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2015.03.06
今季注目の新チーム&ドライバーも登場!3/14,15は岡山ファン感謝デー&公式テスト

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 三寒四温の日々となり、モータースポーツの春ももう間もなく。今シーズン最初の注目イベントが、3月のSUPER GT公式テストだ。今年も開幕戦となる岡山国際サーキット(岡山県美作市)で、 3月14日(土)、15日(日)に開催される。この日は、岡山国際サーキットの「ファン感謝デー」でもあり、テスト観覧と共に楽しい催しも多数行われる。

 

昨年より熟成されたGT500マシンを要チェック
 昨シーズンに登場するや各サーキットのレコードタイムを書き換えっていったGT500クラスのニューマシン。反面、昨季前半戦はトラブルも多かったのも事実。しかし、各メーカー、各チームはこのオフシーズンに改良、さらなる熟成を進めており、ここまでのプライベートテストでも順調さが伝えられている。
 その成果が開幕前に結集する唯一の機会が、この岡山での公式テストだ。3メーカーの今季型主力マシンが同じコースで同時に走るのは、実質ここが初めて。ファンはもちろん、マスコミも、さらにドライバーや関係者も期待感に溢れている。
 ゼッケン1を掲げるNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)の仕上がりは? 覇権を逃したNo.36 PETRONAS TOM'S RC F(伊藤大輔/ジェームス・ロシター)とNo.37 KeePer TOM'S RC F(アンドレア・カルダレッリ/平川亮)、そして悔しい1年だったHonda NSX CONCEPT-GTの各車。各メーカーのマシンの改良点やタイムを、このテストでじっくり評価してほしい。

 

大物選手も初参戦! 新コンビ、新チームにも大注目!
 今季はビッグネームのドライバーがGT500クラスに初参戦する。No.39 DENSO KOBELCO SARD RC Fをドライブするヘイキ・コバライネンは、F1での優勝経験もある33歳のフィンランド人。フォーミュラ一筋だったが、この度SUPER GTに初挑戦。すでに行われたテストでも快走を見せているようで、コンビを組む平手晃平も良い刺激を受けているはず。今年のDENSO KOBELCO SARD RC Fは要注意の1台だ。
 そして、期待の新(?)コンビはNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTの山本尚貴/伊沢拓也。覚えている方も多いだろうがこのふたりは2010-12年にこのチームで組んでいた。その時から絶妙のコンビだったが、まだ若さという弱点もあった。しかし、その後山本は2勝し、チャンピオン争いも経験。伊沢も海外レース挑戦などスキルアップ。そして誕生した“新生”山本/伊沢組は、間違いなくHondaのエースチームと言う存在であろう。
 RC Fで注目したいコンビは、KeePer TOM'S RC Fの新コンビ、25歳と20歳のカルダレッリ/平川組。GT500で4シーズン目、昨年はタイトル争いにも加わったカルダレッリ、そして昨年2戦にスポット参戦し、光る走りを見せた平川が初のレギュラーシートを得た。このテストでの仕上がりが良いなら、開幕戦からガンガン行きそうだ。
 そして、GT500唯一の新チームが、No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(小暮卓史/オリバー・ターベイ)。チーム名「DRAGO Modulo Honda Racing」のドラゴとは“龍”のこと。そうあのHonda初のGTチャンピオンである道上龍氏のチームである。その道上監督が新チームの中心として託したのが、気心知れた愛弟子の小暮である。そして相棒のターベイはF1テストドライバー経験もあるという大型新人。このチームの動向もしっかり岡山テストでチェックしたい。

 

ほとんど開幕戦!? 25台が参加のGT300クラス
 GT300クラスの今季最初の話題は、台数増だ。年間のエントリー台数は29台と昨年の年間登録より4台増えている。そしてもっと驚くのは、開幕前の岡山テストにそのほとんどといえる25台(予定)が参加すること。これは昨年の開幕戦のエントリーより多いのだ。例年のGT300では、開幕前テストには準備が間に合わず、欠席するチームも多い。この25台という参加台数は、まさに驚き。今季のGT300クラスが過去最高の盛り上がりを見せることを、早くも予感させる。
 GT300でもまずチェックしておきたいのは昨年のチャンピオン、No.0 グッドスマイル初音ミクSLS(谷口信輝/片岡龍也)。チャンピオンながら、今季はなんとマシンチェンジを決断。谷口と片岡がどこまでメルセデスベンツSLSをものにしているか? そして、SLSと“初音ミク”の新コラボにも注目が集まる。
 そしてGT300と言えば、バラエティに富んだ車種。今年も3つの新型マシンが登場する。期待が高まるのはNo.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(飯田章/吉本大樹)。レクサスが送り込むFIA GT3仕様マシンが世界初登場。そして、GTAがプロデュースするGT300マザーシャシーを活用した車両が2車種。昨年のタイ大会に特別参戦したトヨタ86モデルがNo.5の玉中哲二/密山祥吾組、No.18 UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/マルコ・アスマー)、そしてNo.25 VivaC86 MC(土屋武士/松井孝充)の3台。同じマザーシャシーを使いながら、GT500のNSX CONCEPT-GTの様にミッドシップ化したNo.2 シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規)。世界初公開と言えるマシンは必見だ。
 他にもフェラーリの復帰、F1級ドライバーであるアスマーの参戦。GT-RやBRZの進化具合と話題の尽きないGT300クラスだ。

 

テスト観覧以外にも楽しいファン感謝デー
 公式テスト以外にも、サーキットサファリやオープンピットといったSUPER GTならではアトラクションも実施される。
 見どころ豊富、開幕前の最新情報がたっぷりのSUPER GT岡山公式テストは、3月14日(土)、15日(日)。この週末は、ぜひ岡山国際サーキットへお越しください。入場料は各日・大人2,000円(当日券のみ)。しかも女性および中学生以下(保護者同伴に限り)は入場無料だ。

 入場券、駐車券等に関しては 岡山国際サーキット公式ウェブサイトを、参加チーム等はこちらの記事でご確認ください。

 

 

※写真:昨年の岡山国際サーキットファン感謝デーより

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