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Race Report
2024.05.03
Rd.2 予選GT500:太田の快走でAstemo CIVIC TYPE R-GTがポールポジション!CIVIC TYPE R-GTは2戦目で予選1位に

Rd.2 予選GT500:太田の快走でAstemo CIVIC TYPE R-GTがポールポジション!CIVIC TYPE R-GTは2戦目で予選1位にの画像

第2戦 富士スピードウェイ:公式予選 GT500レビュー

2024 AUTOBACS SUPER GT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE』の公式予選が5月3日(金・祝)、静岡県の富士スピードウェイ(1周4,563m)で行われた。青空に富士山がくっきり見える好天の下、GT500クラスではNo.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)が、今季初参戦のCIVIC TYPE R-GTにとって初となるポールポジション(予選1位)を獲得。またGT300クラスではNo.88 JLOC Lamborghini GT3が予選クラス1位を獲得し、小暮卓史と元嶋佑弥が嬉しいクラス初ポールとなった。2チームは、明日5月4日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

□公式予選 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 GT500:Q1開始23℃/34℃、Q2途中22℃/33℃

 

■参戦2戦目のCIVIC TYPE R-GTがQ1でトップ3を独占する

 GT500クラスの公式予選Q1は、午後2時58分より10分間で行われた。コースオープンと同時に各車続々とコースに飛び出していく中、No.3 Niterra MOTUL Z(高星明誠)はやや遅れてコースイン。No.64 Modulo CIVIC TYPE R-GT(大草りき)も残り時間6分半を切ったところでようやくピットを離れた。一方、No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(名取鉄平)はアタックも行わず3周目で突然ピットイン。そのままコースに戻ることなくQ1を終えた。

 コース上ではNo.12 MARELLI IMPUL Z(ベルトラン・バゲット)がウォームアップ2周から1分27秒243を記録、続いてNo.3 Niterra MOTUL Z(高星明誠)も1分27秒134と自身が公式練習のタイムを上回ってくる。だが、公式練習トップのNo.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(太田格之進)がウォームアップ2周からこの日最初の1分26秒台となる、1分26秒737を叩き出してトップに躍り出た。

 続いてNo.8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀)も1分26秒973、No.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹)は1分26秒944と相次いで1分26秒台のタイムをマーク。トップの太田はさらに次の周で1分26秒709までタイムを縮めてみせると、8号車も1分26秒825をアタック2周目に記録する。

 この結果、Q1はトップが17号車、2位に8号車、3位に16号車と、今季デビューのHonda CIVIC TYPE R-GTが、Q1であるがトップ3を独占して富士に詰め掛けたファンを驚かせた。また4位はNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺)で1分27秒050、5位は1分27秒134の3号車と、TOYOTA GR Supra GT500勢、Nissan Z NISMO GT500勢も僅差で続いた。

 

 

 

 

 

 

■Q2のトップは逃すも合算タイムでAstemo CIVIC TYPE R-GTがポールを獲得!

 続いて午後3時54分からQ2が10分間で行われた。Q1で3位のNo.16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(佐藤蓮)が、最初にアタックに入っていったが1コーナーで痛恨のスピン。すぐに仕切り直して次の周に1分27秒366を記録したが、この時にコース上にイエローフラッグが出ていたということで、残念ながらこのタイムも抹消となってしまった。

 続いてアタックに入ったNo.8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(松下信治)は1分27秒969、1分27秒573と着実にタイムを刻むが、No.3 Niterra MOTUL Z(三宅淳詞)がウォームアップ1周から1分27秒205を叩き出してこれを上回る。さらにNo.23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正)は1分27秒077をアタック2周目に記録してこのセッションのトップに立ち、予選Q2はNissan Z NISMO GT500がワン・ツーを形成する。

 しかしQ1トップのNo.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大)も1分27秒222とこの2台に迫る3位のタイムを記録したため、Q1とQ2の合算タイムでは2分53秒931で彼らを上回ってトップに立つことになる。これでNo.17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)が第2戦のポールポジションを獲得した。

 Astemo REAL RACINGと塚越広大にとっては、2019年9月の第7戦SUGO(No.17 KEIHIN NSX-GT)以来、実に5年ぶりの、太田にとっては嬉しいSUPER GT初のポールポジションとなった。

 予選総合2、3位は合算2分54秒339でNo.3 Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)、同2分54秒359でNo.23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)が獲得した。TOYOTA GR Supra GT500勢の最上位は、No.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)の総合7位。前戦岡山で優勝したNo.36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は同11位となり、4日の3時間にわたる決勝レースでの逆転に挑むことになった。

 

 

 

 

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