News

News
2014.07.24
【PCCJ 2014】第7戦 決勝レース

【PCCJ 2014】第7戦 決勝レースの画像

PCCJ2014-第7戦(菅生)決勝レース

天候:雨 路面:ウェット 気温:20℃ 路面温度:22℃(スタート時)

 

 

7月20日(日)、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)2014年シーズンは前日の第6戦に引き続き、スポーツランドSUGO(宮城県)で第7戦ミシュランチャレンジの決勝が行われた。天気は悪天候に見舞われた前日と変わらず雨。雨足は比較的弱く空は明るいが、朝から小雨が降り続き路面はウェット状態に。そのため全車がレインタイヤを装着してスターティンググリッドに並んだ。グリッドは公式予選のセカンドタイム順となり、#11 山野直也を先頭に#78 近藤翼、#14 元嶋佑弥、#12 小河諒と続く。その後方には#7 星野敏、#9 武井真司とジェントルマンクラスの2名が並ぶ。そして午前10時33分、全15周のレースがスタンディングスタートにより始まった。

 

#11 山野は完璧なスタートを決めたが、前日第6戦の勝者#78 近藤はホイールスピンで出遅れ、#14 元嶋が1コーナーまでに#78 近藤をかわし2番手に浮上。その#78 近藤を#12 小河が追う展開となった。「今日はユーズドタイヤでスタートしたので勝負を仕掛けるとしたら序盤しかないと思っていました」という#14 元嶋は、前を走る#11 山野を激しくプッシュ。僅差のバトルがしばらく続いたが、#14 元嶋は5周目の1コーナーで#11 山野のアウト側に並びそのまま2コーナーを通過。そして3コーナーでついに抜き去り#14 元嶋がトップに立った。

2番手に順位を落とした#11 山野は、相変わらずウェットながら少しずつ乾きはじめた路面にマシンのセッティングが合わず苦戦。さらに、体調が優れず非常に辛い状況での走行となる。その#11 山野に3番手#78 近藤がじわじわと迫り、テールトゥノーズのバトルが始まった。気合いで何とか2番手を守り続けた#11 山野だが、10周目の1コーナーで#78 近藤が真横に並び3コーナーで順位逆転。その後#11 山野は、4番手#12 小河との3番手争いを続けた。

一時は2番手に2秒以上の差を築き余裕で首位を走行していた#14 元嶋だが、終盤タイヤが限界に達しペースダウン。フレッシュタイヤでスタートし、タイヤをいたわって走っていた#78 近藤が一気に差を縮めファイナルラップは2台の接近戦となった。最後の最後までどうなるかわからない、緊迫した状態で2台は最終コーナーを駆け抜け、#14 元嶋が0秒287の僅差で#78 近藤を抑えてチェッカー。富士スピードウェイでの第3戦モービル1チャレンジ以来となる優勝を飾った。マシンから降り2位の#78 近藤と健闘を讚えあった#14 元嶋は「昨日はマシンのセッティングを間違え格好悪いレースをしてしまいましたが、今日はチームのアドバイスでマシンは素晴らしい仕上がりでした。終盤は近藤選手のほうが速いことは分かっていたので、それまでにいかにリードを築けるかが勝負だと思っていました。優勝することができてほっとしました」と控えめに勝利の喜びを語った。2位の#78 近藤は「スタートでホイールスピンをさせてしまったのが敗因です。残念ながら優勝は逃しましたが、残るレースでも引き続き優勝を目標に頑張ります」と次戦での巻き返しを誓った。3位は、体調不良ながら最後まで#12 小河の猛攻に耐えた#11 山野。レース後は表彰式に出られないほどだったが「気合いで頑張りました」と辛そうな表情でレースをふり返った。

 

   

 

   

 

 

ジェントルマンクラスは、#7 星野が抜群のスタートを決め、#9 武井がそれを追う展開に。#9 武井は落ち着いて周回を重ね、やがて#7 星野を抜き去りクラストップに。12周目には前を走っていた#19 永井宏明も抜き総合5番手に浮上。「今回は絶対に他のマシンと当たらないように気をつけて走りました」という#9 武井が、前日の第6戦に続くジェントルマンクラス2連勝を飾り総合でも#12 小河に続く5位に入った。

 

次戦のPCCJ第8戦は、スーパーGT第6戦の併催レースとして8月30日(土)に鈴鹿サーキット(三重県)で開催される。その後10月のファイナルラウンド、F1日本GPのサポートレースとして行われる第9戦も同じく鈴鹿サーキット。日本屈指のテクニカルサーキット“鈴鹿“を舞台に繰り広げられる2大会によって、2014年のPCCJはクライマックスを迎える。

 

 

   

 

   

Page Top