News

Race Report
2015.05.03
Rd.2 決勝GT300 2〜3位コメント

Rd.2 決勝GT300 2〜3位コメントの画像

 

決勝2位 No. 3 B-MAX NDDP GT-R

星野一樹
「レース自体は楽しかったけれど、結果はすごく悔しい」
  僕らは最後のスティントでラジオ(ピットとの無線)が繋がっていなかったんです。ピット側でまず「P8」ってのを出してくれたんです。そのときにもう(表彰台の)権利はないなぁと思ったんですが、レースはなにがあるかわからないし、ピットインするタイミングも早かったんで、まだピット作業を終えていないチームの前に出られれば表彰台に行けるかもしれないと思いました。とにかく序盤からプッシュして、もしタイヤになにか反応があるまでは全力で行こうと思いました。厳しいなとも思ったんですが、ピットにいる長谷見(昌弘監督)さんが見えて、“行け〜っ、行け〜っ”ってされているのが見えたんですよ。なので「これ、抜かなきゃ男じゃないなぁ」って思いました(笑)。ピットが盛り上がっているような感じが伝わってきましたしね。

 序盤のスティントでプリウス(31号車)に付いて走っていたとき、向こうのタイヤが厳しくなっていったのがわかっていたので、今回もプッシュすれば追い付くかも、と思って走っていました。そしたら前が見えてきたんです。もうそこから先はほとんど覚えてないですねぇ(笑)。ぐちゃぐちゃの中でもビヨン(No.11 ビルドハイム)とすごくいいバトルができたし、彼もクリーンでした。でもブレーキ・ファイターだから、僕が前に出たと思ってもまたやってきたし。なんとか駆け引きで抜けましたね。レース自体は楽しかったけれど、結果はすごく悔しい。(タイヤ)バーストがなければ、絶対優勝できていたと思うので。まぁでも勝てるということ、そしてコース上では一番僕らが速いってことが今日証明されたので、次のタイではぶっちぎって優勝したいと思います。

 

高星明誠
「一樹さんが絶対に表彰台に上げてくれると思っていた」
 僕がピットアウトした時は前にGAINERの2台(10、11号車)がいて、後ろにプリウス(31号車)がいるという状況だったんですけど、(ピットアウト後の)1、2周目にプリウスを抑えることができて、その後11号車もパスして、トップの10号車に追いつこうとプッシュしました。GAINERの2台がピットに入ってから自分がピットに入るまでフルプッシュしようと走っていたんですけど、最終コーナーを曲がった時にちょっとグリップしないなという感じがあって、でももう1周様子を見ようとストレートを通過したんですけどそこで(タイヤが)バーストしてしまいました。バーストしなければ勝ててたと思うんですけど……。ただ、そこで運が良かったのはボディが壊れなかったことですね。

 その後、(星野)一樹さんがすごい追い上げで2位まで押し上げてくれたのはシリーズを考えたら、すごく重要なことだと思いますし、嬉しかったです。最後のバトルも、一樹さんが絶対に表彰台に上げてくれると思っていたので、チームと一緒になって必死に応援していました。次のタイは初めてのサーキットになりますが、目標はもちろん優勝です。

 


 

 

決勝3位 No.11 GAINER TANAX SLS

平中克幸
「最後のバトルは見たくなかったです(苦笑)」
 ピットストップは10号車の方が早いのは分かっていたので、前にいかれちゃうのは分かっていました。ただチャンスがあるとすれば、僕らが先にピットに入ることだったんですけど、結局は10号車が先に入ったので、僕がピットを出た時には10号車が前にいる状況でした。ただ3号車と31号車が後ろにいて、結果的には抜かれてしまったんですけど、10号車が(3号車と31号車に対して)ギャップを作れるような感じでアシストできたんじゃないかなと。

 それに3位になれたことは、チームにとっても僕らドライバーにとってもすごくいいことですし、僕らがいま持っているパフォーマンスを最大限に出せたレースだったんじゃないかなと思います。最後の(3号車と31号車との)バトルは見たくなかったですね。実はモニターも見てるようで見てなかったんです(苦笑)。次のタイは去年いいレースができていないので、今年はいいレースをして大量得点が獲れるようにしっかりと表彰台に上がりたいですね。それに開幕戦を落としている分、毎戦毎戦稼いでいかなきゃいけないと思っているので、この先は毎戦表彰台にのる気持ちでがんばっていきたいと思います。

 

ビヨン・ビルドハイム
「今の僕らがやれること、その最善の結果を残すことができた」
 3位という成績は今の僕らにとっていい結果となりました。正直、タイヤのコンディションは必ずしもいいものではなかったんです。いわゆる美味しいところはわずかで、あとはマネージメントするのみでした。

 そういう意味では、今日の結果はハッピーそのものです。とにかく今の僕らがやれること、その最善の結果を残すことができたわけですから。レース自体もとてもドキドキする展開だったし、チームスタッフの仕事ぶりも見事でした。ミスなくみんなががんばってくれました。次のタイ戦は富士以上に僕らのコンディションに合うと思うので楽しみです。

 

Page Top