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2017.04.28
ピエール北川のこれを言わせて!「第2戦富士は今シーズンを占う上でも重要ですよ!」

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第2戦富士 Special Preview
[SUPER GT公式アナウンサー]ピエール北川のこれを言わせて!

 

毎度! ピエール北川です。
開幕戦の岡山から、アッという間に第2戦です!(笑) 開幕戦の翌週、東京のお台場では「モータースポーツジャパン2017 Festival in Odaiba」というイベントが行われました。僕もMCとして参加していたんだけど、SUPER GTファンのみんなは足を運んでくれたかな? みんなの住んでいる街で、まだSUPER GTを知らない人にもモータースポーツの迫力を感じてもらえて嬉しかったぁ! こういうイベントが全国にドンドン拡大して、ますますSUPER GTファンが増えてくれたら嬉しいですね。僕も、そしてレースに関わる皆さんとでがんばっていきます!

 

 

■開幕戦岡山はあっちこっちで大波乱!!!

 今年も岡山で幕を開けたSUPER GTの2017年シーズンだったけど、正直、今年は目を疑うシーンが本当に多かったよね。GT500クラスでは日産GT-Rが全車Q1を突破できなかったり、HondaはNSX-GTにトラブルが次々と襲い掛かって満足にレースができなかったり。GT300クラスでも大クラッシュが発生し、セーフティカーが出動したりと、も~~話題が盛りだくさん過ぎました!
 それにしてもGT500のレクサスLC500は、優勝のNo.37 KeePer TOM'S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)をはじめ、全車が本当に素晴らしかったですね! 昨年マシンのRC Fの欠点をすべて潰すべく開発に勤しんだという新型マシン「LC500」は、華々しくデビューウインを飾りました。おまけに出場した6台すべてが、6位までを独占するという「お祭り」状態! 新型車がここまでレースを完全制圧できるなんて、過去を振り返っても記憶にありません。
 GT300はベテラン同士のペアが、ようやく「勝てない病」から完全復活! No.4 グッドスマイル 初音ミク AMGが3年ぶりに優勝です! このペアはチャンピオン獲得した翌年からメルセデスに乗り換えたものの、このレースまで一度も優勝できず、悔しい思いが募っていたと思う。どれほど辛かったかは、優勝インタビューで瞳を潤ませながら語った谷口信輝選手の表情で想像がつくよね。谷口選手も片岡龍也選手も、そして“ミク”ファンもおめでとうございます!!

 

 

 

■富士でもレクサスLC500がレースを席巻!?

 第2戦の舞台はSUPER GTシリーズで唯一、年間2度レースが開催される富士スピードウェイです。つまりこのサーキットで強いクルマとドライバーは、当然シリーズ争いでも有利な展開に持ち込めます。
 まずは、GT500クラスです。2014年に車両ルールが大幅に変わってから、実はレクサスだけ富士スピードウェイで勝てていないんです! レクサスにとって富士は(同じトヨタ・ファミリーだけに)ホームコース。そこで3年間未勝利という不名誉な記録ですから、現場のスタッフ達も「新型LC500は富士で強いマシンにしてやる!」の思いで入念に開発したはず。第2戦のLC500は6台ともウェイトハンディが効いてきますが、それは織り込み済みで準備も周到にしている気がします。ここから連勝街道が始まるのか? それともジンクス通り、敗れてしまうのか? 今シーズンを占う上でも重要な第2戦と言えるでしょう。

 そして、GT500の優勝予想です。今回は、No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)を推します! 対抗はNo.19 WedsSport ADVAN LC500(関口雄飛/山下健太)。タイヤメーカーも戦略も違うレクサス同士(38号車はブリヂストン、19号車はヨコハマ)が、どう争ってくれるのか? 興味深いところです。
 そして表彰台争いに絡んでくるのはNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也)かな? そこにNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)も入れましょう。23号車は開幕戦でしぶとく粘ってのポイント獲得。お見事でした! 富士では車体の開発も一歩進んで、GT-Rも復調の兆しがみえてくるか? その走りに注目です。

 

   

 

   

 

 

 

■GT300はGT-R!? それとも復活の直線番長??

 GT300の優勝候補は、No.3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠)を予想します! 星野選手は申し分ないし、高星選手は並行して参戦する全日本F3選手権で、目下ランキングトップ! 勝負強さも増してる印象です。3月に富士で行われた公式テストでもトップタイムを記録しており、やっぱり大本命ですね! 対抗はNo.33 D'station Porsche(藤井誠暢/スヴェン・ミューラー)を推しましょう。2017モデルのポルシェはエンジンも改良されて、スピードが増している印象。直線番長のポルシェついに復活か!?
 さらにNo.11 GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム)や開幕を制したNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMGのメルセデスAMG GT3勢も要チェック! やっぱり本当に予想が難しいGT300は、マザーシャシー勢も含めて今回もおもしろいレースになりそうです!!

 

   

 

   

 

 

■天気予報は良さそうですよ~~(^^)v

 何といってもゴールデンウィークの第2戦は、SUPER GTシリーズの中で最も観客動員数が多い賑やかな大会です! 昨年好評だった、地元の小山町と御殿場市をカバーする「富士山GoGoエフエム」は、今年も僕の実況を使って生中継が決定! ご来場予定の皆さんは、FMラジオをお忘れなく!  それでは、大型連休の5月3、4日は富士スピードウェイで楽しくお過ごしくださいねー!

 

 

 

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