2024シーズンのFIA-F4選手権に参戦中の森山冬星選手(No.62 HELM MOTORSPORTS)が、10月23〜 27日にスペイン・バレンシアにあるリカルド・トルモ・サーキットとその周辺で開催された「FIA MOTORSPORT GAMES」での参戦報告を行なった。チャレンジの模様は下記ページにてレポートしている。
■森山冬星選手 スペイン・バレンシアレースウィークレポート
https://supergt.net/news/single/23768
第8戦もてぎの決勝日、GTアソシエイション(GTA)が行なう定例会見に先立ち、森山選手とHELM MOTORSPORTS代表の平木湧也氏、GTA坂東正明代表の3人が登壇。森山選手は、開口一番に「6位という結果に終わり、すごく悔しい。まだまだ日本でしっかりレベルアップしないといけないと実感したし、もっとヨーロッパでレースがしたいと思った」と“短期決戦”を振り返った。
また、平木代表は、「僕たちがやっているレースフォーマットとはまったく違い、練習時間もかなり少なく調整するのも難しかったが、ドライバーが頑張ったおかげで6位という結果(を得られたの)は、かなり自信が持てるのではと思う。日本のレベルの高さを示せたのではないか」と振り返る。一方、「FIAの判定の仕方も(日本のF4レースと)異なり、ドライバーの気持ちを汲み取る判定だったことは刺激的でもあった」と普段とは異なる環境下での経験を語った。
日本の選手権とは違う車両、エンジン、そしてタイヤをはじめ、レーススケジュールも違うなど、なにもかもが文字通り“初挑戦”となった森山選手。ヨーロッパの選手は車両はもちろんのこと、サーキットの走行経験がある“経験値豊かな”ライバルとの戦いになったが、ウエットコンディションの予選で8番手タイムをマークし、セッションを重ねるごとにポジションアップを果たし、決勝では6位でチェッカーを受ける健闘ぶりだった。
オートポリス戦からもてぎ戦の間で開催という短いインターバルで臨んだ国際大会には、坂東代表も同行。今後の参加継続を考慮し、手弁当ではなくきちんとした体制を用意した上で“TEAM JAPAN”として臨むことの必要性を説きつつ、平木代表のコメントを踏まえた上で「(日本のFIA-F4にある)いいところや見習うべきところを(FIAにも)伝える。日本のなかの”ガラパゴスF4”であっては困るし、進化させていかなければならないところもある。優れたところは取り入れて、日本もステップアップをしていかないとけいない。(この挑戦を)”井の中の蛙”で終わらせないようにしないと」とコメント。海外モータースポーツ界での活躍を意識する若手選手へのチャンス拡大のためにも、「FIA MOTORSPORT GAMES」参加において、結果を求めやすい体制作りの重要性を強調した。
4/13-14 | Round1 OKAYAMA | |
5/03-04 | Round2 FUJI | |
6/01-02 | Round3 SUZUKA | |
8/03-04 | Round4 FUJI | |
9/21-22 | Round6 SUGO | |
10/19-20 | Round7 AUTOPOLIS | |
11/02-03 | Round8 MOTEGI | |
12/07-08 | Round5 SUZUKA |