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2014.11.21
ARTAのドライバー4人が宇都宮市の小学校を訪問。SUPER GTマシンを囲んで特別授業も。

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 シリーズ最終戦の興奮も冷めやらぬ11月21日、AUTOBACS RACING TEAM AGURI(ARTA)からSUPER GTに参戦している松浦孝亮選手と、ヴィタントニオ・リウッツィ選手、高木真一選手、小林崇志選手が、ARTA NSX CONCEPT-GTとARTA CR-Z GTを携えて宇都宮市にある市立姿川中央小学校を訪問、6年生を対象に課外授業を行った。
 本年ARTAがサーキットとGTアソシエイション協力のもと、モータースポーツ振興活動の一環として開催しているSUPER GTの学校訪問は今回が4回目となる。

 

  

 

  

 

 

 最初にコミュニティルームで4人のドライバーが自己紹介。ただしこの場では簡単なプロフィールの紹介のみで、細かなレーシングキャリアなどについては後ほど行われる座学の席で紹介されることとなる。
 続いては2台のSUPER GTマシンを囲んでの特別授業。松浦選手がNSX CONCEPT-GTについて解説した後、今度は小林選手がCR-Z GTを解説する。今年4回目とあって、2人のドライバーも手慣れた様子で、児童に分かり易く説明していた。続いてはエンジン始動。普段は耳にしたことのない迫力あるエンジンサウンドに、マシンを取り囲んだ児童からは、耳を押さえながらも「スゴイ!」と驚きの喚声が上がっていた。
 その後、コクピット試乗体験では「乗ってみたい人?」との問い掛けに、ほぼ全員が挙手。担任の先生に選ばれ、2台のマシンの乗りこんだ児童からは「狭いのにビックリした」とか「感激しました」などの感想が聞かれた。
 2台のマシンを囲んで記念撮影した後で再びコミュニティルームに戻り、「夢を実現するために」をテーマとした座学が始まった。「児童のころにレースを始めました」というリウッツィ選手から、「高校を卒業して(サラリーマンになって)からレースを始めた」という高木選手まで、レーシングキャリアは4者様々だったが、夢に向かって(その夢を実現するんだという)強い意志を持ち続けることが重要、という点では一致していた。またイタリア生まれのリウッツィ選手からは、先ずは英語を話せるようになることが重要で、気が付いたらフランス語やドイツ語、スペイン語まで話せるようになっていた、とのエピソードも披露された。

 

  

 

  

 

 

 その後、児童数名がそれぞれ自分の夢を発表し、それに対して4人のドライバーからアドバイスが贈られた。レーシングドライバーになりたい、という児童はいなかったが、クルマの開発エンジニアになりたいという男子児童がいて、自らエンジニアを希望していた時期もあったという小林選手や、実際に高校を卒業した後にHondaに入社、鈴鹿製作所で勤務していたキャリアを持つ高木選手が、自らの経験を織り交ぜながら丁寧にアドバイス。一方、スタイリストになりたい、ネイルアートをやってみたい、という女子児童に対しても、ドライバーからは「新たな視点で考えてみると、また視野が拡がる(松浦選手)」とか「イタリアのファッションセンスは最高だけど、日本もとてもクールなので、そこに新しいエッセンスを加えたら、また新しいものが生まれるのでは?」と、名答が返されていた。
 日常では耳にすることのないレーシングサウンドも印象に残ったろうが、トップドライバーのアドバイスは、児童たちには非常に心に残る課外授業となったはずだ。

 

 

  

 

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