News

Race Report
2016.05.04
Rd.2 決勝:優勝記者会見

Rd.2 決勝:優勝記者会見の画像

第2戦 富士スピードウェイ : 優勝記者会見

GT500 Class

No.1 MOTUL AUTECH GT-R

 

「2ラップ多く走ってピットストップを短縮できた」

松田 次生

今回は40kgのウェイトにどこまで苦しめられるんだろうと思っていました。予選でQ1を突破して繋いだロニーさん(クインタレッリ)が4番手グリッドをもぎ取ってくれたのですが、今日のレースではロニーさんの(最初のスティントの)走りを見ていて苦しそうだな、と。でもその苦しい中、自分のスティントではがんばって2ラップほど多く走ることができました。そのことで(補給する)燃料が少なくて済み、ピットストップの時間を短縮することにも繋がりました。
うちのチームはいつも素晴らしいピットワークで助けられていますから、今日も何とかがんばっていけば、ピットで何とかしてくれるだろうと。そうしたら実際、ピットで逆転することになりました。セーフティカーがコースインしてから、流れが自分たちの方に来た気がします。ただ12号車のトラブルがあっての優勝だから、同じGT-R勢としては複雑なところもありますが、まずは勝てて良かったです。
オートポリス戦がキャンセルとなったので次回はSUGO戦。ウエイトが確実に効いてくるサーキットなので80kgは厳しいと思います。僕ももう限界までシェイプアップしているので、これ以上(体重)の軽量化は無理ですしね(苦笑)。ともかく重さとの勝負。なんとか我慢して1ポイントでも多く獲れるようがんばります。

 

「素晴らしい作戦とピットワークで優勝することができた」

ロニー・クインタレッリ

40kgのウェイトハンディで、予選4位にはなれましたが、正直なところレースでは、思った以上に厳しかった。まだまだクルマのバランスが良くなかったんです。でも2回目(最後)のスティントではガソリンが少なかったこともあってプッシュできました。最初のピットインはガソリンがなくなるまで引っ張る作戦でした。 それで(松田)次生さんが満タンで出て行って、彼もまたギリギリまで引っ張って、最後のピットインは短くて済みました。SC(セーフティカー)が入って12号車とのギャップがなくなったことでトップ争いをすることができましたが、SCが入らなくても2位争いはできたと思います。でもチームが素晴らしい作戦を執ってくれ、またいつもながら素晴らしいピットワークでサポートしてくれて、優勝することができました。 次回のSUGOは個人的にはとても好きなサーキットです。GT-Rにとっても相性の良いサーキットですが、80kgのウェイトハンディは正直厳しいと思います。でもSUGOのレースまでに2回、SUGOと鈴鹿でテストがあるので、(80kgのウエイトに合わせて)セットアップを進めていきます。そしてまずは完走、そして10位以内に入賞して1ポイントを獲ることを目指します。

 

 

 

GT300 Class

No.3 B-MAX NDDP GT-R

 

「本当にチーム全員で勝ち獲った優勝だと思う」

星野 一樹

ヤン(マーデンボロー)をパートナーに新体制で臨んだシーズンでしたが、開幕戦の岡山では最悪のレースとなってしまいました。それにこの富士では去年(第2戦で)、2位になって嬉しい半面、とても悔しいレースだった。だから、今回こそ何とか巻き返そう、とチームやヤン、それに(タイヤの)ヨコハマさんと一緒になってがんばってきて、やっと優勝することができました。
予選で、苦しかったのですがヤンが5番手グリッドをプレゼントしてくれたし、今日のレースでもチームが素晴らしい仕事をしてくれました。ヨコハマさんが用意してくれたタイヤも素晴らしかった。本当にチーム全員で勝ち獲った優勝だと思っています。オートポリスがキャンセルされたのはとても残念ですが、今日の優勝で被災した人たちを力づけてあげることができればいいですね。
次回のSUGOは、僕自身、(東日本の)震災にあった人たちを支援するプロジェクトをやっていて、レースには子供たちを招待することもやってきました。それもあって個人的に思い入れの強いサーキットです。それに去年は悔しい思いをしたので、今年はSUGOでもリベンジができると思っています。ウエイトは重くなりますが、またチーム全員でいい結果を残せるようがんばります。

 

「いいタイヤを用意してもらったことも勝因のひとつです」

ヤン・マーデンボロー

今日の気分は最高です! 富士は(3月に公式)テストで走っているし、レースウィークでもプラクティス(公式練習)からじっくり走り込んで準備をしてきました。でもSUPER GTでは僕自身、まだこれが2レース目。そこで優勝できるなんて、本当に最高です。
僕たちはハード目のタイヤを選んだのですが、今日のように路面温度が高くなっても安定して走ることができました。スティントの後半になってもタイヤがタレることはなかったし、走行後にチェックしてもまったくダメージが出ていませんでした。いいタイヤを用意してもらったことも、今日のレースの勝因のひとつですね。
まだ走ったことはないけど楽しみにしていたオートポリスがキャンセルになったのは残念ですが、次回のSUGOも、これまで走ったことがないサーキットです。GTAの公式テストも予定されているので、そこで走り込むことはもちろんですが、シミュレーターやビデオを見て、キッチリ準備してレースに臨みたいと思います。

 

 

 

 

 

Page Top