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Race Report
2014.08.30
Race Day Report : 第6戦 予選日レポート Part2

Race Day Report : 第6戦 予選日レポート Part2の画像

 

今回も大盛況のピットウォーク
 

ご覧ください! ピットウォークにこんなに大勢のファンの方たちが集まってくれました。土日ともピットウォーク券が完売したそうです。夏休み最後の週末とあって、いつにも増して親子連れの姿が多かったように思います。

 

  
 

 

 

ファンサービス中のドライバーたち。サインに応じる山本尚貴選手(No.18 ウイダー モデビューロ NSX CONCEPT-GT)と高木真一選手(No.55 ARTA CR-Z GT)。

 

 

  

 

 

No.88 マネパ ランボルギーニ GT3の織戸 学選手と青木孝行選手はプログラムにふたり同時にサインしようとしていません!?

 

 

 

 

今朝のオープンピット同様、初お披露目された「GT300マザーシャシー」と「FIA F4」にもご覧のひとだかり。

 

 

 

 

一方、ヘリポートではお子様限定のドクターヘリ乗車体験を行なっていました。お子様よりもお父さんたちの方が興味津々のご様子でしたよ。

 

 

 

 

また、ピット裏にはメカニックさん用のスーツが天日干しされていました。この暑さですから、汗だくになってしまうんですね。

 

 

 

 

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1000kmレースではお馴染の第3ドライバー。その中からピックアップドライバーをご紹介しましょう!
 

 

◎アウグスト・ファルフス(No. 7 Studie BMW Z4)
「鈴鹿はカートレース以来!」

今大会で第3ドライバーとしてNo. 7 Studie BMW Z4から参戦することになった、ブラジル人のアウグスト・ファルフス選手。公式データ用のドライバー撮影のあと、話を訊きました。

すでに日本でも多くのファンがいるファルフス選手。WTCC(世界ツーリングカー選手権)での参戦キャリアを持ち、岡山国際サーキットでのレースにう参戦した経験があります。現在はDTM(ドイツツーリングカー選手権)でBMWワークスドライバーとして活躍中です。

そんなファルフス選手、鈴鹿サーキットでのレース経験はあっても、それはカート時代に遡るということ。
「鈴鹿サーキットのレーシングコースでレースをするのは今回が初めてなんですよ。僕がWTCCに参戦していた頃は、日本ラウンドのサーキットは岡山でしたから。でもね、1999年にカートの世界選手権で南コースは走ってるんですよ(笑)。あのとき2位になったので、いい思い出が鈴鹿にはあるんですよね。なにしろ、このサーキットは世界中のサーキットの中でも有名な場所。また多くのファンにも再会できて、ここでレースができるだなんて、本当に幸せ。それにこのSUPER GTもすごくエキサイティングなカテゴリーだから、それにチャレンジできて、ドライバーとしてこんなにウレシイことはないですね。僕自身、鈴鹿入りしてからも色々とエンジョイしているしね。レースで走るのがもう待ちきれないくらい(笑)。ベストを尽くしたいですね」。

ところで、残暑厳しい日本の天気は気にならないのでしょうか?
「蒸し暑いのは、ブラジルも一緒!気になりませんね。今日のように(土曜日の午前)晴れていれば、ファンのみなさんにとってもいいんじゃないかな。日中は蒸し暑くてもいいから、その後に雨が降って涼しくなるというのも悪くないかも」。

同じブラジル人であるジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手との仲良しだと聞いていますが、今回の参戦にあたってどのような話をしたのでしょう?
「そうなんです、彼とはもう長い付き合いで、昨日も色んな話をしたところです。SUPER GTに関するアドバイスもたくさんもらいましたよ。お互いいいレースウィークになればいいなと思ってます」。

 

 


 

 

 

◎道上龍(No. 0 MUGEN CR-Z GT)
「しんどくなったら代わるけど、そうなったらアカンでしょう(笑)」

昨シーズンまでSUPER GT GT500クラスに参戦していた道上龍選手は、自身でチームのエグゼクティブ・アドバイザーを務めるNo. 0 MUGEN CR-Z GTの第3ドライバーとしてお目見えです。

レーシングカーはいつ以来のドライブですか?
「SUPER GT車両をドライブするのは、去年12月にマレーシア・セパンでやったNAKAJIMA RACINGでのテストのあと、6月末に鈴鹿であった公式テストで8号車のNSXに乗って以来です。あのときはHondaからテストの3、4日前に言われたんです。(8号車のヴィタントニオ・)リウッツィが乗れないからという理由でした。いきなり乗って、2日間で20周くらい走りました。今年のGT500はスピードが上がっているし、タイヤもBSを久々に履いたし、半年純粋なレーシングカーに乗ってなかったのでスピード感も少し違いましたね。速くて目がついて行かなかったですよ。でも、タイムはそこそこいいもので、感じも良かったんです。一方でカーボンブレーキに慣れるには時間がかかりましたが、でもしっかり練習すれば、まだまだいけるな(ドライブできるな)、と思いましたね(笑)」。


GT500とGT300との違いは感じましたか?
「CR-Zに関しては、まだ自分がGT500で走っていた感覚が染みついているので、いざGT300に乗るとそれなりの難しさを感じます。タイヤは太く、ブレーキも大きいので、もっと(コーナーでのブレーキングで)突っ込めるんだろうな、という勘違いが出ますね。ところが意外とクルマは止まらないし、ダウンフォースが足りず、フラフラするし…(苦笑)。そのさじ加減がわからないですね。CR-Zの難しさは、ハイブリッドシステムにもあるんです。GT500のNSXは勝手に回生し、自動的にアシストするんですが、こっちは自分たちで使いたいときにボタンを押したりとか、コーナーでの回生の強さはこのくらい、という感じでコントロールするんです。どこで(回生エネルギーを)使うか、どこで貯めるか、そして回生の強さをどのくらいにするか…といろいろ調整するんですが、そういう作業をすべて自分でやるんです。ホントやることが多いんですよ! それを思うと、乗ってすぐにそういう作業はできないし。色々頭ではわかっていてもいざ乗ると、クルマの動きを覚えないといけないし、ここでボタンを押さないとアカンし。ま、ハイブリッドのシステムをうまく使いこなすことが、このクルマを速く走らせるコツでもあるのでね。あとはクルマが小さいぶん、すごく小回りするんです。ハンドルを切る角度が違いますね。だからチームドライバーがスピンする感覚がわかりましたね(苦笑)」。


第3ドライバーとしてどう戦いますか?
「第3ドライバーとして登録することは、だいぶ前からクマさん(熊倉淳一チーム監督)に言われてました。テストもしていないのに、いきなりレースは無理ですよ、って答えたんですけどねぇ。今日も(公式練習時に)乗らんでええのかなぁ、って思ったんですが、登録ドライバーは公式練習で出走しなきゃいけないということだったので、いきなりですよ、しょっぱなにいきなり新品タイヤで行くことになって…。なので僕は無線で、飛び出したらイヤだから、死ぬほど遅く走ります〜、って伝えましたよ。2分10何秒くらいで走ってましたよ(笑)。そんな状況だから、一番最後にコースインしたんです。計測1周で戻ったから、GT500の1台に出くわしたくらいでした(笑)。決勝ですが、僕が出て、なにかやらかすのもイヤだし(苦笑)、ふたりでやったほうが練習時間も確保できるだろうとも思うんですけどね。もし(レギュラードライバーのふたりが)しんどくなったら、僕が登場ということになるんですが、でもスーパーフォーミュラに出てるふたりがしんどくなったらアカンでしょ(笑)。だから僕が出ないことが理想、ですね。一応は、チームでのエグゼクティブ・アドバイザーという肩書きがあるから、なにかあればこれまで僕がやってきたことのメンツにかかわりますからねぇ(苦笑)。まぁでもふたりをバックアップするのが僕の仕事なので、いい流れが作れるように仕事をしたいと思います」。

 

 


 

 

 

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【おまけ】

今回、No.31 OGT Panasonic PRIUSの第3ドライバーに登録された中山雄一選手。帽子を被ってきたので、撮影時にとってもらえるようお願いしたところ……なんと坊主頭です。
「今回のレースを向けて気合いを入れてきました!」と中山雄一選手。決勝への意気込みを訊くと「まだ攻め切れるほど乗っていないので、明日はミスをしないようにしながら、その中で一番速く走れるようにしたいと思います」と語ってくれました。

 

 


 

 

 

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Only One RACE!!
 

 

No.37 KeePer TOM'S RC Fをドライブし、活躍中のイタリア人ドライバー、アンドレア・カルダレッリ選手。チームスタッフが、「アンドレアが今回スペシャルヘルメットを被るんだよ」と教えてくれました。

早速、ヘルメットを見せてもらうと…

 

 

  
 

 

 

確かに「1000km of Suzuka 2014」と書いてあります。側面は全体に桜がちりばめられていますね。

一方、頭頂部には、五重の塔や鳥居が描かれており、超和風テイストな仕上がりです。さらに後頭部には、これぞニッポン!という富士山が入ってますよ。

 

 

  
 

 

 

はたして、どうしてカルダレッリ選手はこのようなスペシャルヘルメットを用意したのでしょう? 伺ってみました。

アンドレア・カルダレッリ
「鈴鹿1000kmって、シーズンで一番長いレースですよね? ただでさえ特別な一戦だし、そのレースに僕が参戦できるということ、一方で僕は日本でレースをするようになって4年、SUPER GTで3年目を迎えることもあって、色んな思いを感謝として込めたかったんです。そこで、日本を象徴する様々なことをヘルメットに描こうと思いました。富士山、桜、松、社寺などを描きました。ラインにはホログラムカラーを選んだんですが、まるで虹みたいでしょう? 鈴鹿のレースに向けて、ドイツのJMD(Jens Munser Designs:イエンス・ムンザー・デザイン)とのコラボで僕のために作ってくれたんですよ。このヘルメットは今回のレースだけのものなので、レース後は自分の家でしっかりと飾っておくつもりですよ!」と本人も、すこぶるお気に入りの様子でしたよ。ぜひ、サーキットにお見えの皆さんも、機会があればご覧になってくださいね!

 

 


 

 

 

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