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Race Report
2024.04.13
【Rd.1 予選GT300】LEON PYRAMID AMGが岡山でQ1・Q2と速さを示して2年連続ポールポジションを決める!

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第1戦 岡山国際サーキット:公式予選 GT300レビュー

2024 AUTOBACS SUPER GT開幕戦『OKAYAMA GT 300km RACE』の公式予選が4月13日、岡山県の岡山国際サーキット(1周3,703m)で行われた。今季から予選はQ1とQ2のベストタイム合算に変更。その新たな予選で、GT500クラスはNo.36 au TOM'S GR Supraの坪井翔/山下健太組がポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスはNo.65 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥/篠原拓朗組がクラス予選1位となった。2チームは、明日4月14日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

□公式予選 天候:Q1/Q2:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 GT300 Q1開始時:27℃/36℃、GT300 Q2時点:27℃/35℃、終了26℃/35℃

 

■Q1のA組は61号車が、B組は2号車が速さを示してトップにつける

 2024年シーズンは競技規則で大きな改定や追加があるが、特に変化があったのが公式予選だ。この大会から予選Q1とQ2を通して使用できるタイヤは1セット(4本)となった。さらにノックアウト方式ではなく、Q1、Q2を全車が走ってQ1とQ2のベストタイム合算で予選順位が決定することとなった。

 GT300クラスは、Q1は今まで同様にA組、B組の組分けを行い、Q2では「Upper 16」のQ1上位16台のグループ1、「Lower 17」のグループ2の2つのグループで争われる。さらにGT300クラスでは合算タイムによって、グループ1の下位4台とグループ2の上位4台間での入れ替えも行われる。

 そして午後2時からの開幕戦岡山のQ1がスタート。気温27度、路面温度36度と夏のような陽気となった。まず14台が出走したA組でトップタイムを記録したのは、午前の公式練習でも最速だったNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)。1分25秒862というタイムでUpper 16へ進出。2番手は、午前の車両トラブルを修復したNo.45 PONOS FERRARI 296(ケイ・コッツォリーノ)。3番手には前年チャンピオンのNo.52 Green Brave GR Supra GT(吉田広樹)がつけた。

 8分間のインターバルを経て迎えたB組は13台が出走予定だった。その中、午前の公式練習で1周も走らずにエンジントラブルに見舞われたNo.87 METALIVE S Lamborghini GT3は修復が完了してコースイン。だが、同様にトラブルが発生したNo.777 D'station Vantage GT3は修復が間に合わず。結果、12台での走行となった。この中、1分25秒985のトップタイムを記録したのはNo.2 muta Racing GR86 GT(平良響)。そしてNo.65 LEON PYRAMID AMG(篠原拓朗)が2番手に続き、初めてSUPER GTでの予選に挑んだニクラス・クルッテンがアタックしたNo.7 Studie BMW M4が1分26秒280で3番手につけた。

 

 

 

 

 

 

■65号車はQ1で篠原が2位、Q2は蒲生が1位で新予選方式でも岡山での速さを魅せる!

 午後2時54分からスタートしたGT300クラスのQ2。先に走行したのは「Lower 17」のグループ2だ。ここで1分26秒775のトップタイムを記録したのは、No.9 PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMG(冨林勇佑)。2~4番手にはNo.31 apr LC500h GT(小高一斗)、No.60 Syntium LMcorsa GR Supra GT(河野駿佑)、No.62 HELM MOTORSPORTS GT-R(平木湧也)がつけ、グループ1下位4台との入れ替えに期待を残した。

 続くQ2のグループ1(Upper 16)では、ポールポジションをはじめ予選トップ12が決まる。ここでも各車Q1で使用したタイヤでアタックを開始。最後は、昨年の開幕戦ポールシッターであるNo.65 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥が、1分26秒016というベストタイムで今年もトップを奪った。2番手にはNo.2 muta Racing GR86 GT(堤優威)が1分26秒280で続き、3番手にはNo.96 K-tunes RC F GT3(高木真一)が1分26秒529で続いた。

 そして合算タイムでは、Q1のB組で2番手、そしてQ2でトップタイムだったNo.65 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥/篠原拓朗組が合算タイム2分52秒198で、このスタイルの予選で最初のポールポジションを獲得。2、3番手はNo.2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)、No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が、決勝スタートで逆転を狙う形となった。また、予選総合1~3位の各2選手には3点、2点、1点とシリーズポイントが加算される。

 そして入れ替え組では、9号車が従来予選なら17位が、予選13位とジャンプアップ。同様に31号車、60号車もグループ1の下位勢より合算タイムで上回ったことから14、15位と順位を上げた。

 

 

 

 

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