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  • 【公式テスト岡山】2日目レビュー

     
    OFFICIAL TEST

     

    GT500の3車種が上位入り乱れ、開幕戦は混沌!?
    昨年の岡山勝者・ウイダーHSV-010が手応えありの最速タイム!
    GT300クラスはエンドレス TAISAN PORSCHEがトップに

     

    3月18日、SUPER GT公式テスト2日目が前日に続いて岡山国際サーキット(岡山県)で行われ、午前と午後のセッションを使って、2週間後に控えた開幕戦の最終調整を行った。
    この日、トップタイムをマークしたのは、No.18 ウイダー HSV-010(小暮卓史)。2日間の総合トップタイムとなる1分22秒561を刻んだ。一方、GT300クラスのトップは、1分29秒287の好タイムを出したNo.911 エンドレス TAISAN PORSCHE(横溝直輝)。こちらも総合クラストップの結果を残している。

     

    ◎走行1回目 9:00-11:00 気温/路面温度 開始時:10度/10度、終了時:11度/13度
    ◎走行2回目 13:30-15:30 気温/路面温度 開始時:13度/14度、終了時:12度/13度

     

    午前は悪コンディションに強いデ・オリベイラが好走
     テスト2日目も初日同様、午前と午後にそれぞれ2時間の走行。うす曇からやや空が暗くなり、午前9時からの走行を前にポツポツと雨が落ちたものの、大きく崩れることはなく、そのままのコンディション下でセッション3が行われた。依然として不安定な路面コンディションでの強みを発揮したのは、やはりミシュランタイヤ装着車。しかし今日はその中にブリヂストン勢が割って入る様相となり、昨シーズンとは異なるタイヤ戦争を予感させる展開を見せた。
     とはいえ、路面コンディションも良好とは言いがたく、また気温、路面温度とも大きな変化がなかったことから、チームによってはドライバー交代をはじめとしたピットインの練習に特化するところもあり、最後まで本格的なタイムアタックへと持ち込まれることはなかった。
     そのような中、No.12 カルソニック IMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が1分22秒715をマークし、昨日のベストタイムをさらに縮める結果を残している。
     残り30分を切った時点で、コースアウトした車両回収のために赤旗中断となり、およそ10分走行がストップしたが、時間延長せずに予定どおり午前11時をもって終了している。

     公式テスト最後のセッション4は午後1時30分にスタート。これを前に、恒例のサーキットサファリ、そしてセーフティカー導入のシミュレーションが行われ、観客はレース本番さながらの雰囲気を体感する機会を得て大喜びだった。

     

    午後の走行は開幕決勝を意識しながらも各車タイムアップ
     そして午後の走行は、ロングランに取り組むチームも多く、決勝レースを意識したセットアップ作業が進められた。一方では路面コンディションが改善したため、各車ベストタイムを更新することに。結果、午前中は12号車のみだった1分22秒台のタイムを上位5台がマークした。
    「まだセットアップの途中だし、タイヤ選択も続けてやっている状態なので、お互いのタイムを特別意識するレベルではない」とトップタイムをマークしたNo.18 ウイダー HSV-010の小暮卓史が言うように、「開幕戦当日にフタを開けないとわからない」状態ではあるものの、レース当日も僅差での域でのせめぎ合いに期待が集まりそうだ。
     終盤に入り、ポジション争いも小康状態だったが、ここへきてNo.31 apr プリウスGTが白煙を上げてストップ。配線関係のトラブルによるものだったが、赤旗中断を招いてしまった。その後10分もせずに走行が再開し、このままチェッカーを迎えるかに思われたのだが、終了直前に1台がコースアウト、再度赤旗中断に。加えてタイミング悪く通り雨が降り出したことから、コースへと繰り出すクルマはほとんどなく、このままテストを終えることになった。

     

     

    2日目のGT300はポルシェ、GT-Rが好タイムを記録
     GT300クラスは、初日同様、FIA GT3車両が勢いある走りを披露。午前のセッションでトップに躍り出たのは、No.15 ART TASTE PORSCHE(清水康弘)。今シーズンはタイヤをヨコハマにスイッチしたチームだが、2日間のテストの走りこみで方向性をつかんだようだ。
     午後に入ると、さらにタイムアップしたのがディフェンディングチャンピオンのNo.0 GSR 初音ミク BMWやNo.11 GAINER DIXCEL R8 LMS。さらに、今シーズン新しくコンビを組んで参戦するNo.3 S Road NDDP GT-Rもコンスタントに速さをアピールしてみせた。「クルマのポテンシャルのアベレージがとても高い」と初のGT3車両をドライブする3号車の関口雄飛。そして、「まだまだやることはたくさんあるが、出る以上はいい結果を当然狙っていく」と頼もしいコメントを残している。
     そして、トップタイムを叩き出したのは、昨日のセッション1でリーダーとなったNo.911 エンドレス TAISAN PORSCHE(横溝直輝)。シェイクダウンを含め、今回のテストが2度目の走行だったが、ドライ、ウェットともに安定したタイムを刻むことに成功。充実したテストデーを過ごし、開幕に挑むことになった。
    (3月18日入場者数:6,236名)

     


    ◎GT500 トップタイム
    小暮卓史(No.18 ウイダー HSV-010)
     クルマはどんどん良くなってきています。いい感じですね。ただ、まわりもポテンシャルがあるクルマばかりですから、開幕戦で楽にレースができるとは思っていません。今日は足回りを主にしたセットアップとタイヤチョイスなど、レース間近ならではの仕事をしました。2週間後の岡山に向けて、もういい緊張感を持っていますよ(笑)。クルマは確実に進化しているし、レースまでにまたよくなってくれると信じていますから、楽しみにしています。

    ◎GT300 トップタイム
    横溝直輝(No.911 エンドレス TAISAN PORSCHE)
     晴れでも雨でもトップタイムで終わることができてよかったと思います。開幕戦直前のテストとしては、いい仕事ができたと思います。チームのモチベーションもすごく高く、とてもがんばっていますよ。開幕でいい結果が残せればいいと思います。やりたいことはまだありますが、最低限のことはキチンとできたし、心配な要素もないし、今回のデータを持ち帰り、開幕戦の公式練習からいいスタートを切りたいですね。