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2016.04.23
SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川のサーキットガイド『富士編』

SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川のサーキットガイド『富士編』の画像

SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川がご紹介する富士スピードウェイ
「国内最大級のメインスタンドと盛り上がるのは楽しい!!」

 

 

 

コースの紹介

 ボンジュール! 今回第2戦で使われるのは、今年で開業50周年を迎えた、日本の自動車レースの歴史を数多く生んだ「富士スピードウェイ」。SUPER GTの前身となる「全日本GT選手権」時代から20年以上に渡ってGTレースが開催されていますが、やはりツーリングカーレースが良く似合うサーキットです!
 2005年からはコースレイアウトも大きく変更され、大幅にコースの安全性も高められましたが、富士スピードウェイ名物の約1.5kmという日本一長いメインストレートはしっかり残されました。この長いストレートには国内最大級のグランドスタンドが備わり、第2戦の富士がシリーズ中で一番スタンドも盛り上がります。決勝スタート前に、スタンドの各応援席へ実況席から呼びかけていくのも、オフィシャルアナウンサーの大きな楽しみのひとつです!(笑)
 大型連休中の開催は、地元だけではなく東北や近畿地方からも遠征可能だと思いますから、レース前後は近隣の観光地で遊ぶのもセットにして、世界遺産の富士山を望みながらSUPER GTの熱いバトルを堪能してください!

 

では、コースのデータです

 

 

 

 

 

コースデータ
コース全長 4,563m
コース幅 15〜25m
高低差 40m
コースレコード
GT500クラス
1'27.552 ロニー・クインタレッリ/MOTUL AUTECH GT-R 2015年 第2戦予選Q2(5月2日)
GT300クラス
1'36.519 中山雄一/TOYOTA PRIUS apr GT 2015年 第2戦予選Q1(5月2日)
2015年優勝
GT500 No.1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ
GT300 No.10 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート/千代勝正/富田竜一郎
2015年ポールポジション
GT500 No.1 ロニー・クインタレッリ MOTUL AUTECH GT-R 1'27.552(コースレコード)
GT300 No.31 佐々木孝太 TOYOTA PRIUS apr GT 1'36.952

 

 

富士大会公式戦全42戦のデータ(シリーズ戦のみ。決勝中止の1戦含む)

 

優勝回数
最多勝ドライバー
(今季参戦予定ドライバーのみ)
GT500:立川祐路(7勝)
GT300:新田守男(7勝)
GT500メーカー別 レクサス/トヨタ:15勝(SC430:7勝、スープラ:8勝)
日 産:14勝(GT-R:13勝、Z:1勝)
ホンダ:9勝(HSV:0勝、NSX:9勝)
外国車:3勝(ポルシェ:2勝、マクラーレン:1勝)
GT300最多勝車種 ポルシェ GT3R(8勝)
ポールポジション回数
最多ポールポジションドライバー
(今季参戦予定ドライバーのみ)
GT500:立川祐路(9回)
GT300:青木孝行(4回)
GT500メーカー別 レクサス/トヨタ:21回(RC F:1回、SC430:6回、スープラ:14回)
日 産:5回(GT-R:4回、Z:1回)
ホンダ:11回(HSV:1回、NSX:10回)
外国車:5回(ポルシェ:2回、マクラーレン:2回、フェラーリ:1回)
GT300最多ポールポジション車種 日産シルビア(5回)

 

 

 

観戦ポイント

※お薦めポイントはピエール北川アナによる解説です。実況口調で読んでください

 

 

(1)メインストレート

 

 


ピエール北川オススメ!


観戦初心者の方なら大型ビジョンも用意された、こちらのメインスタンド席が断然オススメ! GTカーが時速300kmに迫るスピードで走り抜ける驚きと、スリップストリームを使いながらGT500とGT300が抜きつ抜かれつ走っていく様子が、約1.5kmのストレートでは何度でも観られます。第2戦はいつもより走行距離も時間も長く、各チームのピット作業も2回に増える。ということで、観戦のお供に双眼鏡とストップウォッチを用意すれば、応援するチームやライバルのピットをスタンドから観察して、必死に作業する各メカニックの奮闘ぶりも双眼鏡でたっぷり見られるし、作業時間をストップウォッチで計測して一喜一憂も出来て、さらにレース観戦が楽しくなること間違いなし!


 

 


 

(2)TGRコーナー(第1コーナー)

 



ピエール北川オススメ!


富士スピードウェイといったら、やっぱりココ!」という方は多いと思います!(笑) この大会を前に名称も新たにTOYOTA GAZOO Racingの「TGRコーナー」となりました。GT500ではおよそ時速300kmから100km以下のスピードまで、マシンがフルブレーキングしながら突入してくる、ド大迫力のコーナーです。予選は一発を狙った走りでギリギリまでブレーキを踏むのを我慢したり、決勝ではサイド・バイ・サイドで並んだまま突っ込んでくるのは日常茶飯事! タイヤもブレーキも消耗した絶対にミスが許されないレース後半は、ドライバーの腕とメンタルも要求される難しいポイントでもあります。週末を通じでドラマが生まれるTGRコーナーは必見です!


 

 


 

(3)コカ・コーラ コーナー

 

短いストレートを駆け下り、左にクイックに曲がる中高速コーナー。サイド・バイ・サイドのバトルになることもあります。写真撮影にもお薦めのポイントです。年配のドライバーやファンには旧名称の“Aコーナー”と呼ぶ人もいます。

 


 

(4)トヨペット100Rコーナー

 


カーブの曲率から100Rと呼ばれていた高速コーナーが、今シーズンから「トヨペット100Rコーナー」となりました。限界まで高めたスピードで駆け抜けるスピード感あるシーンが見られます。

 

(5)ADVANコーナー(ヘアピン)

 


ピエール北川オススメ!


こちらも観戦初心者にオススメのポイント。メインスタンドやTGRコーナーのように整備されたスタンドが用意された所ではありませんが、階段状になっている自由席にレジャーシートや折畳みイスを用意して、のんびり観戦できるポイントです。左右の視界が開けた場所ですから、ヘアピンに進入するところから脱出して姿が見えなくなるまで、コーナリングのすべてが見えます。もちろんマシンの魅力的なエンジンサウンドが堪能できるポイントでもありますね! ドライバーのテクニックやクルマの特徴によって、マシンのコーナリングが全然違ってみえておもしろいですから、レース中にフラリと立ち寄ってみても十分楽しめるポイントですよ〜。


 

 


 

(6)300R

 

ADVANコーナーから立ち上がったクルマが軽くアクセルを戻すだけで、抜ける中速コーナーです。ここでのスピードが、ダンロップコーナーへの駆け引きに影響する走る側には意外と難しい場所。ドライバーやマシンの車種によってラインの違いが出るのがおもしろいコーナーです。

 


 

(7)ダンロップコーナー

 

“シケイン”とも呼ばれるクランク状の低速コーナーです。急減速から素早い切り返しとドライバーのテクニックが問われます。また、コーナー侵入のブレーキングはパッシングのチャンスとなります。スピードが落ちるので写真が撮りやすく、バトルシーンも多いのでカメラマンが多く集まるポイントです。


 

(8)第13コーナー〜プリウスコーナー

 


ダンロップコーナーで低速になったクルマが加速し、坂を上っていく第13コーナー(写真上)からプリウスコーナー(写真下)。まるで上りの峠道のような区間です。ドライバーのハンドリングやクルマの挙動を楽しめます。コースの両側に芝生の観覧エリアがあるので、ピクニック気分でシートを敷いて見るもいいでしょう。

 


 

サーキットアクセス

○所在地

〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694
TEL.0550-78-1234

 

○高速道

・東名高速道
御殿場I.Cより約10km(20分)

 

・中央高速道
河口湖I.C−富士五湖道路・須走ICより約7km(15分)

 

○電車・バス

・JR御殿場線/高速バス

御殿場駅下車 >
タクシー(20分)
or
富士急バス・富士霊園下車


※SUPER GT開催時はサーキットへの臨時バスあり。

 

 

 

詳しく富士スピードウェイの公式ウェブサイトをご覧ください。

 

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