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2016.08.26
PRAY FOR ITALY

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8月24日、午前3時36分(現地時刻、日本時間午前10時36分)に発生したマグニチュード6.2のイタリア中部地震を受け、イタリア人ドライバーのロニー・クインタレッリおよびアンドレア・カルダレッリ両選手がコメントを寄せた。


 

 

ロニー・クインタレッリ(No. 1 MOTUL AUTECH GT-R)
「まずは気持ちを強く持って、イタリア人のためにも戦う」

 

大きな地震が起きて、とてもショックでした。最初、日本の友達からたくさんメッセージが来たんです。僕自身はまだ知らなくて、驚きました。それでニュースを見てわかったんです。イタリアは日本と建物の構造が異なり、それに今回の場所は石造りの家が多かったことで被害が大きくなりました。今もなお亡くなった人が増えているようだし、まだ大きな余震もあるようです。

 

とにかく、現地で亡くなった方はもちろん、被災して苦労されている人もたくさんおられます。大変な時期がまだまだ続きますが、イタリア政府からのサポートに加え、全世界からもサポートがあるとは思いますが、なるべく早く元の生活に戻れるように祈っています。

 

イタリアは日本と同じでどこで地震があっても不思議ではないんです。自然災害に対して人間としては何もできないんですよね。僕自身は、ツラいウェイトハンディのこともあるし、色んな意味で厳しい週末になると思います。でも、まずは気持ちを強く持ちたい。そしてイタリア人の皆さんのためにも戦いたいと思っています。


 

 

アンドレア・カルダレッリ(No. 6 WAKO'S 4CR RC F)
「しっかりといいバトルをして、元気と勇気を与えたい」

 

被災した場所は、僕の実家からわずか20〜30kmしか離れていないんです。僕自身は、鈴鹿入りするためにちょうど一昨日に日本へ来たんですが、そのあとでFacebookを見たら、やたら「どうしてる?」「大丈夫?」みたいなコメントが多くて…。僕が地震を知ったのは、その後だったんです。すぐに実家に電話したのですが、連絡がつかなくて心配になりました。幸い、30分しないうちに向こうから電話が入り、大事なかったことがわかりホッとしました。近くの友人らも無事でした。

 

正直なところ、イタリアでは地震対策が万全とは言えなくて、今回のようなことがあればダメージも大きくなりがちです。幸い、僕の家族や知り合い、友達には何事もなくて良かったですが、被害が酷かった場所は、歴史ある古い町並みがステキなところで僕も良く知っているところだけに、やはりショックですね。山あいの小さな町なのですが、イタリア人なら良く知っているところ。夏休みの観光シーズンもほぼ終わりで、観光客もそう多くはなかったようで、幸いだったと思います。

 

遠く離れた日本でレースをする以上、今週末はしっかりといいバトルをしたいと思っています。そうすることで、彼らに元気と勇気を与えることができればうれしいですね。

 


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また、ドライバーブリーフィングの前には、クインタレッリ選手が各選手に主旨を呼びかけ、集合写真の撮影が行われた。
 

 

 

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