No.38 KeePer CERUMO GR Supra
石浦宏明
「単なる偶然ではなく、みんなが準備した上での結果」
朝の公式練習で走ったのは、3周か4周くらいですね。しかもタイヤも(持ち込んだタイヤのなかでも)ちょっと硬い方だったので、正直ちゃんと走ってはいないですね(苦笑)。今日のような展開は、これまでの(僕の)レースキャリアのなかでも珍しい状況だと思います。
ただ、今回に関しては昨日(20日)の段階でエントラント(チーム)側から(予選が実施できない場合)どうなるか教えて欲しいという要望を出しており、『公式練習の結果を予選結果とする可能性があります』というアナウンスをいただいていました。走行中はこのセッションが予選結果になる可能性があると思っていたので、今日の結果は単なる偶然というわけじゃなく、みんながそれなりに準備した上での結果だと捉えています。
(アタックを担当した)大湯(都史樹)がほんといいタイミングでいい走りをしてくれました。それにエンジニアも雨が少なくなったタイミングでちょうどクルマをまとめてくれて…。そこはほんと狙いどおりというか、いい結果に繋がりました。
今日はたくさんのお客さまが来てくれていたので、それを思うと予選ができなかったことは本当に残念だと感じていますが、明日の決勝はトップからスタートできるので、一番有利であることには間違いありません。どんなコンディションだとしてもいいポジションからスタートできるので、そのチャンスを無駄にしないよう、チームのみんなとミスのないレースをしたいと思っています。
大湯都史樹
「タイミングを見極めて一番いいときにタイムを出すことができた」
公式練習から(予選の中止を)想定しながら、タイムアタックをしました。他のチームでも結構同じ状況だったと思いますが、そのなかでしっかりとタイミングを見極めて一番いいときにタイムを出すことができたと思います。
やはり今シーズンから時間をかけてチームの底上げをしてきたことが、安定感などいろんなことに結びついているんじゃないかなと感じています。今、チームとして少しずついいステップを踏めていると思うので、明日のレースに対してもすごくポジティブな気持ちでいられます。一番前からスタートを切るのも、セルモとしては久しぶり(前回ポールポジションは2020年第4戦もてぎ)なはずです。決勝では、しっかり焦ることなく逃げ切るレースをしたいと思います。
(僕がトヨタへ)移籍後初めてトップからスタートを切りますが、公式練習でのアプローチがきちんと結果として結びついたし、今、チームとしての流れもすごく良くていい方向に向いています。この流れをこのまま決勝にも持っていきたいですね。
No.20 シェイドレーシング GR86 GT
平中克幸
ポールポジションは素直に嬉しいです。昨日から(雨の影響で)公式練習が予選になるかもしれないという通達があったなかで、そこに自分の走り方とかの照準を合わせていました。セットアップの変更もしたかったんですけど、その間にコンディションが変化するのがイヤだったので、タイムが出ないコンディションになるまではしっかり走ろうと決めていて、それが成功したのでより嬉しいですね。すごく手応えはあったんですけど、コース上で常に引っかかっている状態だったのでタイムを出せなくて……ただ、いいタイミングがあったので前との感覚を開けてアタックした時のタイムでした。
明日の決勝はすごくチャンスだと思っています。集団で走っているとウォータースクリーン(水しぶき)で前がまったく見えなくて、ブレーキングポイントも分からないくらいなんですが、そうなると思うように走れないので、そういう意味では前からスタートできるのはかなり有利だと思っています。
去年が2位だったので、今年は優勝したいです。特にウェットではそのポテンシャルを持っていると思うので、しっかりそこを狙っていきたいと思います。お客さまには申し訳ないですけど、雨“願い”です(笑)。
清水英志郎
「ウェットでの手応えがあり、ポジティブなイメージを持っていた」
今日(の公式練習)は後半に乗る予定だったんですけど、交代したくらいで雨が強くなって赤旗が何度か出たので5周くらいしか乗っていないんです。今日は“平中さんの日”でしたね。
SUGOでのGT300テストの時もウェットで、その時にも(クルマの)手応えは感じていたのでポジティブなイメージを持っていました。そのとおりに平中選手もタイムが出ましたし、予選はなかったですけど、ポールポジションはポールポジションなので、すごく嬉しいです。
(決勝も)雨は変わらずだと思うのでペースは問題ないですし、ポールポジションなので狙うところは優勝しかないですよね。自信はあります! 今日のようなコンディションなら特に自信があるので、平中選手が言ったように、お客さまには申し訳ないんですけど、雨であってほしいですね。ただ、ドライアップすることがあっても、チャンスではあるので、それまでに(後続を)抑えるなりギャップを広げるなりして、優勝できるように頑張ります!!
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI | |
12/07-08 | Round5 SUZUKA |