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2023.12.03
Honda Racing THANKS DAY 2023がもてぎで開催。ラストランのNSX-GTや来季GT500のCIVIC TYPE R-GTの勇姿をファンに披露

Honda Racing THANKS DAY 2023がもてぎで開催。ラストランのNSX-GTや来季GT500のCIVIC TYPE R-GTの勇姿をファンに披露の画像

 今年もHonda Racing THANKS DAY 2023が栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催され、1万5400人のファンが来場。AUTOBACS SUPER GTに参戦するHondaのドライバーやチーム、マシンが、国内外の2輪・4輪レースで活躍したHonda陣営の選手たちとともに一堂に会した。今年は12月の開催ということで、朝晩はかなり寒かったが、多くのファンが朝早くから会場にかけつけ、大盛況となった

 

 

【Honda Racing Kart Cup】

 

 Hondaのモータースポーツ・イベントということで、2輪のライダーと4輪のドライバーがコラボレーションして開催される催しが特に人気で、午前8時30分からは、Honda Racing Kart Cupと題して、国内の2輪・4輪で活躍する選手が登場し、それぞれがコンビを組んでレースを行なった。こちらには大湯都史樹(No.8 ARTA MUGEN NSX-GT)、福住仁嶺&大津弘樹(No.16 ARTA MUGEN NSX-GT)、塚越広大&松下信治(No.17 Astemo NSX-GT)、伊沢拓也&太田格之進(No.64 Modulo NSX-GT)、牧野任祐(No.100 STANLEY NSX-GT)が参加。それぞれが2輪のライダーたちとペアを組んだのだが、人数配分の関係上、伊沢と塚越が“4輪同士コンビ”という形で出場。ただし、ハンディとして予選には参加せず決勝は最後尾から臨むこととなった。予選は2輪のライダーが担当し、決勝では12周のレースで途中にドライバー交代を行う。

 

 

 

 

 

 決勝では本物のレースさながらの熱いバトルが各所で展開された。その中で速さを見せたのが、伊沢/塚越組。前半スティントを務めた伊沢がスタートで3番手までポジションを上げると、その後も順調な走りを披露。後半担当の塚越も猛プッシュをみせ、最終的に全車を逆転してトップチェッカーを受けた。

 

 

 

 

 

 

【This is CIVIC TYPE R】

 

 レーシングコースでは来季からGT500クラスに参戦するCIVIC TYPE R-GTが登場。市販車モデルやスーパー耐久に参戦しているCIVIC TYPE Rとともに、『This is CIVIC TYPE R』というイベントでコース上をデモンストレーションランした。

 

 ブラックボディの99号車は牧野がドライブ。まず他のCIVIC TYPE R、3台が先にスタート。1分近く遅れた状態で99号車がスタートを切った。だが99号車は、みるみるうちに他のTYPE Rに追いつき、2周目に入ったところで全車をオーバーテイクし、改めてGT500車両のパフォーマンスの高さをファンに披露した。

 

 

 

 

 

 

【Honda Racing All line up & Photosession】

 

 11時40分から行われた『Honda Racing All line up & Photosession』では、この日出演するドライバーとライダーがホームストレート上に整列。本田技研工業株式会社の青山真二副社長は「今年もファンの皆様に支えていただき、さまざまレースを戦い抜くことができました。Hondaのモータースポーツへのご声援、本当にありがとうございました」と挨拶した。

 

 

  

 

 

 また、今季のSUPER GT第6戦SUGO大会でアクシデントに見舞われ、負傷によりシーズン終盤は欠場を余儀なくされていた山本尚貴が、およそ2ヶ月半ぶりにファンの前に登場。4輪ドライバーを代表して、ファンに挨拶した。「今シーズン、皆さんの声援が力となり、ここにいるドライバー・ライダーの皆さんが力を出し切ることができたと思います。個人的にも、今シーズンは怪我をしてしまって、シーズン終盤は欠場してしまうことになりましたけど、そんな中でもたくさんの方が応援してくださいました。今はリハビリを行なっている最中ですけど、皆さんの応援が励みになりました。これだけの応援が力になることを、改めて感じた1年でした」とコメント。スタンドからは大きな拍手が贈られた。

 

 

  

 

 

 

【サイン会&ピットウォーク】

 

 今年のHonda Racing THANKS DAYでは、近年の新型コロナウイルス禍で実現できていなかった「選手とファンの交流」を再開。このイベント恒例の『Honda Racing THANKS DAYサイン会』も復活し、専用チケットを購入した方のみが参加できるpremiumピットウォークが開催され、ここではドライバーやライダーたちもファンサービスのためピット前に登場。集まったファンにサインや写真撮影に応じていた。

 

 

 

 

  

 

 

 

【NSX-GT Last Race】

 

 そして、レーシングコースでは『NSX-GT Last Race』が行われた。今年いっぱいでGT500クラスへの参戦が終了となったHonda NSX-GTによるデモレースだ。その中でもTEAM KUNIMITSUは2018年にチャンピオンを獲得したRAYBRIG NSX-GTを用意し、さらに山本と牧野も2020年に使用したRAYBRIG仕様のレーシングスーツで登場。ただし、山本は怪我からのリハビリ中でドライブができないため、その代役としてアメリカ・インディカーシリーズで活躍する佐藤琢磨が務めるというサプライズなラインナップとなった。

 

 

 

 

 

 5台のNSX-GTによるデモレースは、本番さながらの真剣バトルあり、ピットでのドライバー交代ではイベントならではの笑いを誘うシーンもあるなど、中身の濃い展開となったが、最後は5台全車が一団となってチェッカーフラッグを受け、ファンの声援を受けながら、ラストレースを終えた。

 

 

  

 

 

 

【フィナーレ】

 

 最後には、F1マシンやMotoGPのバイクをはじめ、迫力ある走行シーンを披露した2輪・4輪のマシンがコースを1周するフィナーレが実施され、各車がHondaサウンドを響かせて、1日のイベントが終了した。

 

 

 

 

  

 

  

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