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2014.08.30
【PCCJ 2014】第8戦 決勝レース

【PCCJ 2014】第8戦 決勝レースの画像

PCCJ2014-第8戦(鈴鹿)決勝レース

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:30℃ 路面温度:35℃(スタート時)

 

 SUPER GTの予選が行なわれた後のコースとあって、路面にはラバーが乗った状態。フロントロウからスタートする#12 小河は「(ニュータイヤで走る#14 元嶋に対し)こちらも予選1セット目のタイヤは2ラップしか使っていないので、条件はそれほど変わらないと思います。昨日はスタート練習もしていますし、スタートで前に出られればチャンスはあると思います」と意気込みを語っていた。

 そして各車はグリッドへ。上位陣でニュータイヤを温存していたのは#14 元嶋と#19 永井、ジェントルマンクラスの#9 武井。レースは10周のレースとはいえ、鈴鹿はタイヤに厳しいサーキット。予選時よりも路面温度は下がっているものの、1-2コーナー、デグナーやスプーンカーブなど、コーナリング中にステアリングを切り足す箇所でタイヤへの負担が大きくかかるため、キャンバーや内圧についてはデリケートな調整が求められるという。

 各車のエキゾーストが高まり、いよいよレースがスタート。狙っていたとおりにいいスタートを決めた#12 小河は、やや出遅れた#14 元嶋に並びかけるが、抜くには至らず。ポジションを守り切った#14 元嶋はタイヤの利を活かして序盤からハイペースに飛ばしていく。一方、トップ争いの後方でも大きな混乱はなく、レースはクリーンな立ち上がりとなった。3番手の#78 近藤と#11 山野はともにセットが決まらず苦しい走り。互いに速いセクションと遅いセクションがあり、抜くことは難しい。さらに#11 山野の背後にはニュータイヤの#19 永井が迫るも、こちらも攻め切ることはできず、中団の攻防は一進一退の様相を呈していた。

 

 

 トップを快走する#14 元嶋は2周目にはファステストラップをたたき出し、#12 小河との差を広げ続け、ほぼ完璧とも言っていいポールトゥフィニッシュでシーズン3勝目。前戦スポーツランドSUGO(宮城県)に続く連勝を挙げた。また、一歩も譲らぬ三竦みの競り合いとなった3番手争いは最終周まで続くも、順位の変動はなくチェッカー。これでオーバーオールは#11 山野と#12 小河が共に138ptとなり、同点でランキングトップ、#78 近藤が124ptで追うかたちとなった。

 見事な戦いぶりを披露した#14 元嶋は「1周目にすべてを賭けていました。最初の3周でどこまでいけるかがポイントだと思っていましたし、最初に予選に近いタイムで走れたのはよかったです。僕はタイヤも新品でしたから、そのアドバンテージもありました。スタートで少しミスをしましたが、ポジションを守り切れたのでよかったです。残念ながら今回のレースでチャンピオンの芽はなくなってしまいましたが、次戦でも今回のような速さを見せられるよう頑張りたいですね」と、晴れやかな笑顔で語った。

 

   

 

 

 

 ジェントルマンクラスもポールポジションの#9 武井と#7 星野は順位変動なくゴール。「欲をいえば前のクルマにもう少しついて行きたかったですね。ただ、無理してクラスの違う前車を追って、なにかあっても困るので、手堅く走りました。ひとつのミスが大きく響くサーキットですから」と冷静にレースを振り返った#9 武井は、これでクラス3連勝。クラス2位の#7 星野も「ポジションが守れたのでよしとしましょう。最終戦もベストを尽くして、ライバルよりも前にいられるよう頑張ります」と笑顔で語った。#7 星野はクラス4位に入った#21 高田匠を1ポイント上まわり、ジェントルマンクラスのランキングトップで最終戦を迎える。

 

 次戦はいよいよ最終戦。10月3日(金)〜5日(日)、F1日本GPのサポートレースという大舞台で、両クラスのチャンピオンが決まる。

 

   

 

   

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