2015.06.16

【Special Preview】ピエール北川のこれを言わせて！　Rd.3 タイ編

SUPER GT Special Preview

 

第3戦タイ
［SGT公式アナウンサー］ピエール北川のこれを言わせて！

 

「“タイの6月は死ぬほどアツい”ってガクブル…」

　ども！ル・マン24時間耐久レースの興奮冷めやらぬ、ピエール北川です！
　6月の第3戦は今シーズン唯一の海外戦。昨年から始まったチャン・インターナショナル・サーキットのタイ大会が、いよいよ今週末開催されます！　2014年は10月開催ということでシーズン終盤のレースだったのですが、今年はかつてのセパン大会（マレーシア）が懐かしい6月の海外戦。なんかしっくり来ますね（笑）。

 

ボンジュール！　いや違う今週はタイ？

　私、昨年のタイ大会は欠場。今年は初めて現地へ赴きます。実はね、自分にとってタイは今回が初めて。そこで、やはり現地のことは現地の人に聞くのが一番！ってことで、GT300クラスのタイ出身ドライバー、ナニン・インドラ・パユーング選手（No.50 P.MU SLS）に5月の富士で聞いてみた。彼曰く「タイの6月は死ぬほどアツいよ！」だって。ガクガクブルブル……。確かにサーキットのあるブリーラム県の平均的な6月の最高気温は34℃を超えるし（ウィキペディア調べ）、10月に比べると雨も降らなさそう。いろいろ覚悟して現地入りすることとしますねぇ（汗）。

 

 

GWの第2戦富士は“GT-Rウィーク!?”でした

　それにしても、今年のゴールデンウィーク第2戦富士も盛り上がりましたよねー！　GT500クラスはもちろんでしたが、GT300クラスも素晴らしいバトルだった！ SUPER GTのレースは本当におもしろいです。
　GT500クラスはNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rがパーフェクトな週末を送り優勝を飾りましたが、2位のNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rも全力で挑んだ正々堂々のバトルは見ごたえがありました。対して他メーカーがその争いに絡めなかったのは、ちょっと残念。GT-Rのスピードを8月の第4戦富士で他メーカーが上回れるか？ 次の富士を期待しましょう。
　GT300クラスも結局GT-Rが強かった！ですね。途中アクシデントもあって最後はドラマチックなバトルにもなり、終盤は完全にGT300のバトルがレースの主役！ レースで勝ったNo.10 GAINER TANAX GT-Rもお見事だったけれど、2位に這い上がったNo.3 B-MAX NDDP GT-Rの星野一樹選手の“怒涛の追い上げ”には拍手喝采です。盛り上げてくれて感謝感謝！！

 

 

 

果たして、タイを制するのはどのチームたい？

　では本題、第3戦タイ戦予想です。まずはGT300クラスから。昨年はB-MAX NDDP GT-Rが優勝を飾りましたが、今年は暑さとウェイトハンディも考えて、本命はNo.7 Studie BMW Z4と予想！　対抗はマザーシャシーのNo.25 VivaC 86 MC。BMWは昨年2位から4位を独占。車がコースにフィットしてそう。No.25はドライバー兼エンジニアの土屋武士選手が、昨年マザーシャシーの86を、このコースでレースデビューさせた経験も踏まえ、今回に向けていろいろ対策してきているはず。GT-RやSLSも気になるけど、大穴で地元タイチームのNo.28 REITER VATTANA MOTORSPORTのランボルギーニ・ガヤルドもぜひ注目しておきましょう！

 

 

　GT500は昨年優勝したNo.36 PETRONAS TOM'S RC Fも推したいけど、あれはタイヤ無交換作戦という大技があってのもの。スピードでいけば、予選も決勝もGT-R、な感じでした。そして、今年は昨年のデータも存在するわけだし、国内戦同様の力関係になりそう。タイ戦は暑さとコースコンディション、そしてウェイトハンディとタイヤの特性からしてNo.46 S Road MOLA GT-Rを本命に。対抗にNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC Fを。コバライネン選手と平手選手は予選から何かをやってくれそうな予感。決勝の戦略もこのチームは楽しみだしね。大穴は昨年のデータが一切無いNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT。だから大穴！（笑）

 

 

　まだまだ予想も出来ない要素がイッパイあるタイ戦ですが、現地で観戦される皆さんは、タイの観光旅行も含めてレースを楽しんでくださいね！　テレビで観戦の皆さんは、灼熱の暑さとアツいバトルの現地映像を、どうぞひんやりしたお部屋でご観戦くださいませ（笑）！

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