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2016.10.24
【オートポリス・メーカーテスト初日】NSXも走行開始!2017年型GT500車両がオートポリスでテスト走行

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 10月24日、オートポリスでSUPER GTメーカーテストが行われ、LEXUS GAZOO Racingと日産、そしてHondaの2017年型GT500マシンのテスト走行が行われた。9月に行われた鈴鹿でのメーカーテストではレクサスのLC500、日産のGT-Rだけだったが、今回はHondaのNSX-GTも登場し、計3台が午前と午後のセッションの走行を行った。テストは26日(水)まで行われる。

 

 

 

午前の走行は各陣営順調にメニューをこなす

 Hondaは新型NSXが市販されたことで、今季型のNSX CONCEPT-GTからいよいよCONCEPTが外れた新たな名称“NSX-GT”をボディに刻んだニューマシンをオートポリスに持ち込んだ。フロントとサイドに新たな空力パーツをまとった2017年型は、まず山本尚貴がステアリングを握って9時過ぎにコースを1周。気温14度、路面温度17度を寒い朝だったが、サーキットの上空には目の覚めるような青空が広がっていた。

 入念にチェックを行った後、NSX-GTは数周走ってピットインを繰り返し、23周をこなしてシェイクダウンは無事終了。Hondaの松本雅彦プロジェクトリーダーは「まずは25%ダウンフォースレスという規定に沿ったものを作りました。フロントデザイン、顔のイメージなどは市販のNSXに忠実なものとしました。空力は冷却を考慮したものです。シェイクダウンはトラブルなく終えられ良かったですね。これからいろいろなものを洗い出して確認、そして多くのデータを集める予定です」とひと安心の表情。
 またドライブを担当した山本は「何よりちゃんと走ってくれたのが良かった。スピードも上げられてないので、今日の午前中だけで新車を判断するのは時期尚早かと思います。頭の中ではダウンフォース25%減というのがあったのですが、確かに低速コーナーの速度は抑えられるのかなと思います。ただ高速コーナーではそんなにダウンフォースが減ったという感じではありません」とこちらも満足そうな表情を見せた。タイム的にはLC500に次ぐ、1分36秒前半だった。
 朝の走行時間の半ばで1分35秒台前半を記録したレクサスLC500だが、セッション終了近くに左リヤタイヤが何かを踏んだのか、予期せぬパンクに見舞われた。右フロントに影響が出てスロー走行。結局、赤旗が掲出されてセッションはそのまま終了となった。

 日産GT-Rは3台中最多の30周を走り、ベストタイムは1分37秒ちょうどだった。

 

 

 

午後も好天に恵まれLC500がタイムアップ

 午後1時からの1時間はHondaの専有走行枠となり、伊沢拓也がNSX-GTを駆ってテストメニューをこなした。
 午後2時からの2時間は3台が走行。この日最も温度が上がり、気温は22度、路面温度は34度まで達した。NSX-GTは少々長くピットに入っている時間もあったが、伊沢、そして終盤には塚越広大がドライブ。1分35秒6までタイムアップした。
 レクサスLC500は朝の立川祐路、石浦宏明に続き、午後には伊藤大輔もドライブ。1分34秒9のベストタイムをマークして、順調なテストをこなした。前回の鈴鹿テストでは白いボディのLC500だったが、今回は新たな空力パーツの評価テストもあったようで、今回はルーフだけ白く、他はカーボン地むきだしのブラックだった。
 日産は午前を松田次生が、午後をロニー・クインタレッリが担当。他陣営がブリヂストンタイヤで走行したのに対し、日産はミシュランタイヤのみを履いて走行。ベストタイムは1分36秒6だった。

 

 

 

 

 

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