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Race Report
2016.08.27
Race Day Report : 第6戦 予選日レポート Part1

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おはようございます!

 

 

台風10号が迷走(!?)しているとあって不安定な天気となりそうですが、鈴鹿サーキットではSUPER GT第6戦「第45回インターナショナル鈴鹿1000km」がいよいよ始まります。

 

 

 

 

サーキット上空には厚い雲も見えますが、予選日朝恒例の「オープンピット=公開車検」が行なわれました。マシンの細部を覗き込むように見ている方やいろいろな角度から撮影している人の姿が見られますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ピットでは車検が行なわれているのですが、この写真は「右ウインカー出して~!」と言われているところです。

 

 

 

 

また、オープンピットの時間を使って、救出訓練も行なわれます。今回はNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rを使用、チームスタッフがドライバー役となって、ドクターの指示のもと「EXTRICATION(救出) TEAM」のメンバーが救出にあたります。屋根の穴を使ってヘルメットを外したり、必要な処置を施したりするようですよ。

 

 

 

 

 

 

 

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復帰戦、それぞれの1000km

 

 

第6戦鈴鹿はシリーズ最長の1000kmレース。チームによっては第3ドライバー登録をしているのですが、その中からまずは久々の参戦を果たす3名の1000kmに挑む声をご紹介します。

 

 

 

 

No.108 DIRECTION 108 HURACAN
竹内浩典


2013年のシリーズ参戦(No.52 OKINAWA-IMP SLS)以来のレースです。監督業だけでなく、ドライバーも? いやいや、今、テストでクルマのセットアップを担当しているんです。108号車はいろいろあってここしばらくレースに出られなかったのですが、今回の鈴鹿はドライバーを3人登録できるので、まず土曜日の朝のセッションで僕が乗ってセットアップすることになっています。そこでクルマを完全な状態にして、あとのレギュラードライバーふたりに託したいですね。決勝ですか? 今のところ状況次第(で出走する)。表彰台圏内で争っているなら、乗りますよ。10位以下なら乗らない。やっぱりオイシイところはもっていかないとね(笑)。監督とドライバーの兼業ですか? いや、もう長い間レースをやっているから、大丈夫。問題ないですよ。

 

 

 

 

No.26 TAISAN SARD FJ AUDI R8
中野信治


今回の参戦自体はずいぶん早い段階から決まっていました。なので、7月の鈴鹿での公式テストにも参加しました。国内、しかもGT300のレース参戦ということで、僕自身も正直想像がつかない部分もありましたね(苦笑)。クルマのフィーリングとしても、テスト2日目が雨になってしまったので、まだもうちょっと慣れなきゃという部分が自分自身にあります。鈴鹿1000kmは、2004年(No.100 RAYBRIG NSXで決勝2位)以来です。とにかく長いレースだし、今回は天候もちょっと不安定な感じもするし、どうなるでしょうかね。ぶっつけ本番みたいなところもありますが、まずはチームに迷惑をかけないように走れればいいのかな。それとGT500との混走も、(参戦する)ル・マンシリーズとは似てるといえば似てるけれど、ただ考え方の違いというか、どちらにプライオリティがあるのかという点で、ちょっと不思議な感じがしますね。まぁ郷に入れば郷に従えということで……。できるだけ静かに走れればいいなと思いますね(笑)。なかなか鈴鹿でのレース参戦がなかったのですが、ファンの方やご支援いただいている方にも見に来ていただけるので、そういう機会を作ってもらえたことが、僕としてはありがたいなと。まぁ願わくばもう少し準備をして出たかったですけどね。楽しむというか、キチンと仕事をこなしたいと思います。

 

 

 

 

No.25 VivaC 86 MC
山下健太


半年ぶりのGTで以前乗っていたクルマとも違うのですが、マザーシャシーはフォーミュラっぽいクルマなのですぐに慣れることができました。チーム(VivaC team TSUCHIYA)も常にみんなが速くなるように考えているので、そのへんはすごいなぁと思います。チームオーナーでチームメイトでもある(土屋)武士さんからは“ちゃんと戻ってこい!”と結構プレッシャーをかけられています(苦笑)。完走すれば結果はついてくると思っているので、僕の使命もきっちり完走を果たすことだと思っています。チャンピオンを争っているチームなので僕も貢献できるように頑張ります。

 

 

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デビュー戦、それぞれの1000km

 

 

第3ドライバーに登録された「復帰組」の声に続き、デビューを果たした3名の意気込みをご紹介しましょう。

 

 

 

 

No.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R
高星明誠


千代(勝正)さんが出られないことはとても残念なんですが、今週は、今年僕がレギュラーで参戦しているブランパンGTスプリント・シリーズもあったので、(そちらをキャンセルして)乗れることになったのは正直、ビックリしましたけど、このチャンスをいただけたことはやっぱり嬉しいですね。GT500は初めてですが、千代さんの分まで頑張りたいと思います。
 GT500は今まで乗ってきたクルマと違って、アクセルとかブレーキングとかステアリングのアクションに対して敏感なところがあって、最初はプルプルしてしまっていたんですけど(苦笑)、本山(哲)さんや千代さんにアドバイスしてもらって、だんだん慣れていくことができました。ただタイヤのウォームアップとかもっとツメられる部分があるので、そこは予選に向けてアジャストしていきたいです。予選は(Q1/Q2の)どちらになってもタイムを出して、決勝に向けていい位置にいられたらいいなと思っています。公式練習の時は本山さんが僕にニュータイヤを履かせてくれて、それで4番手タイムを出せたということもあるので、その分、僕も(予選の)タイムでお返ししないといけないなと思っています。決勝は抜いていかなくちゃいけないんで、ちょっと未知な世界ではあるんですけど、目標は優勝、最低でも表彰台に立ちたいと思います。

 

 

 

 

No.2 シンティアム・アップル・ロータス
牧野任祐


SUPER GTへの参戦自体が初めてになります。鈴鹿で行なわれた公式テストで初めて(レース車両の)ハコ車に乗ったんですが、そんなに違和感なく乗ることができました。暑さなども、今、自分がやっているF3とはまた違うだろうし、やってみないと分からないところもあるかと思います。正直、出たとこ勝負ですね。GT500との混走も初めての経験になるし、そのあたりは工夫をしてレースをしなければならないのかなと思います。チームメイトの加藤(寛規)さんからのアドバイスをもらい、有効に使って走るようにしています。予選、決勝と走る時は自分のできる限りのことをやっていきたいし、あと気をつけたいのは、GT500との混走。レースの流れとしてしっかりと組み立てていきたいです。参戦の話があったのは鈴鹿のテスト直前だったので、いきなりな感じでもあったのですがある程度うまくやれているのかなと思います。

 

 

 

 

No.111 エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
石川京侍


スーパー耐久でハコ車の経験はあるんですが、GT3は初めてです。鈴鹿の合同テストで初めて乗ったんですがウエットでしか走れていないので、公式練習で初めてドライを走ることになります(苦笑)。少ない時間の中でしっかり慣れていきたいですね。ただ明日は雨の予報ですが、僕としては雨の方が長く走れているので、それでもいいかなと思ってます。テストの時の印象としてはGT500がバンバンくる感じは思っていたより怖いですね(苦笑)。それと左ハンドルは初めてなので最初は少し違和感がありましたけど、もう大丈夫です(笑)。自分の使命は今もっている力を全部出して速く走ることと、あとは耐久レースなので絶対に壊さず労って走ることだと思っています。GTはすごく華やかな舞台ですし、小さい頃からクルマが好きで憧れていたレースなので、今回の参戦はすごく嬉しく思っています。チームからは楽しんで走れと言ってもらっているので、楽しみながら伸び伸び走りたいですね。

 

 

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