZは燃費が他に較べて悪いんで、そのための十分なマージンを築いてくれた一樹に、みんなにありがとうと言いたいです。
ここ何戦かいけそうなレースを落としたりして、(チーム)全体的に、ドライバーも含めネジが緩んでいるなと感じてました。そこで、自分にプレッシャーをかける意味でも、ここに来る前に自分のホームページに『今回はいきます!』と書いてきちゃったんです。さすが『勝ちます』とは書けなかったんで、『いきます』っていうビミョーなニュアンスですが(苦笑)。まあ、勝つという意味ですからね。だから金曜からレース終わるまで、気を抜かないでいけたのが結果につながったかなと思います。
僕のスティントが長くなって、タイヤがちょっと厳しくなりそうと無線で一樹から聞いていたんで、その辺を考えながら走りました。あとは、もしドライブスルーのペナルティをもらってもトップで戻れるくらいの、30秒くらいのマージンを稼いで、その後は後ろとの差を見ながら走ればいいと思ってました。それはうまくできたと思います。表彰台の一番上は久しぶりだし、気分いいですね。
これでチームの緩んだネジが締まったと思うんですよ。でも1回勝ったくらいで満足するじゃダメだと思う。ここで50kg積んでシンドクはなりますが、(タイトル争うには)そんなことも言っていられないんで、次のレースも勝ちにいこうという気持ちでいきたいと思います」
予選日 | 決勝日
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