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Race Report
2016.04.09
Rd.1 予選:ポールポジション記者会見

Rd.1 予選:ポールポジション記者会見の画像

*上写真中央はSUPER GTのシリーズスポンサーである有限会社エムエムピーのサム氏

 

第1戦 岡山国際サーキット:ポールポジション記者会見

GT500 Class

No.37 KeePer TOM'S RC F

 

「タイヤを温めるのに手間取ってしまった」

ジェームス・ロシター

クルマの調子は朝(の公式練習)から良かったよ。バランスもOKで、ロングランもちゃんとこなせたし、午後の公式予選に向けて自信があった。ただ僕はQ1を走ったのだけれど、ベストラップをマークできたのは最後のラップだった。ちょっとタイヤを温めるのに手間取ってしまったからね。だから走って終わってピットに戻った時に、チームにその状況を伝えたんだ。そうしたらチームの方で少し(セットアップを)調整してくれて、それで平川さんがベストなアタックをした。彼はもう、ここ岡山国際サーキットでは“キング”だよ。
ただ今日ポールを獲ったからと言って、明日の決勝レースがタフで激しいものになることは間違いない。去年、同じLEXUS TEAM TOM'Sで走っていたアンドレア(カルダレッリ。平川と組んで昨年優勝)も来ると思うし、まったく気を許すことはできないね。気を付けていないと小さな差が、いつのまにか大きな差になってしまう。そんなレースになる予感があるよ。でも僕たちはポールからスタートするので、いいスタートダッシュを切ってそのまま逃げ切りたいね。

 

「ただ僕は速く走るだけでよかったんです」

平川 亮

ジェームス(ロシター)がすべて言ってしまいましたが(苦笑)、今日は朝の公式練習中から、ロングもショートも含めて(の走行で)クルマの調子は良かったです。それで、午後の公式予選に向けてはエンジニアと相談してもうワンステップ上のセッティングをトライしました。ただしQ1でジェームスが走ったところ、なかなかタイヤが温まらなかったみたいでした。ジェームスからのインフォメーションもあって、Q2までのインターバルでは、そのデータを活かしてクルマを少しアジャストしてもらいました。
そうしたら、もっともっと速いクルマになっていて、ただ僕は速く走るだけでよかったんです。このサーキットは、確か僕が14歳の頃から走り込んでいて、いろんな細かいところまで知り尽くしています。それがここのサーキットで強い、ジェームスには“キング”と言われましたが、いつも良い走りができている理由だと思います。
昨年に続いて、ポールポジションをとることができ、とても嬉しいです。明日の決勝レースではいいポジションからスタートするので、当然優勝を狙って行きます。これまでは逆転で優勝を飾る格好になっていますが、今回はスタートからトップに立って逃げるレースにしたい。ピットワークなどでも痺れるような展開になると思いますが、シーズンは長いので、絶対に(ポイントの)取りこぼしだけはしないようにしたいですね。

 

 

 

GT300 Class

No.25 VivaC 86 MC

 

「発想の転換をしたようなセットを見つけました」

土屋 武士

開幕前にここであった公式テストでクラッシュしてしまったのですが、チームが一丸となってクルマを直してくれて、1週間後の富士の公式テストも走ることができました。僕たちはプライベートチームだけに、(そういう困難を乗り越えて)こうやってサーキットに戻ってくることができた。それが一番嬉しいですね。“打倒ワークス!”なので、細かいところは“企業秘密”でお話できませんが(苦笑)、岡山のテストでは試していなかったセットを、富士のテストでたまたま試してみたところ新たな発見があって、それがヒントになって今回のセッティングになっています。それまではとてもスタンダードなものだったのですが、発想の転換をしたような、『あぁ、こんなセットでも走れるんだ』的なセットになっています。
ドライバーとして走るだけでなく、エンジニアとしてもクルマを速くしようとがんばっているのですが、最近のテーマはドライバーに走り方を指示するようなセッティングですね。あと、今回は(松井)孝允のコメントがヒントになりましたが、実は彼のコメントに関しては富士のテストの際にコンコンと説教したところで、それも今回のポールポジションに繋がっています。得意な岡山でポールポジションを獲って、速さをアピールすることができました。でも、岡山だけでなくマザーシャシーのマシンが得意とするサーキットは第3戦のオートポリス、第4戦のSUGOもあります。だから今度はオートポリスで今回以上に、もっともっと速くなっていると思います。でも、まずは明日の決勝でも快調に走って、ここ(記者会見)に呼ばれたいですね。

 

「地元だから多く来てくれるファンの前で勝てるようがんばる」

松井 孝允

朝の公式練習からロングランもちゃんとできていて、レースに向けても良いバランスだと確認できました。公式予選で僕はQ1を走ったのですが、僕自身のミスもあったし、クルマの状態もちょっと問題があったのですが、それをピットに戻ってエンジニアでもある(土屋)武士さんに伝えたら、武士さんが素晴らしいアタックを見せてくれました。
明日の決勝は後方に(ストレートで)速いFIA GT3が何台もいるので、(ストレートは苦手の)マザーシャシーの僕たちにとっては、スタート直後が勝負になると思います。
僕は広島県の福山市出身なんですが、このサーキットはカート時代から走り込んでいて、僕にとってはホームコースです。地元ということで、他のサーキットよりも多くのファンの人たちが来てくれると思うので、多くのファンの人たちが見ている前で勝つことができるよう、ぜひともがんばりたいですね。

 

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