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2017.05.16
ピエール北川のこれを言わせて!「第3戦オートポリスは思い切ってNSX-GTと言ってみる!?」

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第3戦オートポリス Special Preview
[SUPER GT公式アナウンサー]ピエール北川のこれを言わせて!

 

毎度! ピエール北川です。 第2戦の富士大会はどうだった? 楽しんでくれたかな!? 今年はのべ9万2千人ものファンで大いに賑わった富士スピードウェイだったけど、本当に数字以上に凄い人の数に感じましたね。スタンドだけでなく、コースサイドにも沢山のファンがいて、中でもテントを用意して、そこでキャンプをしながら2日間を楽しんでくれている皆さんが増えたなぁ。大型連休恒例のイベントとしてすっかり定着している第2戦ですが、SUPER GTファンのサーキットでの過ごし方も年々レベルアップしてきているように感じました。楽しい思い出作れましたか~?

 

 

 

■第2戦富士も、レクサス祭りでした…

 開幕戦に続き、第2戦も「レクサス祭り」となりました。しかも今回はGT300クラスの優勝までレクサス! ホームコースでここ数年勝てなかったレクサス陣営の鬱憤(うっぷん)が、一気に解消された感じ!(笑) 開発に関わったスタッフたちの苦労が報われて、TRDやトヨタ&レクサス関係者もホッとされたでしょう。おめでとうございます。
 しかしNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)には驚きましたね! 富士ではレクサス勢に一矢報いる予選2番手、決勝でも表彰台まであと一歩の4位!! 開幕戦の結果を考えれば、短い時間で躍進を遂げたと思います。ただ他のGT-RやNSX-GT勢はまだまだ苦戦の様子で…。好調レクサスの勢いをとめるには、何か大きなアイデアが必要なのかもしれませんね。

 

 

 GT500で優勝を飾ったのは、予選と決勝を完璧にまとめたNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)。立川選手は自身が持つ最多ポールポジション記録の更新と最多優勝記録も松田次生選手に並ぶという快挙! プレッシャーは大きかったと思いますが、石浦選手との絶対的信頼関係やチームの完璧なバックアップもあって、見事なパーフェクトウィンでした。

 

 

 

 GT300クラスはNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)が、デビュー2戦目の新型RC F GT3を勝利に導き、坪井選手も嬉しいSUPER GT初勝利! ライバルの脱落があったとはいえ、データの少ないクルマで、中山選手(26歳)はベテランのようにタイヤをセーブしつつ、坪井選手もプッシュするところではしっかりプッシュして、ミス無く若い2人が3スティントを走りきったのは素晴らしい! 今後の成長が楽しみなドライバーたちです。おめでとう!

 

 

 

■オートポリスはNSX-GTが来るか!?

 2年ぶりの開催となる、九州のオートポリス大会。一部のチームは事前のタイヤテストに参加しましたが、その時速かったのがNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/伊沢拓也)。大会本番ではレクサス勢もくるでしょうが、ここまでの2戦で各車ポイントをしっかり獲得しましたので、ウェイトハンディもかなり増えています。それがどう影響してくるか?
 特に今年採用されたGT500クラスのウェイトハンディは、オモリ搭載と燃料流量リストリクター(重量+エンジンパワー減)を組み合わせたハンディとなっています。この新しい方法の採用でレースがさらにおもしろくなるはず。NSX-GTもGT-Rも過去2戦より確実に勝利を狙いやすくなるでしょう。

 

 ズバリ優勝争いはNo.100 RAYBRIG NSX-GT! これにNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正)、さらにNo.1 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/平手晃平)が絡んできそう。当日が夏を思わせるような陽気になれば、タイヤやダウンフォースの面でさらに混沌としたレースになりそうです。最後まで目の離せない展開を期待します!

 

 

   

 

 

 

■GT300はコーナリングを武器にマザーシャシー?

 GT300クラスはここまで2戦、FIA-GT3勢の独壇場に見えましたが、このオートポリスはダイナミックなコーナリングレイアウトが特徴のサーキット。軽さとコーナリング性能を武器にマザーシャシー勢が上位を争うかな? ただし高地なので、パワーの面ではターボ車が有利になります。期待をしているのがNo.5 マッハ車検 MC86 GTNET(坂口夏月/藤波清斗)! チームの本拠地が九州(北九州市)で、今年は若いルーキーを起用して予選の順位も徐々に上がってきています。メンテナンスでもチャンピオンチームであるVivaC team TSUCHIYAの協力を得てマシンは確実によくなっていますので、オートポリスではおもしろい存在になりそう。

 地元といえば、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の井口選手も九州(福岡)出身。今年のBRZはまだ結果が残せていませんが、この週末は上手く乗り切って上位を走って欲しいですね。

 

   

 

 

 優勝争いですが、またまた絞り込めません!(笑) No.25 VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太)とNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT、No.7 Studie BMW M6(ヨルグ・ミューラー/荒聖治)あたりではないかな? と考えます。最近予選のタイム差が本当に小さいGT300ですから、今回も優勝争いが混戦になるのは間違いないはずです!

 

   

 

 

■関係者全員が九州のファンに会えるのを楽しみにしています!

 今週末はいよいよ2年ぶりのオートポリス大会。昨年4月に大きな地震に見舞われた熊本と大分は、まだまだ復旧の道半ばな感じだけど、関係者の努力によってSUPER GTがまた九州に帰って来ることができて、本当に嬉しかったし、ホッとしました!
 オートポリスでしか味わえない迫力を感じて、興奮して、そしてドライバーやチームとたくさん触れ合って心も温まってもらって、SUPER GTを楽しんでいただくことが少しでも九州の皆さんの元気につながってくれたら最高です。関係者全員、全力で大会を盛り上げますから、SUPER GTファンの皆さん、週末はオートポリスでお会いしましょうねー!

 

 

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