マクラーレンが全戦の予選を制覇!! 連覇を狙うカルソニックは13位と低迷 10月26日、山口県・MINEサーキットで'96全日本GT選手権(GTC)第６戦(最終戦)MINE GT RACEの予選が行われた。決勝スタートは27日午後13時50分の予定。 午前に行われた予選１回目、開始10分も経たない内にNo.60ラーク・マクラーレンF1GTRのラルフ・シューマッハがコースレコード（１分28秒189）を一気に３秒以上更新する１分24秒847という驚異的なタイムをたたき出す。そして、シリーズランキング２位に付けるNo.60ラーク・マクラーレンF1GTRも１分25秒185と抜群の速さをみせた。 このマクラーレン勢に対抗したのがトヨタ・スープラだった。No.37カストロール・セルモ・スープラのE.コマスが１分25秒394と３番手、No.36カストロール・トムス・スープラのP.デ・ラ・ロサが１分25秒884で４番手とマクラーレンを脅かす。そして、予選終了10分前にNo.37コマスが再度タイムアタックを行って１分25秒256まで詰めるが、No.61にわずかに届かなかった。 昼前にはわか雨が降ったものの、長くは続かず再び日差しが戻ったことで、午後の予選２回目はドライコンディションで行われた。このセッションでもまずNo.60のシューマッハが１分25秒台のタイムでトップに。だが、彼自身も他の上位マシンも午前中のタイムを大きく更新できずに予選の終了を迎えた。この結果、シューマッハが今季４度目のポールポジションを獲得。また、マクラーレンにとってはシリーズ全戦でポールポジションを獲得するという、圧倒的な速さを記録したことになった。 一方、シリーズランキングトップでGTC４連覇を狙う、No.1 カルソニックスカイラインは予選13位と低迷。ランキング２位のNo.61のマクラーレンはフロントローを確保しただけに、決勝での苦戦は否めないだろう。 GT300クラスは、午前はNo.12パーソンズシルビアが１分31秒782とトップに立つが、午後の予選ではNo.6 imuraya BP MR2の土屋が１分31秒486で逆転した。 60 LARK McLaren F1 GTR 　　　　ラルフ シューマッハのコメント 「タイムを出した１回目の予選はもっと速く走れたと思う。でも結果としてポールポジションを取れたし、マシンの仕上がりも良いので、明日の決勝も期待している。MINEは今年フォーミュラ・ニッポンで２回勝ってるし、このサーキットは非常に気にいっているんだ」

●＊：Best Time Driver ●Time - "R"：Course Record ●C.Pos：Class Position ●WH：Weight Handy

参加台数 : 36 ／ 出走台数 : 32