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FAN FORUM | インサイドレポート・ネットワークエディション

2005 SUPER GT 第6戦 富士スピードウェイ

Race Day Report

■フリー走行
◎No.8 ARTA NSX、フリー走行トップ
伊藤大輔「今朝はウェット宣言は出ていましたが、路面はほとんどドライでした。ラルフが浅みぞでコースを確認して、その後はずっとスリックでした。雨上がりのわりに路面コンディションはよかったですね。クルマのバランス的にも、この2日間はアンダーステアに悩まされていたんですが、今日はフロントが入るようになりました。満タンでもバランスは悪くないので、いいレースができるんじゃないですか? スタートのラルフはとにかく前に離されずについていくのが仕事ですね。前後との差を見て、ピットのタイミングを考えてもらうのもだいじです。トムスのクルマ(No.36、No.37)はストレートでボクたちよりも3〜4km/h遅いのですが、インフィールドにセットを合わせて、セクター3でトラクションをうまくかけて走っているという感じがします。ボクたちはそこでムリしてタイヤを使いすぎないようにしたい。加速だけはトルクのあるスープラの方が若干有利ですけど、最終コーナーの立ち上がりさえキチッとミスせず走れば、抜けるチャンスもあるし抜かれる心配もないと思います。目標は最低でも表彰台。できれば勝ちたい。そうそううまくいかないかもしれませんが、トムスの前でゴールしたいですね」
◎No.0 EBBRO M-TEC NSX、GT300クラストップタイム
黒澤治樹「満タンでも速いし、不安要素は限りなく少ない仕上がりです。あとはちょっとクルマのバランスを確認してみるだけ。(決勝では)5月の再来といきたいですね。まあ、あの時は(1分)41秒台で逃げられたけれど、それはちょっとムリかな(笑)。スタートはボクです。(前戦の)もてぎでは、クルマはその前のSUGOと同じスペックでいってたけれど、コンディションに(タイヤが)合わなかったんです。GT500みたいに何回もテストができるわけじゃなく、限られた時間のなかで開発もやっているのでね」
◎No.46 Dream Cube's ADVAN Z、フリー走行はクラス3番手
青木孝行「最後に3番手にあがったのは知りませんでした。タイムはあまり気にしていなかったので…。雨が降った影響で路面の状況がガラッと変わって、クルマのバランスがちょっと合わないということになってしまいました。(星野)一樹が乗ってたときも合わないっていうことだったんですが、確認で1周乗ったらやっぱりそうだったので、一度ピットインしてアジャストして出ていきました。一樹から交代したときに、給油もして決勝仕様にしていたので、タイムは心配していませんでしたが、問題は路面。富士のコースは雨が降ってラバーが流されてしまうと、(今回選択した)タイヤへの攻撃性が強くなってしまうんです。ギリギリのところを狙ってタイヤを選択するので、(路面コンディション次第で)タイヤが厳しくなってしまいます。それを今心配しています。ラバーが乗ってくれば悪くないのですが、ゴムを一度流されるとツラいですね。あとはスタートを担当する一樹がいかにポジションを守りながらタイヤをうまく使えるか。ヨコハマ勢はおそらくみな同じだと思います。スタートドライバーが、いかにタイヤを壊さず1スティントを走りきれるかが今回のポイントになるでしょうね。ヘタすれば10周くらいでズルズルと(タイムが)落ち出すかもしれないですよ。だからそれをマネージメントできるかどうかで大きく変化があるでしょう。でもそうなるかはフタを開けてみないとわからない。今日は勝ったあとの一戦だけに落としたくない。今回は0号車(EBBRO M-TEC NSX)が速いんで、正直勝つには運が必要だと思うんですが、先を考えたら表彰台に上がってフィニッシュしたいですね。みんながミスなくやれば大丈夫でしょう」
◎No.38 ZENTセルモスープラ、フリー走行3番手
立川祐路「いいセットが新しく見つかったというよりも、レースウィークの流れに沿ってやっているだけです。だからこそ雨は降ってもらいたくない。すべて順調ですからね。僕はセッション後半にドライブしたんですが、セットもいじらずそのままでいきました。悪くないですよ。とくにレース距離を走ったころに多分僕らの良さがもっと出てくると思いますね。今回気になるのは、前にいるクルマみんな。前回は競ってた6号車(エッソウルトラフロースープラ)1台だけが気になりましたが、今回はNSXもZも速くて、しかもそんなに差はないからねぇ。朝のドライの走りを見る限り、周りとは僅差なんで、やってみないとわからないですね。スタートは多分僕ではないでしょう」
◎No.6 エッソウルトラフロー スープラ、フリー走行は2番手につける
脇阪寿一「最初は章が乗って、後半を担当しました。給油した後でタイムが出たのは、ガソリンを積んだ状態のほうがコーナリングまでに若干時間がかかるので、その間にコーナーに入るためのクルマの姿勢を作れるんですよね。だからいいタイムが出たんです。でも、タイヤ(のポテンシャル)が落ちたら、あんなタイムは出ませんよ。まして決勝ともなれば、GT300を抜きにいくときに姿勢は乱れるし、クリアラップのラインを取れるわけでもない。そしたらスピードがガクンと落ちてしまいますね。ずっと厳しい状態でレースウィークを闘っていますが、決勝ではポイント獲得に向けてがんばります」
◎No.11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP、終盤クラス2番手へ浮上
パオロ・モンティン「最終的に決勝用のいいセットアップを見つけることができました。昨日からいくつか変更を加えたのが結果的によくなった原因だと思います。でも、スピードリミッターにちょっと問題があったんです。最初のピットインをしたあとで、ボクはスピードリミッターがオンになった状態のまま1周を走らなければいけませんでした。でも最終的に問題点を見つけることができたので、決勝はいいレースができると思います」
◎No.43 ARTA Garaiya、予選でのクラッシュを修復し、クラス4番手
新田守男「(予選でクラッシュしたが)メカさんががんばって直してくれて、今日はクルマの調子もよかったです。あとはちょっとした味付けの部分を決めきれていないんですけど、それは心配する範囲ではありません。100Rでもう少しグリップしてもらいたい。そうしないとタイヤを傷めちゃいますから。決勝では12番手からのスタートなので、淡々といきます。淡々といかないと自分が荒れちゃう(笑)。でも、M-TEC(No.0)とフェラーリ2台(No.10、No.11)が逃げちゃうんじゃないかな? それをとらえるのはむずかしいんじゃないかな。目標は優勝だけど、むずかしいかな。なにもなければ4位、あわよくば3位にいければ…。ストレートが速いクルマがいるから、追い上げもけっこうむずかしいと思うんだけどね」


■トピックス
◎98年大事故の太田哲也、ふたたび富士を走る
 JGTC参戦中に事故で負傷した太田哲也が、レース主催者などに損害賠償を求めていた裁判は、去る7月28日、東京高等裁判所で和解が成立した。
 事故は1998年5月3日に富士スピードウェイで行われたJGTC第2戦のフォーメーションラップ中に発生。太田は全身に重度の火傷と複数の骨折を負った。
 この事故の責任をめぐり、太田は1999年11月、東京地方裁判所にVICIC、FISCOクラブ、富士スピードウェイ、テレビ東京、日本レーシングセンター、JAFおよび中村靖比古競技長の七者を相手に民事訴訟を起こす。2003年10月には同地裁で、JAFを除く主催者らが約9000万円の賠償金を太田に支払うことを命じる判決が下された。この判決では、出場者に義務づけられた「主催者に過失があっても損害賠償等を請求しない」とする誓約書は著しく不当、不公平で無効と判断。事故の原因や救護活動の遅れについても、主催者らの過失責任を認める内容となっている。
 JAFを除く主催者らは、この内容を不服として東京高裁に控訴。1年余の審理を経た後、同高裁の和解勧告を両者が受け入れ、一審判決どおりの賠償額を主催者らが支払うことを条件に和解が成立した。
 その後、太田は9月10日に行われたクラブマンレース『アルファチャレンジ』関東シリーズ第3戦(JAFの規定では走行会)に出場。事故以来、7年4ヶ月ぶりに富士スピードウェイの本コースを走行し、優勝を果たしている。
 なお、富士スピードウェイでは、上記の和解について「裁判所には『設備や消火体制には全く問題はないとの当社の主張』が認められたと判断しており、裁判所の早期解決の方針を尊重して和解勧告を受け入れることを決断し、和解に応じることにいたしました。なお、当社は、従来から設備面、運営面の安全性確保のための努力を行ってきており、今後もその姿勢に変わりはありません」とのコメントを発表している。


■タイヤメーカーに訊く
ブリヂストン
「基本的にすべてのチームに2種類ずつ用意して、全チームがソフトを選んでいます。ただ、チームごとに微妙な違いはあって、同じフェアレディZ勢でもNo.3は他と違いますし、No.22もまたそれとは別のものです。スープラ勢ではトムスの2台は同じものですが、他はそれぞれ微妙に異なっています。NSX勢は3台とも同じですね。雨の影響で序盤はグリップレベルが低いかもしれません。路面温度も想定よりやや低めですが、その影響はあまりないと思います。スーパーラップは刻々と路面コンディションが変わっていったので、No.8もNo.38もNo.36も、タイヤのチョイスとタイミングが合いませんでした」
ヨコハマ
「GT500用はソフトとミディアムの2種類のうち、ミディアムを選択しています。この両者にはコンパウンドだけでなく構造面でも若干の違いがあって、総合的な判断での選択です。路面的には朝のフリー走行の走り出しぐらいの感じが理想。少し濡れているけれどもスリックでいけるという状態ですね。
 GT300用は車種によってベースが違うので全体を横並びに見ると位置づけはいろいろなんですが、それぞれのなかではソフト寄りを選んでいます。第2戦ではミディアムでないと持たなかったんですが、今回は路面が変わったためか、ソフトでも持ちます。4輪交換が前提ですが、一部チームに左側だけ交換を考えているところもあると聞いてます」
ダンロップ
「GT500用のドライタイヤはミディアムとハードがあって、No.32はハード、No.34とNo.35はミディアムをチョイスしてます。No.32は決勝を想定してのチョイス。ハードでも走り出しの温まりは大丈夫です。スーパーラップでは、コンディションにぴったりねらいを合わせたレインタイヤをチョイスできて、ポールが獲れました。テストのときに雨のデータ取りができたのがよかったですね。
 GT300用はソフトとミディアムがあって、No.11はソフト、他はミディアムです。ミディアムでも4輪交換が基本だと思います」
ミシュラン
「ドライ用はソフト、ミディアム、ハードの3種。No.30がソフト、No.31とNo.43はミディアムをチョイスしています。No.43はウエイトハンデが重くて選択の余地がなかったですね。No.30とNo.31は、状況が読めなかったので分けておきたかったということと、No.31は安定してラップを刻みたいというねらいがあったためです。もともとソフトとミディアムはかなりオーバーラップしていますし。決勝中の交換は、計算上はフロント2輪のみでも可能です」
クムホ
「ドライ用はソフトとミディアムの2種でソフトを選んでいます。ライフも長いしタイムが落ちない、トラクションのいいタイヤを持ってきています」


■決勝スタート直前情報(13時50分現在)
□天候:曇り/路面状況:ドライ/気温:25度/路面温度:27度
□入場者:決勝日(25日)4万4800人/予選日(24日)2万0800人

◎リタイア(JGTCインサイドレポート班調べ)
No.原 因周回数
10コースアウト0L
777接触によるダメージ10L
2足回り17L
62失格21L
43クラッシュ21L
47エンジン26L
52エンジン30L
913リアウイング36L
88ブレーキ38L
7ラジエター破損54L


■決勝レース
◎No.32 EPSON NSX、惜しくも2位
アンドレ・ロッテラー「ボクのパートはいいレースができたと思う。スティントのまんなかぐらいからタイヤが滑り始めたんだけど、その後またいい状態に戻ってきた。すごく安定していたし、レースを引っぱっていくことができたよ。その後のピット作業も問題なかったし、次生も力強いレースをしてくれた。でも、立川(No.38 ZENTセルモスープラ)もすごく速くて、周回を重ねるごとに差を詰めてきたんだ。立川はすごくハードな戦いをしかけてきた。この週末、ボクたちもすごくよかったんだけど、それ以上にトヨタが強かったってことだろうね。2位は今季ここまでの最上位だけど、今回は勝てるだろうと思っていたから、ちょっとガッカリしたけどね」
松田次生「作戦とかなんとかっていうのはなく、いけるところまでがんばろうと思っていたんですけど、最後はうああいう勝負になると思ってました。追いつかれてからは、もう抑えるので精いっぱいでしたよね。タイムはアンドレのアベレージと比べても悪くなかったのに、なぜ追いついてくるんだろうって、よけいあせっちゃった部分があったんです。最終コーナーからの立ち上がりが速かったと言われていますけど、そこはちょっと合わせていた部分があるんです。NSXはやっぱりストレートで不利なんで、最終コーナーでなるべく大きくラインを取って、なるべく早くアクセル踏めるポイントを探して。けっこうアタマ使ってましたね。でも、最後は(ラインを)クロスされてしまいました。タイヤも最後はキツかったですね。立ち上がりも鈍っていたし、ブレーキも後ろが不安定になってどうすることもできなかった。くやしいですね。しょうがないといえばしょうがないですけど…。次、がんばります」
◎No.6 エッソウルトラフロー スープラ、今季初表彰台
脇阪寿一「クールスーツが2戦連続でつぶれてしまって…。これはツラかった。クルマは苦しい状況にありながらも、最後にTRDが合わせ込みをしてくれたので、そこそこよくなりました。といっても、速く走らせるセットというよりは、いかにマシンをコントロールしやすくしてくれるかという感じでしたが、このクルマで3位を獲れたというのはよかったと思いますね。ずっと引きずっているトラブルの原因もわかっただろうから、次の闘いまでに改良して欲しいと思います。終盤、(No.3 G'ZOX・HASEMI・Zの)コマスが追い上げていたけれど、それはコントロールできるものだったし、タイヤもぜんぜん問題ありませんでした。車中の暑さを耐えるレースになりましたが、天気が涼しかったのは運がよかったとも思います。今回、表彰台に上がれたことには、トヨタ、TRDに感謝したいですね」
飯田 章「あんなにクルマが遅いとは予定外でしたね。もうちょっと序盤に前に出る予定だったのに…。ストレートがぜんぜん伸びなくて苦労しました。レースとしてはガマンガマンのレースでしたよ。ピットインは、No.39(デンソーサードスープラGT)と(順位が)入れ代わったところで、タイミングを見て入れという無線がありました。今年初表彰台にもかかわらず、なんだか残念賞みたいな表彰台になってしまいましたが、あとふたつもなんとかがんばりたいと思います」
◎No.11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP、クラス2位で今季初表彰台に
田中哲也「スタートが決まって2番手に上がって、M-TEC(No.0)についていったんですけど、ちょっとがんばりすぎて途中でスピンしちゃって、ギャップは広がるしタイヤも傷めてしまったので、早目にピットインしたんです。あとはパオロがすごくがんばって、なんとか2位をキープしてくれました。くやしいですけど、エンジンが変わって前回は9位と悪かったのが、今回は2位と、ちょっとずつ上がって来られたことはよかったです。インターバルがたった3週間しかなかったんですけど、スタッフもエンジン屋さんのM-TECさんも毎日徹夜ぐらいがんばってくれた成果が出たので、ホントによかった。じつはスタート前に、ステアリングのパネルのウィンカーとかドリンクとかピットロードリミッターとか全部のスイッチが壊れてしまって、どうしようかなという感じでしたが、それがグリッドで直ったんです。朝も電気系トラブルがあったんですけど、そういうときに限って決勝はいいものなので、心配はしていませんでした」
パオロ・モンティン「ついに表彰台に上がったね。この結果が出せるのをずっと待ってました。序盤に競ったのでタイヤにフラットスポットを作ってしまい、ピットインが予定よりも早くなってしまったので、タイヤ交換ではハードタイヤをチョイスしました。それもあって最初はペースを上げられず、ペースをキープするだけだったのですが、1分46秒から45.8秒くらいのペースで走り続けました。前回は闘うのに十分なタイヤがなかったし、いいレースもできませんでしたから、今回いい解決法が見つかってクルマも進歩したので、(シーズン)終盤に向けて楽しみが増えました」
◎No.30 RECKLESS MR-S、予想外のクラス3位獲得
佐々木孝太「1周目の100Rで玉中さん(No.5プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU)のインに入ってたんですが、あっちがブロックしてきたんです。そのままオレが押し出したらペナルティを喰らってしまうので、引こうと思ったんですが、そしたら回って(スピンして)しまって、15〜16位まで落ちてしまいました。それからは無我夢中で追い上げていきました。それでも3位に入れたのはできすぎですね。怖いですよ(笑)。今回、タイヤのロング(のテスト)もやってなかったので決勝での展開が読めなかったんですが、いけるだけいこうと思ってたら、ペースも悪くないし順位もどんどん上がっていくので、もうちょっと早めにピットインする予定だったんですが、これならいけるところまでいこうということになって…。結果が残ってびっくりしました(笑)」
山野哲也「まずは孝太が1周目でスピンしてくれて(気持ちが)燃えました(笑)。17番手まで落ちたんですけど、そこから必死にがんばって順位を上げて帰ってきてくれたので、これはオレもがんばらなきゃイカンと思って、プッシュしまくりました。前回の富士もそうだったんですけど、思ったよりもペースが速かったですしね。MR-Sはきびしいと思われていたんですけど、ラップが安定して速かったので、最終的に追いつかれることもなく、いい感じでした。(3位は)想定外のポジションでした。ホントはポイント取れればいいよねって言ってたんですけど、いい場所でフィニッシュできましたし、ランキングでもトップになりましたからね。次は(ウエイトハンデが)キツくなっちゃうかもしれませんけど、最終戦までいい戦いをしていきたいと思います。オートポリスでもまたいいところにいけると思いますよ。M-TEC(No.0)を倒すのは大変だと思いますけど、がんばります」
◎No.3 G'ZOX・HASEMI・Z、序盤のロスを挽回し4位
金石年弘「スタート直後の1コーナーでは、みんなイン側にいったので、ボクはアウトからいって、一つでも前に出られればいいかと思っていたんです。そのとき横には6号車がいて、ちょっと当たってパンと弾かれるような感じだったんですけど、なんとかコース上に留まれた。でも、次に一番イン側に25号車、まんなかに22号車、アウト側にボクというかたちになって、今度は22号車と当たってアウト側に飛んでいったんです。さいわいクルマにはダメージはなかったので、久しぶりにプチンと切れて追い上げていきました。とにかくもうプッシュするしかなかったんでね。タイヤも問題なかったです。まだまだ走れるぐらいでした。なんとかポイントも取れてよかったです。今日はいけても3位ぐらいだったんじゃないですか? まぁ自分としては追い上げていけて、いいレースだったと思います。今回の富士はポイント取れればいいかぐらいに思っていたので、まさか4位になれるとは思いませんでした。ウエイトも積まずに終れたので、次のオートポリスはねらっていけるかなと思っています。自分自身でも期待しています。がんばります」
◎No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA、5位入賞でランキングトップを死守
土屋武士「(ラップタイムが落ちた周があったのは)トラブルじゃなくて、黄旗が出てて、GT300もいっぱいいたから。2周くらいそんな感じでした。それで遅れただけです。タイミングがあまりにも悪すぎましたね。それより問題だったのはクルマのなかが暑かったこと。エンジンルームから熱いものが中に入ってきて、それが身体に悪いものだったのか、結果的に空気がこもって、酸欠状態になってしまいました。気づいたときには20周くらい経過していて、ボクがそのハプニングで完全に意識がもうろうとなってしまったんです。無線でやりとりはしてたんですが、身体がどうにもならなくなって、ヤバかったですね。黄旗追い越しもそのときです。でもボクのミスですから。そのぶんJC(コートニー)がガンバってくれて、レース終わったら5位だったので、どーして?!ってみたいな(笑)。交代したあと倒れちゃったからわからないんですよ。ぜんぜんワケがわかんない状態でした。今回の結果はすべてJCのおかげです。まだポイントでもリードできているので、残り2戦はなにも考えないでベストをつくして闘いたいですね。今回はレース前からプレッシャーがあって、JCとともにすごくナーバスになってましたね。ま、やっぱり一つ一つガンバっていくしかないですね」
◎No.8 ARTA NSX、終盤スープラ勢に抜かれ8位
伊藤大輔「今回は路面コンディションに対して非常に敏感なクルマにしてしまったというのがあって、展開的にはきびしかったですね。後半、35号車の向こうのペースが落ちてきたときにダンロップコーナーに並んで入っていったんですけど、ちょっと接触して、お互い大きなダメージはなかったんですけど、アライメントがちょっとおかしくなってしまったんです。もっと早くに35号車を抜けばトムス(No.37)にも来られなかったと思うんですけど、35号車を抜くのに手間取っちゃったんで、差を詰められた。でも、今回の結果で次はウエイトを下ろせますからね。この後テストして、いいクルマを作って、勝ちにいきたいと思います。タイトル争いもあきらめていない。がんばります」
◎No.46 Dream Cube's ADVAN Z、クラス4位
星野一樹「13号車と同様、クルマの重いとき(フル満タン時)のストレートスピードが遅くて、速いクルマにバンバン抜かれてしまいました。2台とも同じようなペースだったので、もうつかず離れずという感じで、揃って走ることになりましたね。タイヤを壊さないように走らなきゃいけないなかでも、いっぱいいっぱいガンバったんですよ。他のタイヤユーザーには負けてしまいましたが、優勝した後の一戦で4位入賞できたというのは悪くないと思います。あと2レースのうち、1回チャンスがあれば表彰台に上がりたいですね」
◎No.13 エンドレス アドバンZ、クラス5位
影山正美「ツラいレースでした。今週は雨がちでドライセットを出しきれてないのが、決勝でペースを上げられない原因。もうひとつ、46号車と比較するとリストリクターがひとつ大きいわりにはスピードがなかった。なぜだかわからないので、現在原因を究明中です。もう少しいい結果が欲しかった。オートポリスはもういくしかない。がんばるだけです」
◎No.43 ARTA Garaiya、接触で無念のリタイア
新田守男「(スピンアウトしたNo.62がコース上に戻ってきたのは)あそこはコースに戻る場面じゃないでしょ、普通。進行方向とまったく違う方向に走って来ちゃうんだから、殺す気か、アンタ自殺する気って話でしょ。その前のダンゴになってのバトルのときに、当てないように当てないように走ってるのに、あそこで自殺されてもねって話だよね。あんなの避けられない。当たったときは(ステアリング)ラックとかに足が当たって、痛くて歩けなかった。まぁピーター・アーツとかに蹴り入れられたような感じなんじゃないの。レントゲン撮影とかはちゃんとしてもらって大丈夫ってことだったんだけどね。(柴原選手は)現場で謝ってきたけど、痛くてそれどころじゃなかった。あとからピットにも謝りに来ましたけど、謝られてもねぇ。クルマが来てるのに、あそこで反対向きに走ってくる意味がわからない。今回はクルマも決まっていて、展開も完璧だった。予選のダメージも(メカニックが)ちゃんと直してくれて。だから、ピットでみんなの顔を見たら泣けてきちゃいました。でも、まだシリーズ争いに加われるチャンスもあるからがんばります。ただ、これはスポーツレギュレーションとして、ちょっと考えてもらいたい。あれが普通のモータースポーツのアクシデントと言われたらちょっと違うと思うんで」
◎スピンアウトしたNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R
柴原眞介「3位を走っていたときに、周回遅れの110号車をダンロップコーナーで抜いたら、抜いたあとのターンで後ろからぶつけられて、スピンしたんです。110号車にはペナルティが出たらしいんですけど、ボクから言わせれば、青旗が出ていて1回抜かれているのに後ろからぶつけるのはどうかと思います。スピンしたあとエンジンが止まったのでかけ直したんですが、クラッチを踏んでいたんですけど、カーボンクラッチって張り付いてつながっちゃうときがあるんですよ。それで出るつもりがないのにコースに出ちゃって、ぶつかっちっゃたんです。あんなトコ出ませんよ、自殺志願者じゃなかったら。新田選手にはキチンと謝りました。(No.43のチーフ・エンジニア)金曽さんにも謝って、事情も説明しました。金曽さんからは、ボクがそういうことをするドライバーじゃないことはわかっているし、もちろんワザとじゃないのもわかっていると言われました。ウチも久しぶりにいいところを走れそうなレースでしたが、どっちにとっても痛い結果になってしまいました」

■優勝者インタビュー
GT500
◎No.38 ZENTセルモスープラ
立川祐路「疲れました。でも、みんなに楽しんでもらえたんじゃないかな(笑)。(No.32)NSXも最終コーナーの立ち上がりが速くて、スリップに入って前に出ることができなかった。接触すると今は即ペナルティなので、それだけは避けようとじっくり相手のミスを待っていたんですけど、松田選手もミスなく、微妙なラインを取ったりして、うまかったですね。残り10周くらいでは(優勝は)きびしいかなぁ、と思ったんですが、あきめずにしかけていったら、最後の最後、ギリギリでチャンスが生まれて抜くことができた。やったーって感じでしたね。富士でこんなに苦労して勝ったことはなかった。ここでは勝つときは楽勝ばかりでしたから。何度かあきらめそうになるとトヨタのスタッフの顔とか浮かんできて、富士でスープラ以外に勝たれちゃいけない、と(思い直した)。滑り込みセーフでホッとしてます(笑)。でも、(勝ったのが)富士だけというのもかっこ悪いね(笑)。あれ(第2戦)以後アクシデントもあってロスしちゃったんで、たまたま、ここで勝つタイミングだったんですね。残りの2戦もこの勢いでいきたいですね。前回のレースからクルマの調子もいいし、ウエイトは増えることになるけど、気を引き締めてしぶとくポイントを取っていきたい。タイトルのことは前回のこと(ノーポイント)で忘れてたけど、今、ランキング2番手と知ったので、それならがんばりますよ!」
高木虎之介「最近、接触してばっかりで、今日は無難にいこうかなと思っていたけど、スタートは無難じゃななくて、がんばっちゃいましたね(笑)。10周くらいは様子をみようかと思ってましたが、わりと抜けたんで(早めにいった)。トップは見えていたんですけど、NSX(No.32)がかなり速かったんでなかなか追い付かなかったですね。ダンロップコーナーでずっとイエローも出てて、そのタイムロスが大きくて抜けなかったです。もっと短時間で詰めていければ、もっと楽なレースができたはずなんですけどね。(立川に)代わってからは、ハラハラしました。見てるぶんには『なんでアウトからなんだよぉ』とか、佐藤(セルモ)代表といろいろ言ってたんですけど、最終的には抜いてくれたんでホッとしました。(接触に関する)ルールが厳しくなったので、(立川は)安全に抜いたんだろうと思ってました。ここまで勝つかゼロだけなので、タイトルはもっと安定していかないとダメだからむずかしいと思ってました。でも、これで残り(のレース)で、またタイトル争いができるのでホッとしました」
GT300
◎No.0 EBBRO M-TEC NSX
黒澤治樹「ボクのパートでぶっちぎってこいと言われてました。細川くんも(マージンを)広げてくれて、二人で2番手を離せたことは、すごくよかったです。
 自分のパートでは、とにかくマージンを広げようと、プッシュしていました。プッシュしすぎてオーバーランすることもありました。とにかく序盤に少しでも離していこうとやり続けていたんで、それがよかったんじゃないかな。細川くんに代わってからも、お互い信頼しあっているので、そのへんは安心していました。雨の降っているコーナーと降ってないところがあったりとか、クラッシュで救急車が入ったりしたんで、そういうイレギュラーなことがなければ大丈夫だと思ってました。GT500の(No.38)立川さんと虎之介さんと同じく(勝っているのは)富士だけなんで、富士以外勝てないというのもかっこ悪いから、鈴鹿ではがんばります」
細川慎弥「余裕あるように見えたかもしれませんが、GT500との交錯もありますから、少しでもマージンが欲しかったし、チームの人たちがタイムを見ていて、気を抜くと(無線で)言われるので、最後まで全開でいきました。クルマのセッティングは、タイヤを含めてまったく問題はありませんでした。もうちょっとペースを上げてと言われれば、上げられる程度のマージンはありましたから、パーフェクトでしたね。
 ウエイトのことは、チームもボクももう考えていません。今回もウエイトを積んでいるし、これで勝ってまたウエイトだし。だから、オートポリスでも(ウエイトを)下ろしにはいきません。もういけるだけいって、鈴鹿もフル(ウエイト)で勝つつもりです。タイトル争いでは、RECKLESS(No.30)とガライヤ(No.43)が一番のライバルですが、それを言ってもしょうがない。せいいっぱいやるだけです」

予選日 | 決勝日