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Race Report
2015.05.03
Rd.2 決勝:優勝記者会見

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第2戦 富士スピードウェイ : 優勝記者会見

GT500 Class

No.1 MOTUL AUTECH GT-R

 

「チームにもミシュランさんにも感謝したい」

松田次生

 今回は12号車が予選から速かったし、今朝のフリー走行では36号車も速くて、3台の争いになると思っていました。ロニー(クインタレッリ)さんがスタートを決め、なかなか後続の12号車を引き離すことはできなかったけど、ペース的には安定していたのでミスさえしなければ守りきれる、と信じていました。
 ポールポジション会見でも言いましたが、今回は持ち込みセットが良くて、またタイヤとのマッチングが最高でした。ただし、ぶっつけ本番で、土曜日に走り始めるまでは心配で、正直、夜眠れないこともありました。でも走り始めたらクルマもタイヤもすべて良くて、一安心しました。決勝ではデブリ(タイヤかす)が多く、コース上に見つけた時にはGT300のバックマーカーを抜くのを我慢して、デブリのないところで抜くよう気を遣いました。ルーティンのピットインではチームが完璧な仕事をしてくれたし、ミシュランタイヤも最後までタレることがなかった。チームにもミシュランさんにも感謝したいですね。
 シーズン開幕前に、今シーズン2回勝ったら本山(No.46 S Road MOLA GT-Rの本山哲)さんの通算優勝記録に並ぶし、3回勝ったら立川(No.38 ZENT CERUMO RC Fの立川祐路)さんの最多記録に並ぶ。そしてチャンピオンになったらロニーさんが4度目のチャンピオンで最多チャンピオン記録単独トップになる、とロニーさんとは話していました。そう思って開幕戦に臨んだのですが、(トラブルで)残念な結果になって…(苦笑)。でも去年も開幕戦と第2戦は良い結果を残せなくて、第3戦以降で巻き返してチャンピオンになることができました。これで良い流れをつくることができたと思うので、この流れを手放すことなく、チャンピオンを狙って行きます。

 

「みんなでがんばって、たくさん優勝したい」

ロニー・クインタレッリ

 朝のフリー走行ではトップタイムをマークしていましたが、ユーズドタイヤではマージンがありませんでした。それに満タンでスタートした時には12号車を抑えるのに精一杯でした。でもセイフティカー後のリスタートではクルマが少し軽くなっていたからかフィーリングも良くなって、スティントの終盤までタイムダウンしませんでした。レースの中盤からコース上にはデブリが多くなってきてコースマーシャルの振ってくれる黄旗を頼りに、デブリを拾わないように注意して走りました。去年の富士もそうでしたが、この時期にはブリヂストンが素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。
 今回も、僕たちがこれほど速さを見せることができなかったら、12号車が独走したでしょう。クルマのセットを変更したことに加えて、今回はミシュランタイヤも最高のパフォーマンスを発揮し、ライバルに対してプラスアルファの力を与えてくれました。最後のスティントのコースインでは、コールドタイヤだったけどインラップをフルプッシュして、何とか12号車の前に出ることができました。優勝できて嬉しいです。(松田)次生さんが「ロニーさんが4度目のチャンピオンを獲れるようがんばる!」と言ってくれたので、僕は「3回優勝して、次生さんが最多勝記録を更新できるようがんばります!」とお返しします。でも本当に、クルマもタイヤも良くて、チームも完璧なサポートをしてくれて。だから僕も次生さんもがんばって、たくさん優勝したいです。

 

 

 

GT300 Class

No.10 GAINER TANAX GT-R

 

「ハッピーな1日になりました」

アンドレ・クート

 今日はハッピーな1日になりました。僕がGAINERに移籍して初めての優勝だったし、チームにとっても今シーズンから走らせているGT-Rで初優勝でしたから。レース中にデブリ(タイヤかす)は気にならなかったかって? もちろん心配しながら走っていました。でも途中、デブリを拾ったけど、結果的には何も問題なかった。むしろダウンフォースが増えた感じだったよ(笑)。
 こうして優勝できたのは、チームメイトの千代(勝正)と富田(竜一郎)ががんばってくれたからです。彼らにも感謝したい。もちろん完璧なサポートをしてくれたチームとダンロップ、皆に感謝したい。
 次戦はタイ・ラウンドで暑いレースになると言われていますが、暑いのは皆一緒。だいたい日本でも夏のレースはとても暑くて、もう何年も日本でレースしてきたから、私自身、暑さには慣れています。だから、これから暑い季節になるぞ、と気持ちを切り替えるだけです。

 

「GAINERにとっても最高の結果となった」

千代勝正

 今日はGT300だけでなくGT500でもGT-Rがワン・ツー・フィニッシュを飾ることになりました。GAINERにとっても2台(10号車と11号車)が揃って表彰台に上ることになって、最高の結果となりました。
 レースに関してはクルマもタイヤも素晴らしかったけれど、チームの立ててくれた作戦が最高でした。後方から追ってくる3号車のペースが良いのは分かっていましたが、ギャップを縮められないようにコントロールして、トラフィックなど運にも恵まれて勝つことができました。勝てて嬉しいです。デブリは気になりました。なるべく踏まないように気を遣いながら、踏むよりはお腹の下を通した方が良いだろうとまたいで通過したこともありました。乗り越える時にフロアの下からゴツゴツ音がしたのですが、それでも(タイヤで)踏んで、グリップがなくなるよりは、と思っていました。
 次戦のタイは、僕はブランパンのシリーズ戦があってSUPER GTはお休みします。クートさんと富田さんにがんばってもらいたいですね。シーズンオフからNISMOの開発スタッフががんばってくれてクルマは随分良くなりましたが、もちろんまだまだ課題は残っています。そこをがんばって速くしたいですね。

 

「次戦タイは経験もあるので自信はある」

富田竜一郎

 僕は決勝で走ることはなかったのですが、2人のドライバーの力強さとチームのレベルの高さを感じることができました。次回は欠場する千代(勝正)さんの代役として僕が走ることになっています。昨年、タイで走らせてもらっているので自信はあります。クートさんと千代さんが作ってきたクルマを、千代さんが帰って来られるまでにさらに速くして、タイではちゃんとレースを走ってここ(優勝記者会見)に帰ってきたいと思います。

 

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