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2024.10.20
The Voice_01:決勝上位コメント/GT500

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【The Voice_01】
決勝上位コメント/GT500

 

 

 

 

2位
No.23 MOTUL AUTECH Z

 

千代勝正
やれることはやり切れたけど“運”が足りなかったかな

「セーフティカーがすべてでしたね。チームとしても自分自身としてもやれることはやり切れたと思っています。予選では不安定なコンディションのなか落ち着いてアタックできましたし、チームとクルマとタイヤ、エンジンなど全部を信じて速さを見せられたと思っていますが、最後に何が足りなかったかといえば“運”が足りなかったかなと。それもレースだし、仕方のないことなんですが、次は運も味方につけて勝てるようにがんばります。
 (NISMOのチームメイトである)3号車とともに表彰台に立てたのは良かったんですけど、2位3位ではなくて1位2位が良かったですね。でも、それは持ち越しとして、次のもてぎは優勝しかないと思っています。勝ちに行きますよ!」

 

 

ロニー・クインタレッリ
今回はセーフティカーのタイミングが味方してくれなかった

「今日はセーフティカー(SC)が入りすぎましたね。千代(勝正)選手の最初のスティントでは大きなマージンを作ってくれたのに、SCでそれがリセットされてしまいました。最後に僕がピットアウトした時はいい感じでタイヤを温められていたんですが、SCが入ってしまい……通常のペースで走れていたら(39号車を)逆転できたかもしれませんね。優勝できるだけのポテンシャルはありながら優勝できなかったのは残念ですけど、第2戦以来の表彰台なので、23号車としては良かったんじゃないかなと思います。
 2週間後にもてぎ大会がありますが、今回のクルマのセットアップがすごく良さそうなので、この勢いでもてぎでも表彰台を目指して、チャンスがあれば優勝できるようにがんばります」

 

 

 

 

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3位
No. 3 Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)

 

高星明誠
今回の僕らは、表彰台が”マスト”だと思っていた

「今回、予選が比較的うまくいって5番手からスタートすることができたんですが、スタートで着けたタイヤがちょっとコンディションに合わず、少し厳しい状況になってしまいました。本来であればもうちょっとファーストスティントを長く走りたかったんですが、それではタイムロスすることがわかったので、チームと話をして早く次のタイヤにスイッチしようということになりました。
 そこで着けたタイヤがそこそこいいパフォーマンスで安定感がありました。結果として2回目のピットインも2位のまま入ることができましたね。そこで三宅(淳詞)選手に代わったんですが、サードスティントもそのタイヤが絶対良かったんだと思います。ペースは(前のスティントと)同じように良かったと思うんですが、ただやっぱり100号車(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)を抜くのに手こずったようで見ながらやきもきしましたが、結局のところ100号車を抜けたので良かったです。
 僕らの前を走る(NISMOのチームメイトである)23号車(MOTUL AUTECH Z)は、(サクセスウェイトによって異なる)燃リス(燃料リストリクター)関係で、そもそも追いつけないとは思ってましたから、そういう意味では100号車を抜くのに時間こそかかってしまったけれど、抜けたことが大きかった。それができたかどうかで、これからの三宅選手のキャリアにも大きく影響すると思いますから(笑)。
 今回の僕らは、表彰台(獲得)が”マスト”だと思っていたし、ランキングで前にいるチームより前でチェッカーをしなきゃいけないと言ってたんです。なので、有言実行できたのは大きいです。また、結果的に次のもてぎ戦も僕らは燃リスが入らないので、それをプラスにしてより多くのポイントを獲れるように戦いたいですね」

 

 

三宅淳詞
表彰台争いの場所を走っているって全然知らなかった

「昨日、予選がなかったので、僕は今日、GT500でオートポリスを初めて走ったんです。しかも決勝前のウォームアップ走行は、経験のある高星(明誠)さんがクルマを仕上げる意味でもしっかり乗ってもらったほうがいいということで、結果的に僕はウォームアップでも5周ほどしか乗ってなかったんです。なので、レースに向けて不安要素がすごくありました。レースでは、高星さんに2スティント行ってもらって、さらにそこでタイヤもうまくチョイスしていただいたので、僕自身のスティントも周りの12号車(MARELLI IMPUL Z)や100号車(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)よりも確実に速さはあったと思います。それだけ装着していたタイヤが良かったんだと思います。
 ただ、オートポリスなのでなかなか抜けなくて。100号車の(山本)尚貴さんが上手くて、ベテランらしい、いい意味での”いやらしい”走りをしてくるのでなかなか抜けませんでした。ようやく最終コーナーでGT300車両とのタイミングを利用して、その先でうまく抜くことができました。ただ、そもそも僕は表彰台争いの場所を走っているって全然知らなかったんです(笑)。そうしたら、その後のFCY(フルコースコーション)からSC(セーフティカー)で並んでいるときに、前に2台しかいなくて⋯⋯。”あ、3位なんだ”っていう感じでした。それくらいびっくりする状況でした。
 チームの皆さんも僕が走りに集中できるようにと、GT300の情報だったりペースやレース展開など細かに教えてくれたことも大いに助かりました。皆さんのおかげですね。今日のような難しい展開のなかで結果を残せたことは自信にも繋がります。僕、オートポリスってフォーミュラのときからずっと相性がいいんです。今回、改めて思いましたね」

 

 

 

 

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