スポーツランドSUGOでの公式テストから3日後の7月29日、鈴鹿サーキットでは1ヶ月後の第5戦鈴鹿1000km以降を見据えたタイヤテストが、一般のファンにも公開され始まった。GT500クラスが7台、GT300クラスが17台の計24台が参加。この日は午前9時から11時、午後1時から3時、とそれぞれ2時間のセッションが計2回行われた。平日ではあったが夏休みシーズンだけに、多くのファンが鈴鹿に足を運んだ。
タイヤテストは明日7月30日も実施され、遊園地入場料で観覧でき、第5戦鈴鹿の前売りチケットを購入済みの方は無料となる(詳しくは鈴鹿サーキットのウェブサイトにて)。
◎走行1回目 09:00-11:00
天気/晴れ一時曇り 路面/ドライ
気温/30〜33℃ 路面温度/35℃〜45℃(開始時は30℃/35℃)
◎走行2回目 13:00-15:00
天気/晴れ 路面/ドライ
気温/33℃〜35℃ 路面温度/50℃〜52℃(開始時は34℃/50℃)
真夏の天候の下、PETRONAS TOM'S RC Fが好タイム
今回のタイヤテストは主に鈴鹿1000kmのためのタイヤテストとなる。GT500クラス参戦の各メーカーでは、多くの車両が第4戦富士からシーズン2基目のエンジンを使用することもあって、その最終確認も兼ねているようだ。
朝から気温/路面温度ともに高く、1回目のセッションがスタートした時点で気温と路面温度は、30℃/35℃に達していた。そしてそこからさらにぐんぐん上昇。午前のセッション終わりとなった11時過ぎには33℃/45℃。さらに午後のセッションでは35℃/52℃まで上昇している。先週末に2輪ロードレースの8時間耐久が開催されていた関係で、コース路面には2輪タイヤのラバーが乗っていて、コンディション的にはもう一つ。だが、結果的にはこのセッションで初日のベストタイムが記録されることになった。というのも、午後は各車がロングラップのテストメニューを実施したためだ。
GT500クラスは7台が参加。その中でも昨年の鈴鹿1000km勝者、No.36 PETRONAS TOM'S RC Fのパフォーマンスは素晴らしかった。各車ごとに今後を想定したウェイトハンディの搭載量など、個々のコンディションの違いはあるにせよ、No.1 MOTUL AUTECH GT-Rが詰めるとすぐにベストタイムを更新して引き離す。そんな繰り返しでNo.36 PETRONAS TOM'S RC Fが1分49秒298のベストタイムをマークした。No.1 MOTUL AUTECH GT-Rが同じく1分49秒台で続き、午後に自己ベストを更新してトップタイムとなったNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTが初日総合結果で3番手につけている。ちなみに、GT500クラスの他のマシンではレギュラーコンビがドライブしていたが、No.1 MOTUL AUTECH GT-Rは松田次生/ロニー・クインタレッリ組に加えて柳田真孝(No.46 S Road MOLA GT-R)が加わり、明日は柳田に代わって本山哲(No.46 S Road MOLA GT-R)がドライブする予定だ。
GT300クラスは16台が走行。No.77 ケーズフロンティア Direction 458が午前のセッションでトップタイムをマークして、これが総合でもトップタイムに。一方、午後のセッションではNo.51 JMS LMcorsa Z4がトップタイムをマーク。51号車は今シーズンがBMW Z4 GT3でのレースが初めてというドライバー陣だが、先のSUGOの公式テストでも好タイムを記録。手応えを掴んだのか、シーズン後半戦に向け、好結果となった。
テストは30日も実施。この日も多くの観客がテスト観覧を楽しむ
テスト2日目となる明日、7月30日も、今日と同じく午前9時〜11時、午後1時〜3時と、2時間のセッションが2回、計4時間の走行が予定されている。またピットビル2階のホスピタリティラウンジと3階のホスピタリティテラスが解放されてテラスからピット作業の一部を観覧できる他、2コーナーイン側にある激感エリアも解放されることになっている。
このタイヤテストは遊園地の入場料のみで観覧が可能。さらに1ヶ月後に行われる第5戦鈴鹿1000kmの前売り観戦券を提示すれば入場無料となっている。詳しくは鈴鹿サーキットのウェブサイト(http://www.suzukacircuit.jp/supergt_s/special/point.html#tiretest)にて確認してほしい。
■鈴鹿サーキット 公開タイヤテスト 1日目
Po | No | Machine | Best Time | Session1 | Session2 |
---|---|---|---|---|---|
GT500
|
|||||
1 | 36 | PETRONAS TOM'S RC F | 1'49.298 | 1'49.298 | 1'50.915 |
2 | 1 | MOTUL AUTECH GT-R | 1'49.914 | 1'49.914 | 1'50.934 |
3 | 17 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT | 1'50.013 | 1'50.326 | 1'50.013 |
4 | 19 | WedsSport ADVAN RC F | 1'50.381 | 1'50.381 | 1'50.768 |
5 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 1'50.961 | 1'50.961 | 1'52.119 |
6 | 64 | Epson NSX CONCEPT-GT | 1'51.599 | 1'52.364 | 1'51.599 |
7 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 1'51.629 | 1'51.689 | 1'51.629 |
GT300
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|||||
1 | 77 | ケーズフロンティア Direction 458 | 2'00.992 | 2'00.992 | 2'02.479 |
2 | 5 | マッハ車検 with いらこん 86c-west | 2'01.166 | 2'01.166 | 2'03.667 |
3 | 21 | Audi R8 LMS ultra | 2'01.272 | 2'01.272 | 2'02.348 |
4 | 360 | RUNUP Group&DOES GT-R | 2'01.433 | 2'01.433 | 2'03.027 |
5 | 51 | JMS LMcorsa Z4 | 2'01.790 | 2'02.183 | 2'01.790 |
6 | 3 | B-MAX NDDP GT-R | 2'01.865 | 2'01.865 | 2'02.240 |
7 | 65 | LEON SLS | 2'01.992 | 2'01.992 | 2'03.153 |
8 | 0 | グッドスマイル 初音ミク SLS | 2'02.067 | 2'02.067 | 2'02.792 |
9 | 11 | GAINER TANAX SLS | 2'02.071 | 2'02.107 | 2'02.071 |
10 | 7 | Studie BMW Z4 | 2'02.101 | 2'02.101 | 2'02.330 |
11 | 55 | ARTA CR-Z GT | 2'02.437 | 2'02.437 | 2'02.598 |
12 | 111 | Rn-SPORTS GAINER SLS | 2'02.533 | 2'03.970 | 2'02.533 |
13 | 10 | GAINER TANAX GT-R | 2'02.535 | 2'03.017 | 2'-2.535 |
14 | 31 | TOYOTA PRIUS apr GT | 2'02.947 | 2'02.947 | 2'03.002 |
15 | 48 | DIJON Racing GT-R | 2'03.043 | 2'03.043 | 2'05.011 |
16 | 9 | PACIFIC マクラーレン with μ's | 2'09.621 | 12'29.271 | 2'09.621 |
25 | VivaC 86 MC |
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI | |
12/07-08 | Round5 SUZUKA |