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2017.06.19
ARTAの鈴木亜久里監督とドライバーが仙台の花壇自動車大学校を訪問。メカニック志望の学生と語り合う。

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 前日にスポーツランドSUGOでSUPER GT公式テストを終えたばかりのAUTOBACS RACING TEAM AGURI(ARTA)の鈴木亜久里監督、小林崇志選手、高木真一選手、北原諒チーフメカニック、そしてNo.8 ARTA NSX-GTが、仙台市青葉区にある学校法人 花壇自動車大学校を訪問。全学生720名を対象に、「将来の夢」と「モータースポーツ」をテーマにした課外授業を行った。

 

 

 ARTAによる学校訪問は、2013 年よりモータースポーツならびにクルマ社会への興味喚起を目的に、「モータースポーツを通じて自らの道を創造的に切り開くこと」をテーマとして実施しているもの。6月19日に訪れたのは自動車整備士などを目指す学生が学ぶ自動車大学校。これまでは小学校への訪問が中心で、整備士専門学校の訪問は今回が初めて。どちらにおいてもテーマは変わらないが、今回はメカニック志望の学生が対象ということで『ドライバーとメカニックの信頼関係の大切さ』など、よりモータースポーツを前面に押し出したものとなった。

 

 

 午後からの課外授業のため、昼前にARTA NSX-GTが花壇自動車大学校に到着すると、昼休みには早くも多くの学生が集まってきて興味深く車両に見入っていた。そして、課外授業前には本館前で、ドローンを使ってのムービー撮影も行われ(写真下)、学生たちの気分も高まっていく。

 

 

 課外授業では、まずプロモーションビデオが上映され、そこで鈴木監督と小林、高木両選手、ARTA NSX-GTを担当する北原メカニックの4人が登場。宮城テレビの外賀幸一アナウンサーの司会で、『メカニックを夢見る貴方へ』と題した講演が始まった。

 

 

 

 講演では、元F1ドライバーでSUPER GTなど国内外のレースで活躍した鈴木監督は、父親の手作りカートで初めて走った時の感激や、レーシングドライバーになった当時のことを振り返った。そして小林選手、高木選手、北原メカニックも、現在の職業に就く切っ掛けなどを語った。全員に共通していたのは、夢を実現するためにどうがんばったのかということ。最後に鈴木監督は、「自分の夢、やりたいことを口にすることが大事」と語る。また、メカニックとドライバーの信頼関係の重要性などを語り、講演は終了となった。

 

 

 講師4人が熱く語ったためスケジュールは押し気味となるが、続く質疑応答でも学生から質問が相次いだ。中には「レーシングメカになるにはどうしたらいいですか?」という、現実的な質問もあった。これに北原メカニックは「まずはチームに電話することかな?」と答えると、鈴木監督が「電話待ってるから!」と学生たちに呼び掛ける。すると、学生で埋まった会場からは大きな歓声が上がるなど、大いに盛り上がった。

 

 

 

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