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Race Report
2023.11.05
The Voice_03:決勝上位コメント/GT500

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【The Voice_03】
決勝上位コメント/GT500

 

 

2位/No.23 MOTUL AUTECH Z

 

 

 

 

松田次生
大きい事故があってもランキング3位に戻れたのはみんなのおかげ

 

「僕に代わってソフト側のタイヤを使ったんですけど、ウォームアップが良くて途中までは良かったんです。でも、最後の15周くらいはタイヤが厳しくて17号車に抜かれてしまいました。それでも諦めずにいたら雨が降ってきて……滑る路面で速く走ることができて17号車をオーバーテイクして、36号車との差もつまっていたので“抜きたい”という一心で頑張ったんですけど、届かなかったですね。

もちろんチャンピオンを獲りたかったですけど、僕たちとしてはやれることはやったと思いますし、ああいう大きい事故があったにもかかわらず、こうやって復帰できて、最終戦を2位で締めくくり、ランキング3位に戻ってこられたのは本当にみんなのおかげです。ミシュランもいいタイヤを用意してくれました。この10年、ミシュランと一緒に戦ってこられたことに感謝して、来年がどうなるかは分からないですけど、また来年につなげていきたいなと思います」

 

 

ロニー・クインタレッリ
23号車としては最低限の結果は残せたと思う

 

「私たちにとっては予選で速さが足りない週末でしたが、レースではチームもドライバーもミシュランのラストランということでいろいろな思いを背負いながら一生懸命戦いました。日産としては(3号車が)チャンピオンを獲れなくて残念でしたけど、23号車としては最終戦で2位になれましたし、ランキングも3位で終えられたことを考えると嬉しいですね。

今年は開幕戦でポール・トゥ・ウインをして良い感じでシーズンがスタートしました。第3戦では松田選手のクラッシュがあって一時はどうなることかと思いましたけど、それを乗り越えてSUGOで2位、今回の最終戦で2位と表彰台に乗れたことで、23号車としては最低限の結果は残せたんじゃないかなと思います」

 

 

 

 

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3位/No.17 Astemo NSX-GT

 

 

 

塚越広大
リアルらしい戦いができた

 

「最終戦は、みんなものすごく僅差だったし、ピット作業もほんのちょっとの差でポジションが前後していましたね。レース前半は、松下(信治)選手がすごく踏ん張ってくれて、あのポジション(2位キープ)で戻ってきてくれました。ピット作業では、23号車(MOTUL AUTECH Z)に先行を許してしまい、そのあとは、離れたりくっついたりという感じでした。

終盤、FCYが入ってからかな!? ちょっとこっちのほうが23号車よりもペースがよくなって。そのチャンスで一度は前に出たんですが、また雨が降ってきて……。途中まではなんとか耐えられたけど、23号車のペースがちょっと速くなった段階で、チームが『レインタイヤに替える』ってことになって。残り周回を考えると、かなりチャレンジングな判断だと思いましたが、やっぱり”どうやって勝つか”ってことを……。このままの順位じゃなくて、最終戦で本当にチーム一丸となって、ひとつでも上のポジションに! っていう、リアルらしい戦いができたと思います。そのチームのいい判断に応えるべく、なんとかトップにとプッシュしたんですが、最後にFCYが出てしまったので。でも、ファンのみなさんには、チームのみんなに拍手を送ってもらいたいと思います」

 

 

松下信治
タイヤを替えるのは、チームとしてもすごいギャンブルだった

 

「優勝を狙ってスタートしたんですが、3号車(Niterra MOTUL Z)も最初のペースが結構速くて。それにうしろの36号車(au TOM’S GR Supra)もペース良く走ってて……。なんとか押さえてはいたんですが、(自分のスティントの)最後のほうで抜かれてしまいました。そのあとピットインしたんですが、給油量とか(作業時間)が向こうと結構違って。その辺は、『なんであんなに早いの!?』って思いました。これは僕らの課題ですね。

最後はどうなるのかと思ったら、雨が降ってきて……。タイヤを替えるのは、チームとしてもすごいギャンブルだったと思うんですが、結果的には替えて良かったのかな。FCYが出なければ、23号車も抜けたと思いますけどね。そういうこともあって、最後は勝ちたかったですね」

 

 

 

 

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