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2016.12.04
好天のもてぎに多数のファンが来訪!“Honda Racing THANKS DAY 2016”開催

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 12月4日、好天に恵まれたツインリンクもてぎで、Hondaのファン感謝イベント「Honda Racing THANKS DAY 2016」が開催された。Hondaのイベントだけに4輪だけでなく2輪のロードレースやトライアル、モトクロスまで幅広いモータースポーツのプログラムが実施された。今季のSUPER GTで活躍したNSX CONCEPT-GTや各ドライバー、そしてMotoGP(ロードレース世界選手権)のチャンピオンライダーやMcLaren-HondaでF1世界選手権を戦ったフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンも来訪。Hondaを愛するファン2万人が詰めかけ、大いに盛り上がった1日となった。



2&4スーパーパフォーマンスを走る3台のNSX CONCEPT-GT
 

 人気が高いSUPER GT関連のプログラムでは、監督とドライバーを招いてのトークショーやサイン会に多くのファンが集まっていた。また、3台のNSX CONCEPT-GTをはじめ新型NSX、MotoGPのRC213Vも出場した2&4スーパーパフォーマンス。さらにはSUPER GTのドライバーや監督が参戦した2&4ゼロサン対決やHonda Racing Dream Kart Cupなども行われ会場を沸かせていた。2&4スーパーパフォーマンスでは、ワールドチャンピオンの経歴を持つF1ドライバーのバトンがNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTをドライブするサプライズな演出もあり、集まったファンは最後までHondaのモータースポーツを堪能していた。
 


No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTに乗り込んだバトン
 

■Honda Racing Dream Kart Cup

 去年も行われて人気の高かったドライバー&ライダーによるカートレース。今年は2回に分けて行われ、SUPER GTのドライバーや監督が出場するレースには、F1ドライバーのフェルナンド・アロンソに加え、ストフェル・バンドーンと佐藤琢磨という日米のトップフォーミュラで活躍するドライバーも参戦。豪華な12人がペアを組んでの6台によるバトルとなった。レース解説も高橋国光総監督(TEAM KUNIMITSU)が務め、こちらもHonda Racing TANKS DAYならではの布陣。



接戦でトップを争う野尻(前1号車)と来季F1参戦が決まったバンドーン(2号車)

 

 レースでは各所で“ガチ”なバトルが繰り広げられた。レース中盤、野尻智紀(No.8 ARTA NSX CONCEPT-GT)とバンドーンがサイド・バイ・サイドのトップ争いを展開するも、接触してしまい野尻が脱落。この後、バンドーンは同じベルギー出身のベルトラン・バゲット(No.64 Epson NSX CONCEPT-GT)にバトンタッチすると、バゲットはそのまま逃げ切って優勝。2、3位には中嶋大祐(No.64 Epson NSX CONCEPT-GT)/武藤英紀(No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT)組、佐藤琢磨/鈴木亜久里監督(No.8/55 AUTOBACS RACING TEAM AGURI)が入り、野尻/アロンソ組は4位となった。


Honda Racing Dream Kart Cupで表彰台を獲得した3チーム

 

■Honda Racing 監督&ドライバートークショー

 メインスタンド裏のHonda Racing THANKS DAY ステージで行われたトークショーにも多くのSUPER GTドライバーらが招かれ、人気を博していた。午前の部では金石勝智監督と塚越広大、小暮卓史(No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT)、高橋国光総監督と伊沢拓也(No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT)が、午後は鈴木亜久里監督と野尻智紀(No.8 ARTA NSX CONCEPT-GT)、中嶋悟総監督と中嶋大祐にベルトラン・バゲット(No.64 Epson NSX CONCEPT-GT)が登壇し、チームの裏話トークを展開した。この種のトークショーでは、ドライバー同士や監督同士という組み合わせが普通で、同じチームの監督とドライバーが一緒は珍しい。それだけに、今回のテーマは『ドライバーから見た監督と監督から見たドライバー』。午前のトークでは伊沢が標的となり、SUPER GTのNo.100 TEAM KUNIMITSUとスーパーフォーミュラのREAL RACINGではキャラが違っていることが暴露され、ファンは驚きながらも大盛り上がりとなった。



KEIHIN REAL RACINGとTEAM KUNIMITSUの監督、選手が登場した午前のトークショー


 トークショーの午後の部では「(カートで走っていた)小学生のころから亜久里監督にはお世話になっていますから、本当に長い付き合いです」と野尻が監督との付き合いを紹介すると、大祐が「ウチは(父の悟監督と)もっと長い付き合いだよ」と突っ込み、詰めかけたファンの笑いを誘っていた。
 


午後のトークショーではARTAとNAKAJIMA RACINGの監督と選手が会場を沸かせた

 

■HSV-010 GTピットクルー体験

 Nakajima RacingとTEAM KUNIMITSUのブースではそれぞれ2013年シーズンを戦ったEpson HSV-010とRAYBRIG HSV-010を使ってレーシングマシンピットクルー体験が行われた。ジャッキアップと4本のタイヤ交換に加えドライバー交替までを体験できるというもので、昨年も人気だったプログラム。そのため、今年は2チームとなり6ステージも実施された。参加者はジャッキアップ担当と前後左右のタイヤ担当(4名が各1本ずつを交換する)、そしてAドライバー役とBドライバー役の計7名で1チームとなり、ピットインタイムを競った。トライする前には本職のレーシングメカニックからレクチャーを受け、またドライバー交替のアシストは本職のメカニックが担当。より本格的なシミュレーション体験となったが、実際のSUPER GTでは40秒程度で早いと言われる中、給油は10秒カウントで置き換えられたとは言え50秒前後のタイムが続出。これにはプロのメカニックも感心していた。
 


本職のメカニックも驚くピットワークを披露する凄腕ファンも現れたピットクルー体験
 

 またコックピット体験では、Epson HSV-010に加え、No.8 ARTA NSX CONCEPT-GTやNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT、No.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GTという今季を戦ったNSX COBCEPT-GTも乗車可能に。ただし、記念写真を撮る際には、スタッフから「このアングルでは写さないでください」と、まだまだ秘密の部分もあるようだった。



今季活躍したNSX CONCEPT-GTのコックピットに乗り込み気分はGTドライバー

 

■Honda Racing THANKS Ceremony

 スーパースピードウェイに設けられたステージで行われたHonda Racing THANKS Ceremonyでは、MotoGPのマルク・マルケスや2輪トライアル世界選手権のトニー・ボウら、2016年のチャンピオンたちが登場。その後、Honda Racing THANKS DAYに参加のライダーやドライバー、監督が続々と登場。これを壇上でHondaの八郷隆弘社長が握手で迎えた。全員が勢ぞろいすると、八郷社長が観客に向かって感謝のあいさつ。さらに2輪ライダー代表のマルケス、4輪ドライバー代表のアロンソもあいさつを行い、ファンに今季の応援を感謝するセレモニーとなった。(トップ写真はその後に行った記念撮影)



レース後をイメージしたパルクフェルメウォークではHondaのマシンを間近で見ることができた


サイン会では選手はもちろん、日頃会う機会が少ない監督も登場してファンサービス


フィナーレではHondaの今季モータースポーツで活躍した選手や監督らがファンに感謝を表していた

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