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2024.05.04
Catch Up_02:今シーズンのルーキーたち Part4

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【Cath Up_02】
新天地での活躍に期待

 

 

GT300からGT500へ──、第3ドライバーからレギュラードライバーへ──。
2021年にGT300で活躍、今シーズンよりGT500にステップアップした佐藤 蓮選手(No.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)。そして、GAINER(GT300)の第3ドライバーから5号車のレギュラードライバーに起用された塩津佑介選手(マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号)。
新たな環境でSUPER GTに挑むふたりのドライバーに、開幕戦を終えて見えてきた課題や今後の目標について訊きました。

 

 

 

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No.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16
佐藤 蓮
GT300の処理を学んでいく必要がある

 

 

 

 

「GT500のマシンに初めて乗ったのは2月の岡山でのテストの時です。GT500は“ハコ”とは思えない動きをするなということと、やっぱりブレーキが難しいなという印象でした。重いですし、ABSも付いていないので、1000kgのクルマをいかに効率良く止めるかというところが一番最初は苦戦しました。GT300ともまったく違うクルマで、どちらかというとフォーミュラに近い動きをするんですけど、それでもやっぱり違うところがあるので難しかったですね。

 SUPER GTは混走で、今はGT300をオーバーテイクしていく立場になったので、そこの処理をいかにうまくやるかがレースをいい順位で終えるために一番重要なことだと思うので、そこを学んでいく必要があると思っています。あとは、今年から予選方式とタイヤの使用本数が変わって、特にQ1は新品タイヤでタイヤを壊さずにQ2につなげなくてはいけないので、そこは難しいですね。最小限のアタックで、“もう1周おかわり”もできないですからね。

 16号車は去年も好調でしたし、ホンダ勢のトップでシーズンを終えているので、それを引き継いで、今年もチャンピオン争いをしたいと思います」

 

 

 

 

 

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No.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号
塩津佑介
チームのために“まず1勝”を目標に頑張りたい

 

 

 

 

「昨年までお世話になったGAINERのチーム体制が大きく変わるということを昨年末から言われていて、『第3ドライバーとして登録はできるけど、まだ若いから、ほかに乗せてもらえるチームがあるなら交渉して、どこも決まらなかったら帰っておいで』と言ってもらっていたんです。それで自分がお世話になっている方が玉中(哲二)オーナーと懇意にしていたので、九州まで直談判に行きました。それで年明けのテストに参加させてもらって、3月中旬の岡山での公式テストが終わってから、シーズンインのギリギリのタイミングで参戦が決まりました。

 SUPER GTへのレギュラー参戦はひとつの目標でしたし、GAINERの第3ドライバーとして走れない時間もあって、そこで溜まっていたものもありましたが、その2年間で勉強させてもらったおかげで最初からちゃんとレースができたので、そこはすごく自信になりました。

 昨年まで乗っていたGT-R(NISSAN GT-R NISMO GT3)とマザーシャシー(MC86)はまったく別のクルマで、最重量級と最軽量級という感じです。走らせ方が違うので最初は少しとまどったんですけど、今はなんとか乗れているかなと思います。チームとして優勝がないということなので、“まず1勝”を目標に頑張っていきたいですね。そして、もっともっと目立つような活躍をして、上のカテゴリーを目指していきたいと思っています」

 

 

 

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