Race Day Report Sunday, 5 Oct. 97 | |||||||||||||||||||||
■100 RAYBRIG NSX 朝のフリー走行で1分26秒台のトップタイムをマークした。 飯田 章「もちろん満タンでのタイムです。決勝でもこのくらいのペースでいけます。でも、前にブロックがうまい人がいるからなあ。なんとかスタートで前に出ないとね。今回はここまでまったくなんにも(トラブルが)なしなんですよ。逆にそれが怖いですね。レースはなにがあるかわかりませんから」
■910 ナインテンポルシェ 玉本秀幸「フリー走行のトップタイムはあんまりうれしくないよね(笑)。それよりも予選2位はエンギいいんですよ。ポールだと舞い上がっちゃって勝てるレースも取りこぼすことがあるでしょう。昨日の午後に試したセッティングはピーキー過ぎたんで、予選1回目のセットに戻したらベストバランスです。スタートは袖山さんで、若干早めに入れるかな。去年はリタイヤしたけど、MINEは西日本の頃から走ってますから(笑)。レースはタイサンと坂東さんのところとの戦いだから、2台の邪魔しないように先に行きますよ」
■21 ダンロップ-BP-BMW 朝のフリー走行でクラス2番手のタイムをマークするも、エンジントラブルを発生。今回は乗らない順番の一ツ山康によれば、「ニューエンジンなんだけど、ベンチかけなかったから、ガスケットがいっちゃって、これからエンジン載せ換えですよ。まあ、間に合うでしょう。弟(幹雄)が乗ってるときにタイムが出て、水野君のときはタイヤグリップしなかった」とのこと。
■6 ワイズダンロップ BP MR-2 藤田孝博「今までメカニックが一生懸命作ってくれたんで、クルマはそんなに悪くはないです。このサーキットはμが低いし、いつもホコリっぽいんですよ。フリー走行はボクの方が少し長く乗りました。満タンですから当然重くなるんですけれど、金曜にもロングランで乗せてもらってますから、その時の感覚を覚えています。スタートは加藤さんです。いい順位で渡してもらってペースの落ちないように走りたい。結構、加藤さんが多めに乗ると思うんですが、ボクは34秒台で回りたい。ここらで勝ちたいですね」
◎チャリティ募金を地元交通安全協会へ贈呈
全日本GT選手権では毎戦ピットウォークで、ドライバーたちとのポラロイド写真撮影会によるチャリティ募金、通称"ポラロイド・チャリティ"を行っている。
◎1998年シーズンのGTCスケジュール案 来年1998年の全日本GT選手権スケジュールに関しては、各サーキットからの開催申請があり、現在調整されている。暫定のスケジュールでは全8戦が予定されている。また、オールスター戦も11月に予定されているが、開催日時、サーキットは未定となっている。GT-Aとしては、98年はシリーズ7戦で行うことを既に決定しているため、今後の調整が注目される。
◎GT-Aがエントラント(GT-A会員)にアンケートを実施
来季の暫定スケジュールでは仙台ハイランドレースウェイでのGTC開催が予定されている。だが同サーキットに対しては、施設やサービス面で改善すべき点があるということから、施設の改善を前提に来季のGTC開催を受け入れるとしていた。このためGT-Aは、第5戦開催中に会員にアンケート調査を行い、より具体的な改善内容を確認し、同サーキットへ提案したいとしている。
■ヨコハマ 全車ソフト。構造は3種類。 事前テストの路面温度47度でも大丈夫だったのでソフトを選択した。スープラとバイパーが同じサイズのものを使っている。スカイラインはフロントに新しい構造を採用した。GT300は事前テストで良かった構造のものを採用。ほぼ前チームが同じソフト系。No.26タイサンスターカードRSRのみフロントがソフト、リアがミディアムを使用。GT500もGT300も交換が前提。
■ダンロップ 全車ソフト、2,3種類の構造。 思ったより路面温度が下がらなかったので、比較的ソフトなタイヤを選択した。GT500(No.5)はソフト系。GT300も全車ソフト系で、マッチングがよかった。両クラスとも交換が前提。
■ブリヂストン
ソフトとミディアムの2種を用意。スカイラインとポルシェがミディアム。スープラとNSXがソフトを選択。交換が前提。 ○決勝スタート直前(13時50分現在)
天気:晴れ 気温:25度 路面温度:33度
○リタイヤ(GTインサイドレポート班調べ)
■100 RAYBRIG NSX(総合2位) 飯田 章「スタートは結構良かったんですが、なかなか前に出れなくて。トムがブレーキをミスした隙に出て。あと、ウチの方がペースが良かったんで、恵二さん(No.18松本監督)が琢弥君に譲るよう指示を出してくれて。この辺はチームワークのおかげでした。ボクは2ヶ月くらいこのクルマに乗ってなかったんで、それまでテストをしてくれていた琢弥君たちのおかげの成績だと思います」 高橋国光「表彰台は久しぶりなんで、この味をかみしめてます。飯田選手がいい仕事してくれまして、ハンドルを任されたときは正直言って、しっかり走れるかなって心配もありました。で、前のクルマに少し追いついたんですけど、1つ簡単なミスをして、ホントみんなに申し訳ないと思います。マシンは全く問題なくて、私自身も久々に力が入りました。本当にすばらしい車を作ってくれたみなさんに感謝してます」
■37 カストロール・トムス・スープラ(総合3位) 鈴木利男「今回はピットでちょっと時間がかかっちゃて、まあ3位でしょうがないかなって感じですかね。ホントはもうひとつ上にいきたかったんですけど。クルマは途中からブレーキがちょっとキツくなっていたんですが、大きな問題はありませんでした」 関谷正徳「チャンピオンの可能性がまだあるんですか? そうですか、じゃあ次はペドロをF1に行かしちゃいましょう(笑)」
■71 シグマテック911(GT300クラス2位) 星野 薫「ウチのクルマはターボがついているから下からトルクがあって、スタートでうまく前に出ることができた。今年はこれまで6位が最高だったから、久々に表彰台に上がれてうれしい。ポルシェは壊れないし安定しているから、それが勝因でしょう。最終戦は、これも期待できるでしょう。トルクあるから30kgのハンデも問題ない」
■26 タイサンスタカードRSR(GT300クラス3位) 鈴木恵一「4コーナーでリアからドンと亜久里にぶつけられて、グラベルにはまったけど、なんとか出してもらった。2周ぐらいのロス。ぶつけられたの悔しいよね。最終戦はやるしかないでしょう。しょうがない」
■38 カストロール・セルモ・スープラ(総合5位) 竹内浩典「No.36に抜かれたときに3〜4台いたバックマーカーにちょっと当たっちゃって、エアジャッキが曲がっちゃったんでピットで時間がかかったのと、スローパンクチャー。バックマーカーどうしでもバトルやってるからリスクが大きい。テストは良い感じなんで、SUGOの最終戦はなんとかしたい」
■39 デンソーサードスープラGT 影山正美「まあしょうがないでしょう。レースですから。ポイントが逆転しちゃいましたけど、ゼッタイあきらめませんから。ハンデは関係ないっすよ。ウチより重いところだってあるんだし、それがこのレギュレーションのおもしろいところですから。クルマは、あの順位なりにはよかったです。とくにトラブルはありませんでした」 谷川達也「悔しいです。チームには申し訳ないことをしてしまいました。松田さんは、ボクと同一周回だと思っていたようです。さっき握手はしてきました。次は頑張ります」
■18 avex 童夢 無限 NSX 黒澤琢弥「悔しいかって? だいぶね。もう人と口もききたくないくらい。原因はわかりません。なんだかわからないけどオーバーステアになっちゃった」
■6 ワイズダンロップ BP MR2 加藤寛規「オイルに乗って飛び出したけど、それはリタイヤとは関係ない。なんかおかしいなといいながら走ってたら、ターボのブーストが上がらなくなった。いま、原因を調べています」 藤田孝博「行けると思ったんですけれど、今年はうまくいかないですね。勝てそうだったのに。乗れないと勉強にならないからつらいです。SUGOは全然違うコースですから、足回りをやらないと。でも、テストでは雨の中無茶苦茶速いんです」
■7 RE雨宮 SuperG RX7
松本晴彦「2番手になって回ってきたとき一発死んじゃって、その後は2ローターで走ってました。自分の乗ってるときは問題なかったんですが」
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