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2016.10.25
【オートポリス・メーカーテスト2日目】2017年GT500マシンが雨模様の中、精力的に周回をこなす

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 10月25日、昨日に引き続きオートポリスでSUPER GTメーカーテストが行われた。この日もLEXUS GAZOO RacingのLC500、日産GT-R、Honda NSX-GTの各車が午前と午後の走行を行った。テストは明日26日(水)まで行われる。

 

 

 

曇り空の下、午前の走行はLC500が好走

 この日、一部に青空は見えるもののほとんどが雲に覆われたオートポリス。気温18度、路面温度20度というコンディションで9時に朝のセッションがスタートした。3台はそれぞれのメニューに合わせ、ピットイン/アウトを繰り返して周回していた。しかし開始1時間を過ぎた10時過ぎに赤旗が掲出されてセッションはストップ。ロニー・クインタレッリがドライブする新型GT-Rが牽引されてピットへ戻って来た。どうやら駆動系にトラブルを抱えたようだ。

 すぐにセッションは再開され、レクサスLC500(立川祐路、伊藤大輔)とHonda NSX-GT(塚越広大、小暮卓史)はテストメニューを順調にこなし朝のセッションは終了となった。それぞれのベストタイムは45周を走ったLC500が1分35秒2、35周のNSX-GTが1分36秒1、トラブルもあって23周のGT-Rが1分36秒4だった。
「テストは空力の確認を含め順調に進んでいます。(震災後の路面補修で)コースは一部新しくなっていて、そこは滑らかできれいです。でも特別タイムが上がっているという感じはないですね。これまでの路面の部分も含め、オートポリスらしいままという感じです」とLC500をドライブした立川は語る。

 

 

午後は雨。その中をGT-Rが精力的に周回

 午後のインターバルでは昨日に続き、一般観戦するファンを対象に、先導車による体験走行(2周2,000円)が行われ、30台を超える車両がレーシングコースの走行を楽しんだ。
 午後1時からの1時間は昨日に引き続きHondaの専有走行枠。しかし、直前から雨がポツポツと落ちて来てコースはうっすらと濡れて来た。途中土砂降りになったこともあり、レインタイヤで8周程度を走行しただけでこのHondaの走行は終了した。

 午後2時10分過ぎ、修復なったGT-Rがコースイン。松田次生がウエットコンディションながら精力的に走り込んだ。
 路面のコンディションにもよるが、このセッションでは松田がドライブするGT-Rは1分47秒3と他車両を上回るタイムをマークした。「今回も来年に向けてのデータが順調に取れました。タイムはレクサスに負けていますが、今の時点でタイムを狙ってもしょうがないので。いろいろ課題も見えて来ました」とは松田。レクサスはウエットということもあり、数周で走行を終了した。
 なお各車のエンジンは、日産GT-Rが2017年向けに一部を改良したタイプ、レクサスLC500とHonda NSX-GTが今年のバージョン2だった。
 明日26日は、LEXUS GAZOO Racingと日産がヨコハマタイヤのテストを行う予定で、既にタイヤサービスの準備も完了。また明日のテストに備えて、Hondaのパドックには武藤英紀が姿を見せていた。

 

 

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