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2016.11.27
あいにくの雨でもTGRFには4万人のファンが来場!富士スピードウェイが盛り上がる

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 11月27日、富士スピードウェイではシーズンオフ恒例の「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2016(TGRF)」が開催された。同週には雪も降り、サーキット周辺も積雪に見舞われたが、関係者の努力と土曜の好天もあって準備も完了。当日の日曜は時折雨の降るあいにくの天気だったが、トヨタ/レクサスのファンがなんと4万人も来場し、今年のTGRFも盛り上がった。

 

 

 

“子供や女性からモータースポーツファンまで楽しめる体験型コンテンツの充実”を謳う今年のTGRFは、昨年人気の高かったTOYOTA GAZOO Racing EXHIBITIONやAKB48 Team 8のスペシャルステージを継続する一方で、新たにラリー関連のコンテンツも加わっていた。ただし、最も人気の高いメインプログラムがSUPER GTであるのはこれまでと同様。しかも今季はNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC Fのヘイキ・コバライネン/平手晃平がドライバーズチャンピオンに輝き、チームのタイトルも獲得。レクサスとしては3年ぶりに王座を奪回したこともあり、大いに盛り上がっていた(トップ写真はチャンピオンゼッケンへの張り替えイベント)。 この他にもランキング2位のNo.6 WAKO'S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ)、No.19 WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛/国本雄資)、No.36 au TOM'S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ)、No.37 KeePer TOM'S RC F(ジェームス・ロシター/平川亮)、No.38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明)とGT500クラスの6台、加えてGT300クラスも、こちらもダブルタイトルを獲得したNo.25 VivaC 86 MC(土屋武士/松井孝允)を筆頭にNo.31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一)、No.60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(飯田章/吉本大樹)、そしてNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)と4チームが顔を揃えていた(No.30 TOYOTA PRIUS apr GTは車両欠席で、ドライバーのみ参加)。

 

 

脇阪塾座談会

 

 パドックに設けられたパドックステージでは「脇阪塾座談会」と銘打ち、TGRFアンバサダーも務める脇阪寿一監督(No.6 LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S)がメインの司会を務めるトークショーが行われた。そこではGT500のドライバーやGT300のドライバーが登場。GT500のパートでは立川と石浦、伊藤とキャシディ、平川とカルダレッリが登壇。だが、肝心のチャンピオンの姿がない。会場が少しざわつき始めた頃にピットでは爆音が湧きあがり、チャンピオンカーのDENSO KOBELCO SARD RC Fがステージに横づけし、中から平手が登場する粋な演出となった(コバライネンはラリー関連イベントで欠席)。
 ここでは最終戦のもてぎに投入された今シーズン3基目となるエンジンのパフォーマンスが素晴らしかったと、ドライバーたちが口を揃えた。そして来シーズン用のマシンへと話題が移っていくと、開発を担当する立川が、「ライバルの状況が分からないという不安はあるけれど、LEXUSのニューマシンは速いと思うし、さらに速く出来ると思う。来シーズンは、僕たちが(チャンピオンになってLEXUS勢として)2連覇したい」と力強くコメントしていた。
 引き続いてGT300のドライバーのパート2が行われ、土屋と松井のコンビがチャンピオンマシンのVivaC 86 MCに乗って登場。最終戦の公式予選で、タイムアタック中だった飯田が、やはりアタックしていて後方から近付いてきた土屋にラインを譲ったというウラ話が披露されるなど、終始和気藹々とした雰囲気でトークが続けられた。

 

 

 
 

 

 

 

 

 

サーキットタクシー&サーキットサファリ

 

 

 プロのレーシングドライバーによるサーキット走行の奥深さや迫力を楽しんで、知ってもらおうと行われたのは、サーキットタクシー(同乗体験)やサーキットサファリだ。SUPER GTだけでなくトヨタエンジンユーザーがスーパーフォーミュラ、そしてニュルブルクリンク24時間参戦マシンなどで走行するTGRFならではサーキットサファリは大人気。また、GTドライバーが運転するクルマに同乗するサーキットタクシーでは、降りてきた人々の笑顔と驚きの様子が印象的だった。

 

  

 

 

SUPER GT vs. SUPER FORMULA スペシャルバトル

 

 

 SUPER GTとスーパーフォーミュラが混走してエキシビションレースを行うのが「SUPER GT vs. SUPER FORMULA スペシャルバトル」。これもTGRFならではの目玉イベントだ。だが、あいにくなことに、この走行直前から雨が強くなり、コースはヘビーレインに。ペースカースタートからの1周目の1コーナーでスーパーフォーミュラの1台がスピンし、マシンがストップ。SUPER GTマシンはまだしも、フォーミュラカーにはかなり厳しい路面状況だったようで、コースアウトするマシンも出たため、残念ながらエキシビションレースは終了となってしまった。だが、メインストレートで高く上がる水しぶきやカウンターステアを当てながらコーナーを抜けるマシンという普段見られないシーンに大きな歓声が上がっていた。

 

 

  

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