2017.02.02

トヨタが今季のSUPER GT参戦体制を発表。中嶋一貴がTOM'S復帰！GT300にRC F GT3が2台参戦

トヨタ自動車株式会社は2月2日午前に「2017 TOYOTA GAZOO Racing プレスカンファレンス」を開催し、今季のモータースポーツ活動・参戦体制を発表した。
冒頭、トヨタ・モータースポーツ本部の嵯峨宏英本部長が登壇し、SUPER GTのGT500クラスのチャンピオン獲得など、実りがあった昨シーズンを振り返った。続いて2017年シーズンの活動計画を説明。「人を鍛え、クルマを鍛え、もっといいクルマをつくる」「もっともっとクルマを好きになってもらいたい」というトヨタの基本コンセプトから、これまで通り幅広いモータースポーツ活動に励んでいきたいとした。発表会には豊田章男トヨタ自動車社長も駆けつけ、昨年以上の良い結果を残そうと意気を挙げた。（トップ写真）

 

今季のSUPER GT参戦概要を語る嵯峨モータースポーツ本部長

 

SUPER GTのGT500クラスは、LEXUS GAZOO Racingとして6チーム、6台を支援する。車両は、2017年からの新車両規定に沿って製作されたLEXUS LC500となる。この陣容で、タイトル連覇を目指すとしている。

 

GT500クラスに参戦するLEXUS LC500

 

各チームの参戦概要だが、ゼッケン39からチャンピオンナンバーの“1”となるLEXUS TEAM SARDは、チャンピオンコンビのヘイキ・コバライネンと平手晃平がドライブ。また、6号車のLEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sは大嶋和也とアンドレア・カルダレッリ、19号車のLEXUS TEAM WedsSport BANDOHは関口雄飛と国本雄資、38号車のLEXUS TEAM CERUMOは立川祐路と石浦宏明で、これらの4台もラインナップは昨年と同様だ。
一方、LEXUS TEAM TOM'Sは36号車がLEXUS TEAM au TOM'Sとなり、中嶋一貴が3年ぶりに復帰し、37号車から移籍のジェームス・ロシターと再びコンビを組むこととなった。昨年のファーストドライバーである伊藤大輔は、LEXUS TEAM au TOM'Sの監督に就任することがTEAM TOM'Sから発表された。ただし、中嶋一貴が今年もWECに参戦するため、5月の第2戦富士はスケジュールの都合で欠場の予定で、中嶋の代役として参戦する。
37号車はLEXUS TEAM KeePer TOM'Sとして平川亮と、36号車から移籍のニック・キャシディという若いドライバーコンビとなった。

 

今季GT500クラスに参戦するLEXUS GAZOO Racingのドライバー
左から関口雄飛、アンドレア・カルダレッリ、大嶋和也、平手晃平、ヘイキ・コバライネン
ジェームス・ロシター、中嶋一貴、ニック・キャシディ、石浦宏明、立川祐路
※国本雄資、平川亮は欠席

 

GT300クラスは、ハイブリッドシステムを搭載するトヨタプリウス2台に加え、新型のLEXUS RC F GT3が2台参戦。プリウスはaprからの参戦で、30号車は昨年と同様に永井宏明と佐々木孝太のコンビがドライブ。31号車は嵯峨宏紀のパートナーに久保凜太郎が抜擢された。
LEXUS RC F GT3は、2台共にLM corsaから参戦。新型RC F GT3は、先ごろ行われたデイトナ24時間でレースデビュー。GT300クラスでも活躍が期待されている。チーム体制だが、51号車はaprから移籍の中山雄一と、一昨年のFIA-F4チャンピオンの坪井翔という若い新コンビ。60号車はRC F GT3の開発ドライバーでもある飯田章に、吉本大樹という昨年に引き続いてのコンビだ。

 

GT300クラスに参戦するLEXUS RC F GT3

 

 

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