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2014.12.15
Thailand Super Series 第8戦・決勝

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 12月14日(日)、「Thailand Super Series」第8戦の決勝が行われ、TOYOTA TEAM THAILANDからSuper Car Class 1にエントリーしている大嶋和也選手がドライブするGT300マザーシャシー、#36 arto-MC86は6位となった。

 

 

 

 第8戦が開催された14日(日)は前日と変わって気温が上昇。南国の青空の下、各レースが行われた。前日、パドルシフトのトラブルで停止した#36 arto-MC86は原因を特定し修復を完了。さらに決勝に向けてセッティング変更を行った。第8戦の決勝では、第7戦の結果を受けてPerformace Weightが+50Kgから+30Kgに軽減された。GT3勢に対してパワーに劣る#36 arto-MC86​にとっては優位に働く可能性が高い。決勝前には、GTアソシエイションの坂東正明代表が応援に駆け付け、大嶋選手、Artoチーム代表を激励した。

 

 決勝は当初のタイムスケジュールから遅れて17時10分にコースイン。西日が目に入る時間帯となり、ドライビングが難しくなるコンディションだ。ポールポジションは#25 TOMAS ENGE(CAMARO GT3)、2番手は#12 PITI BHIROMBHAKD(PORSCHE 997 GT3)、3番手は#28 CHONSAWAT ASAVAHAME(Lamborghini LP600 GT3 FL2)、4番手に#36 大嶋選手。2周のウォームアップ走行を終えて、レースはスタート。スタート直後、3番手の#28 CHONSAWATがダッシュを決め、トップで1コーナーを通過、#12 PITI、#25 ENGEと続き、#36 大嶋は5番手スタートの#37 INDHARASAK TECHATERASIRI(Lamborghini LP520 EVO)にスタートでかわされ5位に後退。#28 CHONSAWATと#12 PITIがトップ争いを演じる中、#36 大嶋は#37 TECHATERASIRIにペースを合わせざるを得ず、予選よりも遅い45秒後半での周回を強いられる。途中何度か最終コーナーで仕掛けるも、ダスティなアウト側はリスクもあり、オーバーテイクはかなわない。7周目、#37 ITECHATERASIRIがヘアピンで失速し、#12 PITI #25 ENGE、#28 CHONSAWATの順となると、ENGEが猛プッシュを開始。CAMARO GT3の大パワーに物を言わせてストレートであっさりと#12 PITIをかわしトップに立つ。#36 大嶋は16周目まで#37 ITECHATERASIRIへのプッシュを続けるが、  ITECHATERASIRIはミスを犯さず大嶋を抑え続ける。17週目、再びパドルシフトトラブルの予兆が出てきた#36 大嶋は#78 Suttiluck Booncharoen(Lamborghini GT3)にかわされ、6位へ後退してしまう。その後はシフトをいたわりながら走行し、なんとか6位でチェッカーを受けた。

 

 サーキット専用のレーシングマシンとして開発されたMC86にとって、市街地レースの荒れた路面に対応しきれなかった点が敗因であったが、サスペンションセッティングの新たな可能性も見つけられ、今後へつながるレースとなった。

 

 

 

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