Race Day Report
■フリー走行
- ◎No.6 エッソウルトラフロー スープラ、朝のフリー走行でトップタイムをマーク
- 脇阪寿一「昨日のデータを見直したら(No.38におよばなかったのは)タイヤの皮むきが原因でした。惜しいことをしました。またひとつ勉強になったかなと思っています。クルマは調子がいいですよ。コースはスプーンだけちょっと濡れていたようで滑ってましたが、オレはあんまり気にならなかったですね。クルマの前後バランスが合っているようで、雨のレースの準備もできました。あとは章とチームとみんなで頑張ります。雨だと、速いところと遅いところが出てくると思うんで、ミスなく冷静にいきたい。ファンのみなさんも雨の観戦はたいへんですけど、最後まで帰らせないようなレースをしますよ」
- ◎No.2 Privee ZurichアップルRD320R、フリー走行クラストップタイム
- 渡辺 明「最初は高橋さんがいきました。ウエット宣言が出てましたが、交代してからもそのままスリックでいきました。とりあえず満タンチェックをして、あとはサスペンションの感じと、これがウエットになったらこういう感じかなァという想定をしての走行をしたくらいですね。フルウエットではなく、中間あたりのセットでしたけどね。でもイメージしていたよりは(足回りが)柔らかかったかな。雨はボク自身は嫌いじゃないよ。大好きでもないけど、嫌いでもないので、そこそこはいけると思います。一生懸命やるしかないですよね。雨の量にもよりますが、本降りになるとちょっとタイヤのパフォーマンスが気になるなぁ。でも、そういうことを考えたら、フロントロースタートというのが生きてくるよね。後ろからだとウォータースクリーンがものすごいでしょ? 真っ白になっちゃって、見えないからね。今日はいい位置からスタートできるんでラクです。ま、安全に走りますワ」
- ◎No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA、フリー走行15番手に沈む
- 土屋武士「金曜の最後のセッションから続いているアンダーステアの傾向がまだ尾を引いていて、マシンのバランスがうまく取れてないんです。雨だとまだ救いがあるかなァ…というところですね」
- ◎No.27 direxiv ADVAN 320R、クラス2番手タイムをマーク
- 密山祥吾「雨になっちゃいましたねぇ。スリックのままで走りましたよ。レインの皮むきは吉本くんにやってもらって、いちおう雨の準備はしましたけどね。でも雨のバランスって、雨の中で走らないとよくわからないですからね。とりあえずはドライのセットで満タンにした場合のチェックをしたんですが、これがまたスゴくよくて…。このまま(ドライで)レースできたらなぁ。ほんとうにいいんですよ。だから(雨が降ってきたことに対し)オレたち何をしたんだって感じですよ(苦笑)。でも、雨になったし、もうやるしかないです。ムリして競い合うよりは、スピンやクラッシュせずに最後まで生き残ることを第一にがんばります。スタートは吉本くんがいきます」
- ◎No.7 雨宮アスパラドリンクRX7、最終周でヒヤリとするコースアウト
- 井入宏之「(スピンしたのは)別になんてことないんですよ。山路さんが先に走ってボクが後から乗ったんですが、雨がポツポツ降ってきて、西コースのほうでは降ったり止んだりしてたんですよね。(雨が)微妙に影響するかなって感じだったんですよ。次がラストやなぁと思って走ってたら、後ろから1台来てて、2コーナーでそれが入ってくるかどうか微妙やったから、ライン1本外したんですが思ったより滑って…。ちょっと油断してたこともあるんですけど、ライン外れてたから濡れてたんかも知れへんね。それでクルッと回ってしまいました。あっ、回っちゃったっていう状態だったんですよ。(グラベルから)戻ってこれるかと思ったら、途中で止まってしまったんですが、全然大丈夫。ただメカニックには迷惑かけちゃいましたね。ピットに戻って来たときに目が冷たかったのが気になります(苦笑)。レースは雨になったほうがいいかな。ホンマは走り出してから雨になるほうがグチャグチャになるぶんチャンスもあるかなと思ったんですけどね。ま、チャンスを期待してがんばります」
- ◎No.30 RECKLESS MR-S、ミッショントラブルを発生
- 金曾裕人apr社長「ミッションが入りにくい、渋いから大事をとってムリに走るのはやめようということで走行をやめただけです。決勝に向けては問題はないです」
■タイヤメーカーに訊く
- ブリヂストン
- 「ウエットタイヤはミディアムソフトで、みぞの深いものと浅いものがあります。予備としてもっと気温が下がったときのためのタイヤも用意していますが、基本はミディアムソフトですね。深みぞと浅みぞのどちらを選ぶかはコンディションによりますが、このまま降り続けば深いほうになるでしょう。ドライ用は各チームそれぞれに異なった選択をしていたんですが、大きくグループ分けするとNo.8がもっとも硬め、No.37はやや硬め、他はソフト系でした」
- ヨコハマ
- 「ウエットタイヤはGT500用もGT300用もゴムは3種類。ソフト、ミディアム、ハードとあって、ハードには深みぞと浅みぞがあります。ただ、GT300は、チームによっては浅みぞを持っていないところもあります。雨でのテストができていないので、どれを選ぶかはこれから試してみないと。とりあえずウォームアップはミディアムで走り出してようすを見る、ということになるでしょう。ウチとしてはドシャ降りになってほしいですね。ドライ用はソフトとミディアムがあって、No.25はフロントがソフト、リアがミディアムという選択でした。GT300はみんなソフトです」
- ダンロップ
- 「GT500用のウエットタイヤは、コンパウンドはミディアムで、みぞの深いものと浅いものがあります。どれを選ぶかは直前に決めることになりますが、たぶん深みぞでしょうね。ドライ用はソフトとミディアムがあって、ミディアムを選んでいました。
GT300用もウエットはミディアムの深みぞと浅みぞ。ドライ用はミディアムなんですが、グリップが上がるように(開発を)がんばったので、100kgのウエイトハンデでもあのタイムを出せたんです」
- ミシュラン
- 「ウエットタイヤは3種類。ヘビーウエットとノーマル、それからインターミディエイトという位置づけで硬めのものがあります。ヘビーウエットは、柔らかいということではなく、排水性を上げたコンパウンドということです。朝のフリー走行では、ドライでのタイムはまったく重視せず、ウエットタイヤの皮むきを重点的にやっていました。ドライ用は基準タイヤのほかにオプションとしてソフトと、摩耗を考えたハードを用意していましたが、No.30とNo.43はミディアム、No.31はソフトを選択していました」
- クムホ
- 「ウエットタイヤは浅みぞと深みぞの2種類があって、深みぞはソフトとハードのコンパウンド違いがあります。どれを選ぶかはこれから状況をみて決めることになりますね」
■決勝スタート直前情報(13時50分現在)
□天候:雨/路面状況:ウェット/気温:18度/路面温度:18度
□入場者:決勝日(6日)3万3500人/予選日(5日)1万7000人
◎リタイア(JGTCインサイドレポート班調べ)
| No. | 原 因 | 周回数 |
| 100 | エンジン | 5L |
| 111 | クラッシュ | 7L |
| 87 | クラッシュ | 23L |
■決勝レース
- ◎No.38 ZENTセルモスープラ、今季3勝目を挙げタイトル獲得
- 立川祐路「こういうコンディションでレースがどうなるかはわかんなかったんだけど、ま、作戦もうまくいった。今回、とにかくクルマが速かった。でもね、大変なんですよ、乗ってるほうは。怖いしね。最後のほうはそうでもなかったけど、出ていってすぐのときは(コース上に)川もいっぱいあったしね。最後は雨も少なくなってよかったんだけど。ただ、正直ボク、自分が何位を走ってんのか途中までわかんなかったんですよ。最後無線を聞いてわかったんだけど、周りの状況があるから、ゴールするまでチャンピオンを獲れたんだかどうだかわかんなかったんですよ。ゴールしてから聞いてわかったんです。無線で『抜かれちゃダメよ〜』とは言われて、そんな、わざわざ抜かれるつもりはなかったですけどね(笑)。
でも、ほんとうれしい! これで最多勝にも並んだし、サイコー!! トヨタ勢みんなの協力もあったし、スタッフも速いクルマを作ってくれたし、パートナーも速かった。GT1年目であんだけ速く走ってくれたら、申しぶんないです。これからもっと頼もしくなるだろうしね。ほんと、よかったです。ありがとうございました」
高木虎之介「1周しか走ってないですからね。いやゼロ周かな? どっちだろ。ま、いろいろあったからね。ピットに入るタイミングがみんな違ったりして(見かけの順位と実際の順位が)バラバラな状態だったからねぇ。でも、計算ではトップに立っているのがわかってたし、余裕もあったので安心してましたよ。あと(タイトル獲得)はほかのチームの順位しだいだったのでね。結果的に勝って、チャンピオンになれて、よかったと思います」
- ◎No.1 ザナヴィ ニスモZ、2位入賞でチームタイトルを獲得
- リチャード・ライアン「最後のバトルは制したかったけどね。残念です。でも、優勝はできなかったけれどチームチャンピオンは獲れたのでハッピーですよ。今回は理想のレースコンディションとはほど遠いものでしたし、スリッピーなコースで戦うことはとてもハードでした。どちらかというと、今日は生き残るためのサバイバルレースというものでしたよね。最後の数周のハードプッシュだけでは(トップを狙うには)十分とはいえなかったです。来年、またタイトルを狙ってがんばります」
本山 哲「ま、しかたないですね。チャンピオン争いが最後のトップ争いと一緒になって、(No.38に)追いついていくっていうのが、チャンピオン争いそのまんまだったので、残念ですよね。たしかに今日の38号車は速かった。やっぱり完敗かな、という感じです。おめでとうございますと言わせてもらいます。でも、チームとしての目標であったチームタイトルを獲得できたことはほんとうによかった。また来年、タイトル目指してがんばります」
- ◎No.6 エッソウルトラフロー スープラ、3位
- 脇阪寿一「難しいレースでしたよね。出ていってすぐのときは後ろにサンパチ(No.38)がいてるし、前は水煙で見えへんし、なんともでけへんかった。それに0号車が最終コーナーでスピンしてて、それをかわしたんだけどこっちもスピンして…。4速に入ってたからそれをパンパンって2速に入れて、すぐアクセル踏もうと思ったんやけど、よう考えたらうしろにサンパチがいると思ってとりあえず止まったの。で、もう一回クラッチを戻してサンパチが前にいってからコースに戻ったんです。もし、あそこでいって(No.38に)ぶつかってたら、オレ、エライ怒られてるところやからねぇ。あとは雨の多いときにハイドロがひどくて、それだけでリチャード(No.1)に抜かれてしまった。それからは差が離れてしまったので、自分の順位を守らないと、と思っていた。ま、結果としてトヨタ車がチャンピオンを獲れたので、よかった。今日自分たちが勝てばベストでしたが、それができなかったことを来年の糧として、頑張っていきたいと思います」
飯田 章「最終戦でギリギリ表彰台に乗れてよかったです。今年はガマンのレースでしたからね。へんな一年でしたよ。まぁこういう一年もあるんでしょうね。毎年毎年いいことばっかりじゃないし。タイトル争いに関してはトヨタ・チームとしての仕事はちゃんとできたかなと思います。いつもは逆の立場だったからね。ボクらがトップにいたときはこういう形態を作ることができなかったんだけど…。今年は立川が速かったし、セルモも強かった。トラもよかったしね。そういう意味じゃ、トヨタチームとしてタイトルを獲るための形態をオートポリスで作れたことがよかったんでしょうね。表彰台で今シーズンを締めくくれることができたので、これでなんとか来年につながっていけたらと思います」
- ◎No.11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP、ピットイン作戦成功で今季初優勝
- 田中哲也「今年最後のレースで勝ててよかった。今日はピットというか、伊与木(監督)さんが『あと一周待て』って言ってピットインのタイミングを遅らせたのがすごくよかったんです。今日の勝因はコレに尽きますね。この判断のおかげでした。この時点で3位だったので、もしピットインのタイミングがずれていたら、どうなったかわからないですね。チーム一丸となって勝ててよかったと思います」
パオロ・モンティン「ほんとうにタフなレースでした。今日のレースは、どのドライバーにとってもデンジャラスなコンディションでしたから。最初のスティントで哲也はいい仕事をしてくれたし、伊与木さんは、ピットストップのときにセーフティカーがコースに入るのを待って、いいタイミングを見計らってくれた。これがいい方向にいったんです。この作戦で前のクルマをパスすることができました。(自分に交代してから)数周は、とにかくがんばってプッシュして走りました。こういう状況で走るのには自信があったし、最後10周くらいは2位との大きな差を作っていたし、いいレースができました。今年は中盤にちょっとツキがなかったのですが、今回はラッキーでしたね。ボクたちにとってもいい勝利だった。みんなにお礼をいいたいです」
- ◎No.0 EBBRO M-TEC NSX、2位入賞でシリーズも2位に
- 細川慎弥「今日のレースはもういくだけでした。でもRECKLESS(No.30)が速かったです。ボクたちが速くても意味なかったですね。今日の結果はしょうがない。今は言うことがないですね。とにかく悔しい」
黒澤治樹「一生懸命やった結果なので、しょうがないですね。二人とも全力でやったし、チームもそうだし。その悔しさを来年に生かしていきたいと思います」
- ◎No.30 RECKLESS MR-S、3位入賞でシリーズタイトル獲得
- 佐々木孝太「(ピットで待っているのは)もう、ドキドキというような状態じゃないですよ(山野哲也『孝太のほうがツラかったと思うよ。去年ボクがそうだったから』)。ボクは今日、何も仕事してないんですよ。(セーフティカーがピットインした時点でドライバー交代をするという)作戦を実行して成功したというのは、もう言葉が出ないというか、ウレシイだけですよ。
今日は午前のフリー走行でミッションが壊れて、どうしようかなというのがあったし、スタートでもあれだけの雨が降ってきて、もうどんだけオレに試練を与えるんや…ってね。でも、レースが通常の75%でやることが決まって、早めのピットインという作戦がいけるんじゃないかなと思ってボクがスタッフに言ったら、それはアリじゃないかってことになったんですよ。ただ、実際にやってどうなるかはわからなかったし、もしまたセーフティカーが入ってヘンな場所でコースに戻ったら、逆に負けてしまうわけだし、ある意味、賭けみたいな部分はありましたね。結果としてセーフティカーにも助けられたと思うし、山野さんには安心して任せることもできました。実際、レインのテストは山野さんのほうがたくさんしていたので、不安というのはありませんでした。
いやぁ、前回のオートポリスに続いて、また表彰台ですからねぇ。なんか、バチが当たりそうだなぁ。うれし涙ですか? もう涙はピットで出しきってしまいました。(山野『孝太の涙、見てないよ』)もう出しまくったもん。だって山野さん戻ってくるの遅いから(笑)」
- ◎No.36 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA、5位入賞もシリーズ3位タイに終わる
- ジェームス・コートニー「レース前にサスペンションセットを変えたらクルマはよくなった。3日目にやっとよくなったけれど、遅すぎたね(苦笑)。タイヤは悪くなかったし、終わりまでプッシュする作戦だった。ヘビーウエットのスタートからしだいにトラックは乾いてきていたけれど、ドライにはならずスリッピーな状況が続いていたから、タイヤを換えても(ポジションは)変わらなかったと思う。来年はオーストラリアでV8スーパーカー・レースに参戦します」
土屋武士「JC(コートニー)と1年やってきて、最高のシーズンが送れました。JCは今日もすばらしいスタートを決めてくれました。タイトルがとれなかったのは残念でしたけれど、いいレースができた(涙)」
- ◎No.8 ARTA NSX、無念の涙を飲む
- 伊藤大輔「セーフティカーが入った時点で、それ以前にピットに入ったクルマに差を付けられていた。ピットインのタイミングがよくなかった。状況に応じた対応がうまくいかなかった気がする。雨が強くなったら赤旗でレース終了ということを想定して、とりあえずポジションをキープしようという作戦を立てていたんですが、途中から天候が回復してきて、それを変えることになったんです。
(ペナルティは)接触があったから。後ろからつついたわけじゃなく、横で当たって前のクルマがスピンしたんです。ただ、あれがなかったとしても(タイトル獲得は)難しい順位でしたね。基本的にはピットインのタイミングがすべて。今日だけを考えたら残念ですけれど、この1年間、ホンダはいいマシンを作ってくれて、最終戦にいいポジションで臨むことができました。スタッフに感謝してますし、応援してくれたファンには悔しい思いをさせたと思っています。これも実力のウチと言いますか、しょうがないです。タイヤは浅溝でした」
- ◎エンジントラブルでリタイアしたNo.100 RAYBRIG NSX
- ジェレミー・デュフォア「セーフティカーが入ったのと同じタイミングでセバスチャンがピットインしてドライバー交代するという作戦を取ったのですが、スピンしてしまいました。リスタートはできてストレートは通過したんですが、その後エンジンが死んでしまいました。なす術がなくレースが終わってしまい、残念です」
- ◎No.43 ARTA Garaiya、作戦変更も実らずランキング3位
- 高木真一「レースがちょっと落ち着いてきたときに、ボクらのポジションは3番手でした。後ろにはRECKLESS(No.30)が迫ってきてて、彼らが4位だとボクらは勝たないとチャンピオンが獲れなかったんで、たしか残り9周だったかな、トップに出るために作戦を変えたんです。雨が少なくなって、ウエイトハンデの影響でフロントタイヤが減ってしまったんで、タイヤ交換してトップを狙おうとしたんです。あのピットストップはトラブルじゃなくてチャンピオンを獲るための作戦変更でした。
悔いがないって言ったら嘘になるけど、方法はそれしかなかったんで…。いずれにせよ、RECKLESSがあの順位を走っていたんで、チャンピオンはムリでしたね。3年続けて悔しい思いをしてるけど、しょうがない。天気を味方につけようと思ったけれどね。10ポイント差が開いていたし、車重のこともあったから、しょうがない」
- ◎クラッシュしたNo.111 ARKTECH with Team LeyJun 968GT4
- 渡辺大裕エンジニア「セーフティカー・スタートになってペースがゆっくりだったことと、雨による蒸気が原因で室内が曇ってしまって、ドライバー(飯島寛也)が熱中症みたいな状態になったようです。頭がボーッとしてきたって無線で連絡してきたので、『スロー走行でいいからピットに戻ってきて』と伝えたんです。それでスプーンのイン側を走っていたときに、スプーン出口というか、裏ストレートに入るところで飛び出して、巻き込みながらクルマの左前をクラッシュさせてしまいました。このときはまだ本人も意識があって、クルマを移動させようとして反対側に動いたのですが、そのときに頭を打ったか何かして、軽い脳震盪を起こしてしまったということです」
■ドライバーズ・タイトル獲得者インタビュー
- GT500
- ◎No.38 ZENTセルモスープラ
- 高木虎之介「4年アメリカにいて、日本に帰ってきていきなりチャンピオンが獲れたということは、自分にとってもよかったし、立川の2度目のチャンピオンに貢献できたということで、ほんとうによかったです。ハコのレースは初めてで、どうなるかと思ったんですが、2戦目で優勝できて、そのまま順調にいけるのかなぁと思ったらライバルも速くなってきて、自分たちも(ハンデの)重いなかでなかなか結果を残せなかった。でも、そのなかで(2回目の)優勝ができて、またチャンピオンの可能性が出てきたんで、そこからまたクルマも研究して、テストもやって、その結果が最終戦につながったのかなと思います」
立川祐路「ほんとうにうれしいです。ここ1、2年は最終戦までチャンピオンの争いに残ってられなくて、それが今年は残って、しかも最後に勝って(チャンピオンを)決められてよかったです。ここまで出入りの激しいシーズンも想定外でした(笑)。もっと安定して走らないといけないとは思いましたけど、3勝できたというのは、それだけの実力をパートナーも含めてチームが持っているということ。これでチャンピオン獲れてなかったら0ポイントのレースを後悔するんですけど、結果として獲れたんで、まずはよかったかな、と。来年は、これプラス確実性も増していかなければ」
- GT300
- ◎No.30 RECKLESS MR-S
- 佐々木孝太「(No.38とは)対照的な戦い方でしたね(笑)。TEAM RECKLESSとして、去年のチャンピオンの山野選手を迎えてもらって、チャンピオンを獲るにはどうしらいいかということを学べた。ボクもRECKLESSにお世話になって3年目で、今年こそはチャンピオンを獲りたいと思ってました。それがオートポリスで優勝できて、今回はチャンピオンを獲れたということは、これまでお世話になったいろんな人に、やっと恩返しができたかなと思います。
今回は75kgというMR-Sにとってもボクにとっても最高のウエイトを積むことによって、金曜日からあちらこちらが壊れたり、今日も朝にミッションが壊れたりと、てんやわんやにはなったんですけど、でもチームがクルマを仕上げてくれた。
ウチのオーナーは強運の持ち主なんですよ。朝、ホテルの窓を開けたら渡り鳥がV字に飛んでたらしいんです(笑)。これでオレたちはチャンピオン獲れるって、“そんなことあるかなぁ”と思っていたらそういう結果になったんで、さすがだ、と(笑)」
山野哲也「2年連続のタイトルは、純粋に誇りに思います。チームを移籍して獲るのは難しいと思いますから。今年はクルマもタイヤもチームもすべてが変わりましたが、そのなかでできることをやるしかないと思っていました。今までいろいろなクルマに乗ってきた知識を、このチームでどれだけ発揮できるか、というのがポイントだったと思います。
この感情的で気分屋の佐々木孝太くん(笑)と一緒に組むことになったんですが、彼はセッティングに関しても、速く走ることでも優れたドライバーで、それをいかにしっかり引き出すかというのが、ボクのやらなければいけない仕事だと思いました。シーズン後半は、経験を生かして落ち着いてやることがタイムにつながると思いましたから、それで戦ってきました。
今日、後半は、タイヤを最後まで持たせる走りができたということでしょうね。代わって最初はまったくペースの上がらない状態だったんですが、途中からペースが上がって、そのなかでもタイヤを持たせる走りができたというのが、今日のレースでした。とにかく短い時間でクルマをゴールに持っていくということに執着したということです」
■チーム・タイトル獲得者インタビュー
- GT500
- ◎NISMO(No.1 No.1 ザナヴィ ニスモ Z/No.22 モチュールピットワークZ)
- 出川洋監督「率直に言うと、今日はグリッドが後ろで半分あきらめていたんです。そういう意味では、運にも恵まれてたいへん喜んでいます。今日はセーフティカースタートでしたから、ミニマムラップで(ドライバーを)交代させるのは決まっていました。その作戦はうまくいったと思いますが、2回目のセーフティカーでトップとの差が詰まりましたので、それで大幅に順位を上げられました。運がよかったですね。(1回目のピットで、後から入ったNo.38とNo.6に前にいかれたのは)その2台より前にいこうと思ってましたから、がっかりしましたね。
今年は各クルマの実力も近い状態で高いレベルでしたし、2台体制のチームも増えて、チームタイトルも楽に獲れたものではありませんでした。たいへん疲れましたが、それだけにうれしい。チームタイトルというとちょっとマイナーですけど、すごくうれしいです。今年を振り返ると開幕戦でフロントローに2台並べていながらポイントが少なかったのがまず苦戦の原因でしたから、来年の開幕戦の鈴鹿で上位を獲れるように、これからクルマの開発、チームの体制作りをやっていこうと思います」
- GT300
- ◎TEAM RECKLESS(No.30 RECKLESS MR-S)
- 藤堂信太郎監督「ここまで3年、孝太たちとガンバってきて、今年は山野選手に入ってもらって、初戦から勢いに乗ってやってこれました。うまく言えないんですけど、ホント最高の気分です。ドライバーのレベルが高いのはわかっていましたから、レース前の環境を整えるとか、ボクはそういうことに専念して、ドライバーの精神的な負担を減らそうという仕事をしてきたんで、少しは役に立てたのかな。今日、朝起きてちょっと窓開けて空をを見たら、渡り鳥が飛んできてちょうど目の前でVの字になったんです。それで(タイトルを)確信したって孝太に言ったら笑ってましたけど(苦笑)」
予選日 | 決勝日
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