News

Race Report
2014.08.31
Race Day Report : 第6戦 決勝日レポート Part1

Race Day Report : 第6戦 決勝日レポート Part1の画像

 

おはようございます!
 

夏休み最終日となった今日、鈴鹿1000kmの決勝レースが行なわれます。天気予報はくもり。とはいえ、にわか雨も多い鈴鹿サーキットを舞台に行なわれるシリーズで最も過酷な一戦で、いったいどのようなドラマが生まれるのでしょうか。

 

 

 

昨日の公式練習中にエンジントラブルによる火災が発生してしまったNo.32 Epson NSX CONCEPT-GTですが、メカニックさんたちが深夜まで作業を続け、無事に走れることになりました。

 

 

 

 

一方、8時30分からのフリー走行を前に、ピット作業&ドライバー交代の練習を繰り返すチームも見られました。

 

 

 

 

ピットにはドライ&ウエットタイヤが大量に準備されていました。1000kmもの長丁場になると、タイヤの数もものすごい量になるんですね。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

1000kmレースではお馴染の第3ドライバー。ピックアップドライバー紹介のPart2です!
 

 

◎クリストファー・ハーゼ(No.21 Audi Team Hitotsuyama)
「僕自身の目標は、このSUPER GTでレースをするチャンスをつかむこと!」

No.21 Audi Team Hitotsuyamaで第3ドライバーとして起用されたのは、アウディのワークスドライバーであるクリストファー・ハーゼ選手。1987年生まれのドイツ人です。今年のニュルブルクリンク24時間レースで総合優勝を飾るキャリアを持ち、アウディR8 LMSウルトラでの優勝も数知れず。そんなハーゼ選手は、とにかく日本に来たかったようです。

「このたびの来日が、僕にとって初めてのことになるんです。なのでそのこと自体、とてもうれしくてエキサイトしています(笑)。みんなとてもフレンドリーでステキですよね。モチロン、SUPER GTへの参戦も初めて! チャレンジそのものがタフと言わなきゃいけないでしょうね」。

やはりヨーロッパと遠く離れた日本でレースをするのは難しいですか?
「正直なところ、やはりヨーロッパから日本に来てレースをするというのは決して容易いことじゃないと思いますね。例えば、ドイツ人の僕がイギリスでレースをすることと比較しても明らかですよね。そういう意味でも、今回の参戦は僕にとってビッグ・チャレンジだと言えるでしょう。でも僕はレーシングドライバーだから、チャレンジそのものがとても好きなんです! だから、日本でレースができて、タフだという思いよりもチャレンジできる喜び、それもSUPER GTで戦える喜びのほうが勝るんです。タフだけどやりがいのあるレース、それが今の僕にとってのSUPER GTだと言えるでしょうね」。

SUPER GTに関する情報はどうやって得たのでしょう?
「アウディドライバーでもあり、SUPER GTに参戦経験を持つドライバーたちから色々と聞いてますし、SUPER GTに参戦中のヨーロッパのドライバーたちからも話を聞きましたよ。SUPER GTを戦うにあたり、どうすべきか、どうアプローチすればいいか、などなど、有効な情報を集めています(笑)。実際、昨日走ってみて、なるほど、と思えるようなことが本当にたくさんありましたね。まだ難しいこともたくさんありますが、レース中も引き続きトライして、クリアできるようにしたいですね」。

GT500、GT300とクラスが異なる車両が混在するレースはどうですか?
「昨日は朝の公式練習を僕を含め3人のドライバーでシェアしたんです。僕は合計10周走りました。まずコースレイアウトに慣れ、次はクルマ、そしてタイヤがどう変化するか、そういう点をチェックしました。それから、スピードの異なる車両が混在するのは、ヨーロッパのレースでもあるので、特別混乱することもないですね。練習中に、速いクルマ、そうではないクルマの識別もできたし、その点では心配はないですよ」。

リチャード・ライアン、藤井誠暢両選手とのコンビネーションは?
「うまくいってますね。中でもライアン選手はこのSUPER GTで多くの経験を持つドライバーだし、藤井サンもそう。GTレースはチームスポーツだという思いを持って一緒にレースをしています。レースでもきっとうまくいくと思いますよ」。

今回のレースでも目標は?
「とにかく長いレースなので、トラブルフリーで戦いたい。それがなによりも重要ですよね。あとはタイヤを労り、クルマを大事に周回を重ねること。それがゴールに繋がるでしょう。さらに僕自身の目標としては、このSUPER GTでこれからレースをするチャンスをつかむこと。この素晴らしいカテゴリーにぜひチャレンジして行きたいと思っています」。

 

 


 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

人、ひと、ヒト!!
 

 

夏休み最後の週末、そしてSUPER GTにとっては真夏の三連戦のフィナーレを飾る戦い、さらに鈴鹿としては歴史ある1000kmレースの決勝を迎えるにあたり、多くのレースファンが詰めかけてくださいました。ありがとうございます!

 

 


 

 

 

GTAが企画・開発を手がけるGT300マザーシャシーを使った車両展示もピットウォークで見ることができました。今シーズン、JAF-GT300とFIA GT3での熾烈な戦いを繰り広げているGT300クラスですが、来シーズンにはこのマザーシャシーを使った車両が参戦できるため、ますますのヒートアップが期待できますね。
さらには、来シーズン、SUPER GTのサポートレースとして開催予定の心カテゴリー「FIA F4」車両のお披露目も行われ、GT300に参戦中の井口卓人選手がデモランを見せてくれましたよ!

 

 

  
 

 

 

地元、鈴鹿にも工場があるケーヒンさんは、鈴鹿工場から150名の応援団がサーキット入りしたそうです。No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTチームのトランスポーター前で集合写真をパチリ!お子さんにとっては、夏休みの思い出がまたひとつ増えたかもしれませんね。

 

 


 

 

 

近づくレースを前に盛り上がるサーキットですが、最後の最後まで安全面での確認作業が続きます。ピットウォークでも行われていた作業には緊張感が漂っていました。

 

 


 

 

 

「サイン、お願いしま〜す!」という声があちこちから聞こえてきそうな感じなのは、No.19 WedsSport ADVAN RC Fの脇阪寿一選手。坂東正敬チーム監督にもサインを求める人たちが! ピットウォーク参加のみなさん、お目当ての選手から、サインは頂けましたか?

 

 

  
 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Page Top