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富士スピードウェイは、首都圏＆中京圏近郊の本格サーキットとして1966年にオープン。以後は多くの国際大会を行い、特にツーリングカーやプロトタイプカーによる耐久レースでは非常に多くの観客が集うことで知られている。SUPER GTの前身である全日本GT選手権も、1994年5月にここで初大会を開催した歴史があり、それからほぼ毎年2大会を開催している。この富士での2戦は常に大観衆で賑わっており、多くのSUPER GTドライバー＆チームが“ここで勝ちたい”と熱望するサーキットでもある。
コースレイアウトとして特徴的なのは、世界で屈指の約1.5kmの長いストレートを持つこと。ここで記録されるマシンの最高速と、高速でのサイド・バイ・サイド、直後のTGR（第1）コーナーでの限界ブレーキングは大迫力であり、多くの有名選手やレースファンからも定評がある。TGRコーナーを抜けてからADVANコーナー（ヘアピン）までは高速コーナーが連続し、レースではスリリングなバトルが観られる。一方、ダンロップコーナーからパナソニック（最終）コーナーのコース後半は、峠道のような中低速コーナーが連続し、前半の高速性能を問うレイアウトに対してテクニカルな要求をマシンに求めており、マシンのセッティングがかなり難しいコースでもある。
ロケーションは“富士”の名があるように富士山を望める好立地であり周辺をドライブするだけでも楽しく、近隣に遊園地、アウトレットやグルメのスポットなど行楽施設も多い。また富士スピードウェイに隣接する“富士モータースポーツミュージアム”や近隣には有力チームのガレージなどもあるので、夏休みとしてSUPER GT観戦にプラス1日、半日を加えて周辺を巡るのもお勧めである。
| コースデータ | ||
|---|---|---|
| コース全長 | 4,563m | |
| コース幅 | 15～25m | |
| 高低差 | 40m | |
| コースレコード | ||
| GT500 | ||
| 1'25.764 | 山下健太／No.14 ENEOS X PRIME GR Supra | 2021年 第8戦予選Q2（11月27日） |
| GT300 | ||
| 1'34.395 | 山内英輝／No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT | 2021年 第8戦予選Q2（11月27日） |
| 2023年第4戦富士 優勝 | ||
| GT500 | No.3 Niterra MOTUL Z | 千代勝正／高星明誠 |
| GT300 | No.11 GAINER TANAX GT-R | 富田竜一郎／石川京侍／塩津佑介 |
| 2023年第4戦富士 ポールポジション | ||
| GT500 | 佐々木大樹／No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z | 1'27.763 |
| GT300 | 谷口信輝／No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG | 1'36.395 |
| 2024年第2戦富士 優勝 | ||
| GT500 | No.3 Niterra MOTUL Z | 高星明誠／三宅淳詞 |
| GT300 | No.88 JLOC Lamborghini GT3 | 小暮卓史／元嶋佑弥 |
| 2024年第2戦富士 ポールポジション（タイムは2選手の合算） | ||
| GT500 | 塚越広大／太田格之進／No.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT | 2'53.931 |
| GT300 | 小暮卓史／元嶋佑弥／No.88 JLOC Lamborghini GT3 | 3'12.150 |
| 優勝回数 | |
|---|---|
| 最多勝ドライバー | GT500：松田次生（5勝） ※歴代最多 立川祐路（9勝） |
| GT300：高木真一（9勝） | |
| GT500 メーカー別 | トヨタ／レクサス：24勝（スープラ：13勝、LC500：4勝、SC430：7勝） |
| 日産：19勝（フェアレディZ：3勝、GT-R：16勝） | |
| ホンダ：14勝（NSX：14勝） | |
| 外国車：3勝（ポルシェ：2勝、マクラーレン：1勝） | |
| GT300 最多勝車種 （今大会参戦車両のみ） |
NISSAN GT-R NISMO GT3（7勝） |
| ポールポジション回数 | |
| 最多ポールポジションドライバー | GT500：ロニー・クインタレッリ（4回） ※歴代最多 立川祐路（11回） |
| GT300：高木真一（6回） | |
| GT500 メーカー別 | トヨタ／レクサス：29回（スープラ：20回、LC500：2回、RC F：1回、SC430：6回） |
| ホンダ：16回（CIVIC TYPE R：1回、NSX：14回、HSV-010 GT：1回） | |
| 日産：11回（フェアレディZ：2回、GT-R：9回） | |
| 外国車：5回（ポルシェ：2回、マクラーレン：2回、フェラーリ：1回） | |
| GT300 最多ポールポジション車種 （今大会参戦車両のみ） |
スバル BRZ（5回） |
| 4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
| 5/03-04 | Round2 FUJI | |
| 6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
 |
8/03-04 | Round4 FUJI |
| 8/31-9/01 | Round5 SUZUKA | |
| 9/21-22 | Round6 SUGO | |
| 10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
| 11/02-03 | Round8 MOTEGI |