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2017.05.10
SUPER GT公式アナウンサー・ピエール北川のサーキットガイド『オートポリス編』

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SUPER GT公式アナウンサーのピエール北川が開催コースをご紹介

「オートポリスのキャラクターは、とにかく“チャレンジング!”のひとこと」

第3戦 オートポリス

 

コース紹介

 

 

ボンジュール! 今回はSUPER GTは2年ぶりの開催となる、九州大分県にあるサーキット、オートポリスを紹介するよ!

 オートポリスは九州では最大規模のサーキットで、元はF1開催を目標に作られた国際規格のレーシングコースです。誕生は1990年で、SUPER GTとの関わりは前身の全日本GT選手権のオールスター戦が1999年に初開催されてから。2003年からはシリーズ戦の開催もスタート(カレンダーから外れた年もあったけど)。九州のファンにも、走るドライバーにも人気サーキットなんですよ。
 サーキットのキャラクターは、とにかく“チャレンジング!”のひとこと。阿蘇外輪山の雄大な地形を生かしたコースレイアウトは、アップダウンもダイナミックで、ハイスピードからロースピードまで、巧みなテクニックと勇気が試される。また、マシンセッティングにも厳しい。つまり、見ている方も、走る方もおもしろいんだ(笑)。だからこそ、オートポリスは“ドラマが起きやすい”サーキットなのです!
 昨年4月に起きた熊本地震は、オートポリスの近隣の熊本市や阿蘇地区に大きな被害を与え、サーキット施設にも損害がありました。このため、5月にオートポリスで開催予定だった第3戦は、残念ながらキャンセルとなりました。そして今年は2年ぶりに開催が決まり、喜んでいるファンも多いことでしょう。国内屈指のおもしろさを持つオートポリスで、果たしてどんなレースが見られるか楽しみですね!

まずは、オートポリスのデータです!

 

 

オートポリス・レーシングコース

コースデータ
コース全長 4,674m
コース幅 12~15m
高低差 52m
コースレコード
GT500
1'32.835 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/
カルソニック IMPUL GT-R
2015年 第7戦予選Q2(10月31日)
GT300
1'43.001 加藤寛規/シンティアム・アップル・ロータス 2015年 第7戦予選Q2(10月31日)
2015年 優勝(2016年は熊本地震のため中止)
GT500 No.1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ
GT300 No.3 B-MAX NDDP GT-R 星野一樹/高星明誠
2015年 ポールポジション(2016年は熊本地震のため中止)
GT500 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/
No.12 カルソニック IMPUL GT-R
1'32.835(コースレコード)
GT300 加藤寛規/No.2 シンティアム・アップル・ロータス 1'43.001(コースレコード)

 

 

オートポリス大会公式戦全12戦のデータ(シリーズ戦のみ)

優勝回数
最多勝ドライバー
(今季参戦予定ドライバーのみ)
GT500:本山哲(4勝)
GT300:佐々木孝太(2勝)
GT500 メーカー別 日産:7勝(GT-R:5勝、Z:2勝)
レクサス/トヨタ:3勝(SC430:2勝、スープラ:1勝)
ホンダ:2勝(NSX:2勝)
その他:3勝(ポルシェ:2勝、マクラーレン:1勝)
GT300 最多勝車種 ※複数優勝車種なし
ポールポジション回数
最多ポールポジションドライバー
(今季参戦予定ドライバーのみ)
GT500:立川祐路(5回)
GT300:佐々木孝太(3回)
GT500 メーカー別 レクサス/トヨタ:7回(SC430:5回、スープラ:2回)
日産:3回(GT-R:3回)
ホンダ:2回(NSX:2回)
GT300 最多ポールポジション車種 Garaiya、日産GT-R、フェラーリF360(2回)

 

 

 

観戦ポイント


ピエール北川のオートポリス・エア実況!

 

 

では、改めましてSUPER GT公式アナウンサー、ピエール北川です。第3戦が行われるオートポリスの特長をご紹介するにあたり、「もしも」「ひょっとしたら」という空想で、GT300クラスの予選Q2を“エア実況”でご紹介してみたいと思います。先に言っておきますが、これは妄想、エアですからね! 選手やチームの皆さん、ご容赦を……。

 

編集部註:あくまでもピエールアナによる架空の“エア実況”ですので、予めご了承の上、お楽しみください!

 

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群雄割拠のGT300クラス予選、Q2も残り時間はわずか! 果たしてポールポジションは誰になるのか!? まずは注目のマシン、2年前のオートポリスのクラスポールであるNo.2 シンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規に注目が集まります。高橋一穂の激走でQ1を見事通過したロータス。加藤は、そのがんばりをポールという結果に結びつけられるか!!

 

メインストレート(グランドスタンド) & 第1コーナー
 

さあ、加藤が最終コーナーを立ち上がりアタックに入る!
まずはオートポリスの「メインストレート」距離は約900m。フラットなストレートを駆け抜けていると、第1コーナー横に巨大なグランドスタンドが見えてきたぞ! SUPER GTらしく大きなフラッグがいくつも揺れている!
ストレートエンドの「第1コーナー」はクリッピングポイントがやや下っていてチョット難しいが、加藤はベテランらしくアグレッシブだが、ブレーキングからのターンインも的確に1コーナーを駆け抜けた。

 

 
2コーナー ~ 第1ヘアピン
 

下り勾配の2コーナーを抜け、右、左、左と連続するコーナーを抜けると、30Rという小さな半径の「第1ヘアピン」だ! この先は上り勾配で左100Rコーナー、さらに第2ヘアピンまで上り続けるので、第1ヘアピンの立ち上がりはスピードを乗せていくために重要だ。
おっと! ここでメインストレートを含む高速区間のセクター1では、Studie BMW M6の荒聖治がベストタイムを叩き出す!! 標高の高いオートポリスではターボ車がパワフルだ!

 
第2ヘアピン
 

さあ、ロータスが「第2ヘアピン」に入ってくる! ここはクリッピングポイントを見つけ難いブラインドコーナー。入り口までは上るが、30Rのヘアピンカーブを過ぎると一気に下る、難しいコーナー! 早すぎるブレーキングではタイムは出ないし、突っ込みすぎてもアンダーステアを出して厳しい! 入り口がセクター2の計測ポイントでもあるが!? んん、この第2セクターはVivaC 86 MCの松井孝允がトップタイムか! ここまでFIA GT3とマザーシャシーがいい勝負をしているぞ!

 
ジェットコースター・ストレート & 60R
 

第2ヘアピンを抜けると、通称「ジェットコースター・ストレート」と呼ばれる、10%の強烈な下り坂!! この先にはコースで最も標高が低い右高速コーナーが待ち受ける! この60Rのコーナーは直角にも感じられ、下りの加速もあって飛び込むのが怖い場所だ。さあ、誰が一番勇気を持って飛び込めるのかっ!?

 
上りセクション
 

コース後半は、いよいよロータスの真骨頂が見られるぞ!上りの複合カーブが連続するテクニカルセクション! ロータスMCの加藤はリズム良くキレキレのコーナリングでタイムを削ってきたぞ!

 
ファイナルコーナースタンド & 最終コーナー
 

最終コーナー手前は大きくコーナーを取り囲むように巨大な観客席がそびえ立つ「ファイナルコーナースタンド」。右に大きく回りこんだ後、「最終コーナー」を過ぎて、さあ、気になるタイムは!? キターッ! 驚異のコースレコードだぁ~!!

 
 

 

 

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2年前の2015年はシンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規がポールポジションでしたね。
さて、今年はFIA GT3勢が速いし、でもオートポリスはマザーシャシーやJAF-GT300が得意とするし、果たしてどおなんでしょ~~~?

 

 

 

 

サーキットアクセス

○所在地

〒877-0312 大分県日田市上津江町上野田1112-8
TEL.0973-55-1111 FAX.0973-55-1113

 

○高速道

・九州自動車道
 菊水ICより約50km(70分)
 熊本ICより約48km(70分)

 

・大分自動車道
 日田ICより47km(60分)

 

○航 空

・熊本空港より車で50分

 

 

 

 

震災の影響などオートポリスへのアクセスルートの詳細等は

オートポリスの公式ウェブサイトをご覧ください。

 

 ≫ 第3戦 オートポリス:チケットのご案内 

 ≫ 第3戦 オートポリス:エントリーリスト

 ≫ 第3戦 オートポリス:レーススケジュール

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