「富士はSUPER GTらしいエキサイティングなバトルが見られるんだ!」
第2戦 富士スピードウェイ
ボンジュール! 今回は第2戦の舞台、「富士スピードウェイ」を紹介するよ!
富士スピードウェイは昨年、開業50周年を迎えた歴史の長いサーキットなんだ。SUPER GTで現在はチーム監督をしているレジェンドたちも、この富士を舞台に昔はドライバーとして数々の名勝負を見せてくれた人も多い。また、首都圏から1時間半ほどという好立地もあって、とても多くの人が観戦に訪れるサーキットでもある。ましてゴールデンウィーク中の第2戦は、2日間で例年約9万人のファンが集まるシリーズ屈指の大会でもあるんだ。
さて、富士スピードウェイのレイアウトは約1.5kmの長いストレートと、平均スピードの高いコース前半区間、さらにテクニカルなコーナーが連続する後半区間と、いろいろな要素が巧みにミックスされているんだ。それだけにマシンのセットアップも、ドライバーのテクニックも、両方が試されるんだよね。名物のロングストレートでは、スリップストリームの応戦が何度も見られるし、SUPER GTらしいエキサイティングなバトルが多いサーキットなんだ。
5月初旬は、未だ雪を頂いた美しい富士山が富士スピードウェイから綺麗に見えるはず。だからコース終盤のセクター3周辺、そのイン側からコース越しに見上げると「富士山×SUPER GT」というニッポン最高峰コラボが楽しめますぞ!(笑)
では、まずは富士スピードウェイのデータをお教えしましょう。
コースデータ | ||
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コース全長 | 4,653m | |
コース幅 | 15~25m | |
高低差 | 40m | |
コースレコード | ||
GT500 | ||
1'27.366 | 千代勝正/S Road CRAFTSPORTS GT-R | 2016年 第2戦予選Q1(5月3日) |
GT300 | ||
1'35.707 | 小林崇志/ARTA BMW M6 GT3 | 2016年 第2戦予選Q2(5月3日) |
2016年 優勝 | ||
GT500 | No.1 MOTUL AUTECH GT-R | 松田次生/ロニー・クインタレッリ |
GT300 | No.3 B-MAX NDDP GT-R | 星野一樹/ヤン・マーデンボロー |
2016年 ポールポジション | ||
GT500 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/ No.12 カルソニック IMPUL GT-R |
1'27.453 |
GT300 | 小林崇志/No.55 ARTA BMW M6 GT3 | 1'35.707(コースレコード) |
優勝回数 | |
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最多勝ドライバー (今季参戦予定ドライバーのみ) |
GT500:立川祐路(7勝) |
GT300:新田守男(7勝) | |
GT500 メーカー別 | 日産:16勝(GT-R:15勝、Z:1勝) |
レクサス/トヨタ:15勝(RC F:0勝、SC430:7勝、スープラ:8勝) | |
ホンダ:9勝(HSV:0勝、NSX:9勝) | |
その他:3勝(ポルシェ:2勝、マクラーレン:1勝) | |
GT300 最多勝車種 | ポルシェ GT3R(8勝) |
ポールポジション回数 | |
最多ポールポジションドライバー (今季参戦予定ドライバーのみ) |
GT500:立川祐路(9回) |
GT300:青木孝行、高木真一(4回) | |
GT500 メーカー別 | レクサス/トヨタ:21回(RC F:1回、SC430:6回、スープラ:14回) |
ホンダ:11回(HSV:1回、NSX:10回) | |
日産:7回(GT-R:6回、Z:1回) | |
その他:5回(ポルシェ:2回、マクラーレン:2回、フェラーリ:1回) | |
GT300 最多ポールポジション車種 | 日産シルビア(5回) |
では、改めましてSUPER GT公式アナウンサー、ピエール北川です。第2戦の舞台、富士スピードウェイのコースレイアウトをご紹介するにあたり、今回も「もしも」「ひょっとしたら」という空想で、レース終盤を“エア実況”によってご紹介してみたいと思います。
先に言っておきますが、これは妄想、エアですからね! 選手やチームの皆さん、ご容赦を……。
編集部註:あくまでもピエールアナによる架空の“エア実況”ですので、予めご了承の上、お楽しみください!
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① |
メインストレート
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さあ、500kmの長距離レースも終盤を迎えメインスタンド前、約1.5kmの「メインストレート」にも、長距離レースらしくタイヤカスが広がってきました。
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② |
TGRコーナー(第1コーナー)
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ロングストレートを抜けて突っ込むのが「TGRコーナー」だ。 GT500マシンが時速300kmオーバーのスピードからフルブレーキング!! 過激なブレーキング合戦だ! 第1コーナースタンドのみんなは、この迫力を存分に味わってほしい。TGRコーナーでは、クインタレッリが、しっかりインを閉めて、山本に付け入る隙を与えない! |
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③ |
コカコーラコーナー
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そして次に迎える「コカ・コーラ コーナー」は高速左コーナー。 おっと、クインタレッリのGT-Rが少しワイドに膨らんだぞ! ここで山本が、ミッドシップのNSX-GTの良さを活かした高速コーナリングで差を詰める! |
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④ |
トヨペット100Rコーナー
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次に右に大きくカーブが続く「トヨペット100Rコーナー」は、超高速の緩い右コーナー。金網越しに超高速で駆け抜けていくGTマシンはド迫力! そう昨年は、劇的なトップ交替があった場所でもある。 MOTUL AUTECH GT-RもRAYBRIG NSX-GTも左のリアタイヤが悲鳴を上げながら、タイヤの限界とマシンの限界でコーナリングが続くっ!! |
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⑤ |
アドバンコーナー(ヘアピンコーナー)
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トヨペット100Rコーナーを駆け抜け「アドバンコーナー」に2台の姿が見えた! いわゆる“ヘアピン”形状のコーナーだから、急減速&急加速が行われ、マシンをじっくり見られるし、撮影ポイントでもある。そして、ここアドバンコーナーはパッシングポイントである!! おお、山本のRAYBRIG NSX-GTがハードブレーキングでグッと差を詰めている! すかさずクインタレッリが早めにインを閉めた! サイドミラーをこすったか? いやフェンダーが軽くヒット! どちらも譲らないっ! ここはRAYBRIG NSX-GTが前に出たぁ!! お互いマシンを揺らしながら急加速! 今度は山本が前のテール・トゥ・ノーズで高速の「300R」へと消えていく……。 |
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⑥ |
300R
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⑦ |
ダンロップコーナー
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続くはパッシングポイントである「ダンロップコーナー」だ。お、RAYBRIG NSX-GTのインに、強引にクインタレッリがMOTUL AUTECH GT-Rをねじ込む!! GT-Rは安定したブレーキングだ。 |
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⑧ |
第13コーナー 〜 レクサスコーナー
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今年の4月より名称がレクサスコーナーになりました おーっと! 「13コーナー」の立ち上がりでRAYBRIG NSX-GTが勝負に出たぞ! このワインディングロードのような上りの連続区間は、車種やドライバーによってライン取りがずいぶん違っておもしろいんだ。バトルシーンを撮りたいアマチュアカメラマンの望遠レンズが、GT-RとNSX-GTの走りを追いかけている! |
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⑨ |
パナソニックコーナー(最終コーナー)
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しかし、MOTUL AUTECH GT-Rのクインタレッリも諦めていないぞ! 最終コーナーである次の「パナソニック コーナー」も走行ラインが多い場所だ。クインタレッリのGT-Rは、RAYBRIG NSX-GTに対してクロスラインで仕掛けるっ!! 2台同時に立ち上がって、サイド・バイ・サイドで外側の縁石へ! |
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みたいな、逆転に次ぐ逆転が、富士スピードウェイでは、きっときっと見られるはず(笑)。
皆さんもぜひ現地で興奮のレースをご観戦くださいね~!
〒410-1307 静岡県駿東郡小山町中日向694
TEL.0550-78-1234
・東名高速道
御殿場ICより約10km(20分)
・中央高速道
河口湖IC−富士五湖道路・須走ICより約7km(15分)
・JR御殿場線/高速バス
御殿場駅下車 > タクシー(20分)
or
富士急バス・富士霊園下車
※SUPER GT開催時はサーキットへの臨時バスあり。
詳しく富士スピードウェイの公式ウェブサイトをご覧ください。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
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