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Race Report
2014.07.20
Rd.4 決勝:優勝記者会見

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第4戦 スポーツランドSUGO : 優勝記者会見

GT500 Class

No.1 ZENT CERUMO RC F

 

「今日はチームの総合的な力で勝った」

立川祐路

 昨日は霧で予選ができなくて、その分、今日はタイトなスケジュールで大変でしたが、優勝できて嬉しいです。昨日の走り始めから、ウェットはバランスがあまり良くなくて…。でも降ってくれば悪くはなかったし、決勝のように少し濡れただけならドライでも問題なかった。だから優勝できたのはコンディションにピッタリはまったから。これが大きかったですね。
 決勝はスタートから平手(晃平)が良い走りでリードを築いてくれました。スタートから雨が降り始めて、周囲がレインタイヤに交換していく中、チームの(タイヤ交換の)判断も絶妙でした。だから後半を走った僕は、本当にただ走っただけ。そんな感じでしたね。でも終盤にまた降って来た時には、神経を集中して走る必要がありました。結果的にラッキーだったところもありましたが、僕も平手もがんばったし、チームの判断も素晴らしかった。だからチームの総合的な力で勝った、と。ラッキー(だけ)じゃなかった、と思います。
 個人的には今回で(通算勝利数が)16勝ですか? 最大の目標はタイトルですが、優勝が増えることは、それだけタイトルに近づくこと。だから本当に嬉しいです。去年もそうでしたが前半戦はなかなか好結果が残せず、(第6戦富士の)優勝をきっかけにポイントを稼いで、後半戦ではタイトル争いに加わった。だから今年も(シーズン)後半勝負の作戦で行きます。

 

「ハラハラしたのも事実だが、立川さんを信頼していた」

平手晃平

 変則スケジュールになって、予選は立川(祐路)さんが1人で走ったんですが、苦戦しましたね。決勝での作戦について立川さんはチームの判断が絶妙だった、と言ってますが実は判断が少し遅れたんです(苦笑)。で、スタートでタイヤ交換にピットインしたクルマも多かったんですが、(判断が)遅れた僕たちはステイ(待機)する作戦になった。もちろん、ピットでは今後の天候だとかを予測しながらステイする判断を下したのですが、それが結果的には大正解でした。
 決勝ではクルマのバランスも良くて、前にいるRC Fをオーバーテイクしていくうちにポジションも上がっていき、普通に走っていればギャップが大きくなって行きました。ただ、いつ降り始めるか分からなかったので、それまでにできるだけギャップを築いておこうとプッシュして、結果的に20秒くらいのマージンを稼いで立川さんに繋ぐことができました。天候がどうなるか分からず、最後までハラハラしたのも事実ですが、20秒ものギャップがあったら立川さんがスピンするはずないと思って(彼を)信頼していました。
 チームの判断だけでなく、素晴らしいタイヤを用意してくれたブリヂストンにも感謝したいです。生まれたばかりの僕の息子にも、大きなプレゼントをすることができ嬉しいですね。今回の優勝で次回の富士では燃料リストリクターの制限が厳しくなりますが、富士は得意なコースなので、シリーズ後半戦で巻き返すためにも、ぜひとも表彰台には乗りたいと思います。

 

 

 

GT300 Class

No.88 マネパランボルギーニ GT3

 

「無交換作戦を可能にしたヨコハマさんのタイヤに感謝」

織戸 学

 僕たちにとっても久しぶりの優勝ですが、チームにとってはもっともっと久しぶりの優勝ということで、本当に嬉しいです。勝因ですか? 自慢話になるので大きな声では言えませんが、今日の優勝はラッキーでした(苦笑)。ともかく、久々に優勝できて嬉しいです。
 ランボルギーニで勝てたことが嬉しいし、青木(孝行)とのコンビで勝てたことがもっと嬉しい。一緒に勝とうと思って続けてきた甲斐がありました。タイヤを無交換で行くという作戦もピッタリはまったし、それを可能にしたヨコハマさんのタイヤにも感謝です。鈴鹿の(公式)テストで良いタイヤを見つけて、それが今回の優勝に繋がった。チームにも青木にも、そしてヨコハマさんにもスポンサーさんにも感謝ですね。
 魔物が棲むと言われるSUGOですが、今日は僕たちに絶世の美女がほほ笑んでくれた。SUGOの天使が降りてきてくれた。そう思っています。これで次はウェイトハンディを載せることになるし、次回の富士はもともとランボルギーニが苦手としているコース。だから決して楽な戦いになるとは思わないけど、1回勝つと流れに乗ることができる、と言われているので、ぜひとも流れに乗って表彰台には乗りたいです。

 

「次回の富士でもきっちりとゴールし、結果を出したい」

青木孝行

 予選は織戸さんと交替で走っていますが、今回はワンデーのスケジュールで、予選は1セッションのみとなったので、僕が走ることになりました。ウェットで始まったんですが、コースが少しずつ乾いていく状況だったから、最後の1周が勝負、と思っていました。でも、インターミディエイトのおいしいところを使いきってしまい、9位に甘んじることになってしまいました。
 予選の直後は悔しさもありましたが、決勝では結果的に、それが良かったのかもしれないですね。周囲がドタバタしている中で落ち着いてスタートを切ることができましたから。そして落ち着いて走っているうちに周りがとっちらかっていって、気が付いたら2位になっていました。2位で織戸(学)さんに繋いで、タイヤ無交換でピットアウトしてトップを逆転できました。あとはペースを落とさない織戸さんにハラハラドキドキしながらピットでモニターを見っていました。
 織戸さんとコンビを組んで3年目になりますが、このコンビでの優勝はもちろん初めてです。2人とも、前回の優勝はいつだったのか、とっさには答えられなくて、調べないと分からないくらい。2人共に2009年に5年ぶりで久々の優勝ですか。これで流れに乗って行けたら、と思います。もちろん次回の富士でもきっちりと戦ってゴールし、結果を出したいですね。

 

 

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